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サム・ペキンパー監督『ダンディー少佐』その4

2014-12-17 15:27:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 『1865年1月9日、ゴメス軍曹たちが戻った。子供はもう心配ない。だが状況はよくない』。新たな墓。少佐「奴はもう逃げてない。待ってる」。乗馬する兵士たち。行軍する兵士たち。
 『1月10日、昨夜また2名死んだ。休まないと負傷者は危ない。我々も帰れなくなる。南北戦争が遠いものに見えた』。タイリーンが戻り、「フランス兵が10~15名で占領している。正規軍だ」ポッツ「本隊まで6時間。兵力は約300名の槍騎兵だ」少佐「朝、村に入る」。
 骨をあさる痩せた犬2匹。村に入る少佐ら。縛り首の村人2人。広場で下馬し、戦闘準備をする。広場にも縛り首の村人3人。少佐は砲撃の照準を合わさせ、軍旗を立てず、ポッツに「手短にしろ」と言い、縛り首の3人の遺体を降ろす。ポッツは大声でフランス軍がいる建物に「出て来い!」と言うと、出てきた司令官に「ダンディー少佐率いる合衆国騎兵隊だ。5分以内に武器、食糧を捨てて降伏しろ」司令官「何を無茶な。友好国に対する侵略行為だ。国際法違反だ」「坊や、少佐は弁護士じゃない。あと4分だ」と言って、ポッツは去り、司令官も建物に戻る。少佐「村長と話したい」。女性が出てきて「またなの? アパッチに襲われ、次は山賊に流れ者、フランス軍に解放されたら、今度は騎兵隊。でも遅かった。あげるものはないわ。食べ物も銃も女も。狙いは女? だから軍旗を立てずに来たのね」「君は何だ? メキシコ人じゃないな」「夫は医者でした。でも革命党に関わって死にました。(絞首台を示して)あそこで殺されたんです」「気の毒だが我々も長旅をして馬と食糧が必要だ。兵は飢えてる」「村人も飢えてます」。タイリーン、村人と話し「何でも分かち合うとさ。わけても空きっ腹を」女性「診療所の子供を見れば飢えが病気と分かるわ」少佐「撃て!」砲撃が建物に対して行われる。建物は破壊され、フランス軍は降伏する。少佐「ラバを2頭殺せ。それと兵舎の中の物も村人に分けろ。こちらにも。あなたの名前は?」「テレサ・サンチアゴ」タイリーン「よろしく」手にキスする。「美人がいるこの村は豊かです」少佐「タイリーン!」タイリーンはもう一度手にキスする。少佐「タイリーン!」タイリーンに剣を投げ、タイリーンは受け取り、「女王万歳」と言う。
 『食糧を求めて入った村で逆に与え、村人に感謝された』。村人と仲良くする兵士たち。『負傷兵はドイツ女性の手当てを受けた。美人だ。メキシコ美人も大変優しくて若かった』。尻の傷の手当てを若い女性に受ける兵士。服を煮る兵士。身綺麗になったタイリーン「征服者に乾杯」少佐「紳士らしくなった」「戦後はバージニア有数の大地主タイリーンだ」「まだ早い。今夜は皆へべれけに酔っぱらうだろう。捕虜は逃げて助けを呼ぶ。だが朝までは気づかん。明日は主客転倒。フランス軍がこの乱れ切った不正規軍を叩く。だからその前におさらばしなくてはな」「君は古今まれな天才戦略家か、あるいはメキシコ1の大馬鹿だ」「確かに」「君は解放者の気性がない」「ないか?」。祈る村人。踊る村人。ごちそうにありつく村人。村の女性と踊る兵士。カップルもできている。兵士は少佐に「祭りに参加しなくては」。少佐はテレサとダンスをする。グレアムが少佐の肩を叩く。少佐「中尉、立哨は?」「交代です」「行け」。また肩を叩く。「少佐殿、衛兵を増やさないと捕虜が脱走しかねません」「意見は聞きおく。行ってよし」。また肩叩き、「いえ、私もダンスを」「酔ってるのか?」。グレアムはうなずき、テレサと陽気なダンスを始める。少佐は去り、捕虜の建物を見る。
 朝。テレサ「お別れとお礼を言いたくて。生きてるって素晴らしいことね」少佐「君は今後もここに?」「さあね、夫と知り合ったのはウイーン。親は結婚に反対で、だからもう縁は切れてるし、私がいないとリンダ1人ではまだ頼りないの。タイリーン中尉にもよろしく」「伝える」「ダンスの申し込みがウイーンの舞踏会みたいで楽しかったわ」「気どり屋だ」「きっと夢多い人なのね」「堕落してる。私が救う」。キスする2人。少佐「感謝してる」「私の方こそ」「この次は気取る」。少佐、去る。(また明日へ続きます…)…

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/