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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

首都感染

2020-02-25 18:17:30 | 
高嶋哲夫さんが書かれた「首都感染」を読みました。

この本は2010年に書かれた本ですが、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されているので、読んでみることにしました。

この本では、新型コロナウイルスと同様に、中国で発生した新型インフルエンザが全世界に感染される恐怖が書かれています。

中国から日本にウイルスが侵入するのを水際で防止するために感染病の研究者が政治家や官僚の反対にあいながら推し進めますが、完全に防ぐことができずに東京で新型インフルエンザが発生してしまいます。

このインフルエンザの感染力は強く、致死率も60%と高いので、研究者が東京からの全国への感染を防止するために、東京を封鎖するという対策を提案します。

当然のことながら、政治家や官僚は大反対しますが、首相や厚生大臣の賛成で首都封鎖を行います。

この封鎖により新型インフルエンザは終息しますが、そも被害は甚大でした。

都心封鎖で、封鎖エリアの住人720万人のうち、感染者420万人、死者58万人の大被害ですが、他の国はもっとすごい。

アメリカは、3億1000万人のうち、感染者2億1500万人、死者3650万人です。

中国は、14億人のうち、感染者8億4000万人、死者3億3600万人です。

世界人口68億人のうち、感染者54奥4000万人、死者11億7800万人です。

首都封鎖を実行した日本の被害が少なかったということでしたが、現実ではどうでしょうか。

新型コロナウイルスに対する政府方針が発表されましたが、ここⅠ~2週間が正念場という割には、対応策が従来と変化なく、国民にお願いしますの一点張り。

あまりにも危機感がない。

テレビ報道でも盛んに言われていることが、東京の感染者が少なすぎますね。

これはウイルス検査を申し込んでも保健所から断られて検査できないという苦情が多い。

これでは感染者数が少ないのが当然ですね。

東京オリンピック開催のために、感染者数を少なく見せているのではという声が多い。

ウイルス検査を民間試験機関に開放すればあっという間に感染者数が増加するのでは。

韓国の検査可能件数が一日5000件(これを2倍以上にするらしい)なのに、日本は一日3800件、少なすぎるでしょう。

民間試験機関を活用すれば一日1万件を超えるという試算もあるのに、やはり東京オリンピック開催のために、国民の生命、健康を犠牲にするのか。

ウイルスは忖度しないことが明らかになる。

世界に向けて現状の正直な姿を発信しなければいけません。

日本のメディアは信用できない。





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