サロベツ原野のあと、ちょっと日本海側を南下し、羽幌町に、
ここからフェリーで天売島(てうりとう)にわたりました。
天売島は羽幌町の西30km沖合に浮かぶ島で海鳥の貴重な営巣地です。
日本ではここでのみ繁殖するウミガラス(鳴き声から通称 オロロン鳥)が有名ですが、
今回は残念ながら飛んでいるところを目視のみ、写真には撮れず。
しかし、同じウミスズメ科のウトウとケイマフリをたっぷり観察できました。
まずウトウ。
天売島は40万つがいが繁殖する世界最大の繁殖地です。
3月頃ここにあらわれ、4月には卵を生み、5月中旬ころから孵化し始める。
このころから親鳥は夕暮れになると餌の魚を持って巣に帰るようになり、
7月中旬の巣立ちまでつづく。 巣立ちが終わると天売島からいなくなります。
毎日夕方くらくなると80万羽ものウトウが、餌をくわえて巣に帰ってきます。
これをみるガイドツアーがあるので参加。
この日(6/18)はあいにくの霧で全体を見渡せませんでしたが、ものすごい数のトリ。
自分の巣の近くで、くつろいで(?)います。 魚をくわえているのは撮れず。
ウトウの巣は、高台の陸地に生えているイタドリと呼ばれるダテ科の背の高い(2mくらい、上の写真)植物が
一面を覆っている場所にあります。 このイタドリの根元に巣穴がたくさんありそこで営巣してます。
カモメなどは、この密集したイタドリの中に入って行けず、ウトウが持ち帰った餌の横取りなどが出来ません。
このことがカモメなど外敵から身を守ることができる”高級住宅地”となっています。
翌早朝、小さな舟による野鳥観察ツアーに。
ウトウの餌取りは遠くまで行くとのことですが、少数の鳥が近くの海にいました。
近寄ると飛んで逃げます。
<ウトウ チドリ目 ウミスズメ科 全長38cm
水中を泳ぐのに適した短い翼を持っているため、離陸や着陸は不得意。
このため斜面や崖を助走して飛び立つ。>