茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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宝鏡寺

2010年02月19日 | Weblog
平成22年春の人形展
「幕末・宮廷の雅(みやび)」

現在春の特別拝観を行っています。
ここ宝鏡寺は和宮様ゆかりの寺院です。運よく拝観会期中に訪ねることができて嬉かったです。
宝鏡寺のことは、次のとおりです。
宝鏡寺は、西山(せいざん)と号し、百々御所(どどのごしょ)という御所号をもっている臨済宗単立の尼門跡寺院です。
 本尊は聖観世音菩薩で、伊勢の二見浦で漁網にかかったものと伝えられ、膝の上に小さな円鏡を持っている大変珍しいお姿をしております。
 開山は景愛寺(けいあいじ)第六世であった光厳天皇皇女華林宮惠厳(かりんのみやえごん)禅尼であり、応安年間(一三六八~七五)に御所に祀られていたこの聖観世音菩薩像を景愛寺の支院であった建福尼寺に奉納安置して、名前を改め開山したのが始まりです。
また寛永二一(一六四四)年、後水尾天皇々女久厳理昌禅尼(くごんりしょうぜんに)が入寺されてより、紫衣を勅許され、皇室とのゆかりが再び強まり、以後歴代皇女が住持を勤める慣わしとなりました。
和宮さまは、母方の祖父である橋本実久卿がお亡くなりになった際には、宝鏡寺に住まわれていたこともあって、こちらには数々のゆかりのお品があり楽しかったです。

ボランティアの方々や資料からちょっと熱心にメモって新たな発見ができました。
この庭で遊ばれていたのかと思ったら少々感無量でした。可愛らしいお庭でした。
宜しかったらぜひ足を運んで下さい。


◎主な展示品
有職雛(狩衣・袿袴姿 第二十四世三麼地院宮御所持 江戸時代後期) 
四季花鳥図絵巻 (円山応立筆 皇女和宮御遺愛品 江戸時代後期)
葵御紋付天目台(皇女和宮御遺愛品 江戸時代後期)
打掛(皇女和宮御遺品 江戸時代後期)
黒塗鳳凰牡丹文蒔絵文箱(皇女和宮御遺愛品 江戸時代後期)