堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

新町 川端家住宅

2011-08-17 11:51:40 | 日記・エッセイ・コラム

8月6日はあることの調査についていき、

群馬県新町にある「川端家住宅」を見学する機会に恵まれた。

ここは登録有形文化財に指定されていて、普段は非公開です。


川端家は古くからこの地の豪農で、明治中期は横浜で生糸貿易をおこない、

財を成したといわれています。

その250年も経つ古い自宅や蔵をとても素敵にリフォームされて住まいにしているとお聞きし、

楽しみにしていった。


まずお庭からなんともいえないエキゾチックな雰囲気で素敵です。


Img_1931


中にはいると、ワーッという感じで見回してしまうほどのインテリアです。


Img_1894 居間


Img_1899 食堂


Img_1920 キッチン


Img_1903 寝室



以前の写真をみせてもらうと、なんとここは養蚕農家。

屋根や外壁、躯体はそのままで、中がこんなに素敵になるなんて、考えられない!


ご主人が設計をして天井を抜いたり、階段をつけたり、

奥のほうは暗いのでトップライトをつけたりしています。

奥様がインテリアコーディネーターで、

内装をアジアンテーストにして、たいへんおしゃれにまとめられています。


Img_1900 書斎


Img_1917_2 書斎


蔵に残されていた古い家具や椅子をペイントしたり、屏風や掛け軸も再生させて、

ここかしこに置かれています。


いくつもある蔵も拝見。


Img_1916 蔵入り口


主屋と廊下でつないで、そのまま行かれるようにしてあります。

もともと畳敷きであった豪華な蔵は、本当に住むためのものだったよう。


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それ以外の蔵もソファーを置き、ライトを飾り、素敵な部屋に変身しています。


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そして最後に当時のご当主が10年かけて宮大工に作らせたという、

「離れ」に案内していただいた。


Img_1941 離れ


豪勢です。

圧倒的な風格があります。

総2階の純和風建築で、接客用だったということです。


Img_1948 離れ1階


Img_1964 離れ2階


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Img_1965 廊下


普請道楽の極みですね。

すみずみまで本当に手の込んだ造りになっています。



案内してくださったご夫妻はこの家をただ残すだけではなく、

先祖がつくりあげたものを、当時どうやって使っていたのだろう、ということまで考えて、

快適に生活感のある住まいとして維持されている。

たいへんなことだろうとおもう。

本当にこの家に愛情をもって手入れされているのが言葉の端々から感じられた。


家ってそこに住む人のセンスが表れるな~とつくづくおもう。

壁や家具に直接絵を書いてしまう才能はうらやましい限りだが、すごく刺激され、

我が家も時間をかけて、ひとつづつ自分の気に入ったインテリアで飾っていこう、とおもった。


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