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ウディ・アレン監督『ブロードウェイと銃弾』その3

2014-12-28 15:47:00 | ノンジャンル
 今日は、ビル・エヴァンスとスコット・ラファロが最初にレコーディングをしてから、ちょうど55年目に当たります。改めて、彼らが生んでくれた音楽を祝福したいと思います。

 さて、また昨日の続きです。
 『10月12日、ボストンの初日。エレンもヴァレンテも観客席に。オリーブが間違えぬように!』。芝居は絶賛され、ヘレンへはビリー・ローズから蘭が届けられます。ワーナーは友人たちにレストランに先に行き、注文をしておいてくれと言います。オリーブは無理矢理ワーナーを自分の楽屋に引っ張り込み、服を脱がしますが、ヴァレンテのノックで、ワーナーは戸棚に隠れます。店に飲みに行こうと言うヴァレンテに、疲れたと断るオリーブ。そこにイーデンがやって来て、オリーブにいくつかアドバイスをしますが、イーデンの犬は戸棚に吠えかかります。「戸棚に男でもいるのか?」と言うヴァレンテに、オリーブは「一杯だけ付き合う」と言い、「どこの男だ?」と言うヴァレンテに「馬鹿な冗談は止めて」と言います。ヴァレンテが出て行くと、オリーブはワーナーを窓から逃がしますが、外に出た下着姿のワーナーはファンに囲まれてしまいます。
 オリーブが問題だとデビッドに語るチーチ。とにかくヒットしたのだからとデビッドは言い、クビにはできないとも言います。
 『NYの初日が近づくにつれ、皆の緊張が高まった。ワーナーとイーデンが衝突。それが思わぬ結果に』。ドッグビスケットを盗んだわね、とイーデン。侮辱だとワーナー。ワーナーのポケットからドッグビスケットを見つけたイーデンは、ワンちゃんのミルクも盗んだと言います。彼らのケンカに巻き込まれたオリーブは手首を痛め、デビッドから「医者を呼ぼう。マチネーは休演を」と言われます。舞台は成功し、ジュリアンはデビッドに「舞い上がるな。あの役はオリーブのものだ」と言いますが、デビッドは「チーチの言った通りだ。オリーブは替える」と言い、ジュリアンに「ヴァレンテを怒らせるな」と言われます。
 ニューヨークへ向かう列車の中、「ボストンでのテスト公演は瀕死の状態だったのが、奇跡が起きて芸術作品になるのを何回も見て来ている」とデビッドに語るヘレン。「僕らのことをエレンに話す」と言うデビッドに、ヘレンは「優しくしてね。成功は目の前よ。抱いて」と言い、また「何も言わないで」とデビッドの口を塞ぎます。
 エレンは「ヘレンと寝てるの? ゴシップ記事に書いてある。このシガレットケースも何?」とデビッドを追及し、デビッドは言い訳をします。デビッドは脚本家仲間のフレンダーにどうしたらいいか相談すると、フレンダーは「やりたいようにやれ」と言います。
 ヴァレンテはオリーブは大スターなのだから台詞を増やせとジュリアンに言い、好評な芝居はいじらない方がいいとジュリアンが言うと、ヴァレンテは膝に釘を刺してやると言います。
 チーチはオリーブを車に乗せ、埠頭につれていくと、そこで射殺します。
 『10月25日、明日は初日。通し稽古なのにオリーブは現れない。彼女の代役を舞台に上げた』。チーチも現れず、オリーブがやくざ抗争の犠牲として殺されたとの一報が入ります。
 デビッドはチーチにオリーブを殺したことを責めますが、チーチは俺の芝居は汚させねえと答えます。
 デビッドはヘレンに恋していることをエレンに告白すると、エレンもフレンダーと寝ていて、私も恋してると言います。フレンダーは素晴らしい知識人で、自分だけのモラルを持っていると言うエレン。
 デビッドはヘレンの楽屋を訪れ「幸運を!」と言うと、ヘレンは今後は私の別荘で創作をと述べた後、急に役に入り込みます。
 ヴァレンテはチーチを呼び出し、「初日の幕が開いた時間だ。オリーブもスターになれたのに」と言って、オリーブの死についてチーチを追及しますが、チーチは言い逃れて去ります。手下はオリーブが殺された埠頭はチーチのお気に入りで、チーチがオリーブとデキていたのではと言い、ヴァレンテはチーチを始末しろと言います。
 ジュリアンは舞台を見て「素晴らしい出来だ。札束の匂いがする」と言います。チーチは追っ手から逃れますが、舞台裏で射殺されます。デビッドに脚本の最後の台詞を伝えるチーチ。
 舞台は絶賛され、ジュリアンもヘレンも大喜びです。デビッドはフレンダーの部屋の下の路上からフレンダーを呼び出すと、エレンも顔を出し、やがて向かいのアパートに住む女も口論に加わりますが、結局エレンはデビッドの許に戻ることになり、デビッドは「エレン、君を愛してる。僕はアーティストなんかじゃない。結婚しよう」と言うのでした。

 画面を意識することはほとんどありませんでしたが、軽快なコメディとして楽しめました。
 
 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/