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北尾トロ『もいちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ』

2008-12-24 15:39:54 | ノンジャンル
 昨日の報道で、22歳の沢尻エリカさんが44歳のメディアクリエーターと年明けにも結婚することを知りました。以前から噂はされていましたが、エリカさんの母も了承済みで、今年の4月からロンドンで同棲していたようです。ダブルスコアの相手と、才能ある女優が、大した代表作も残さないまま引退なのでしょうか? もったいない話です。

 さて、北尾トロさんの'08年作品「もいちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ」を読みました。北尾トロさん、カメラマンの中川カンゴローさん、編集者の平野勝敏さんの3人で、修学旅行の定番の地を中年となった今に改めて旅して回った記録です。
 行ったのは、京都、奈良、小豆島・琴平・岡山・倉敷、宮島・広島、長崎・平戸、熊本・阿蘇・別府、宮崎・鹿児島、日光、松島・山寺・会津若松、平泉・花巻・角館・男鹿・八郎潟・十和田湖、函館・洞爺湖・昭和新山・札幌、網走・屈斜路湖・摩周湖・阿寒湖・釧路湿原、伊勢・鳥羽・二見・志摩、金沢・輪島、東京、鎌倉・箱根、秋芳洞・萩・津和野、飛鳥・斑鳩、釜山・慶州・扶余・ソウルです。当然これは行き過ぎな訳で、本のボリュームから逆算していっても、一ケ所あたりの記述が少なくなり、まるでブログを読んでるようで、訪問地の魅力がほとんど伝わってきませんでした。読んでいて訪れたくなったのは、写真が見事だった、十和田湖近くの奥入瀬渓流と、その美しさに著者たちが思わず見入ってしまった、慶州の石窟庵の釈迦像ぐらいでした。
 それから、これはどの本も多かれ少なかれそうかもしれませんが、読んでいて気になったのは、この旅が本を作るために企画されたものだということです。「男の隠れ家を持ってみた」もそうでしたが、書くネタに困って、無理矢理立ち上げた企画のような気がして、それもこの本を安っぽくさせている一因なのではないかと、思ってしまうほどの出来の悪さでした。
 北尾さんの本はもっと面白いはずだったのに残念です。次回作に期待です。