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クリント・イーストウッド監督・主演『トゥルー・クライム』

2008-12-28 15:50:02 | ノンジャンル
 昨日の夜、NHK・BS2で放送された、パフュームのライヴは、ひどい番組でした。カットがすごく多く、短いとろこでは1小節ごとに刻まれている始末で、フリが魅力のパフュームを見たい人にはフラストレーションのたまるものでした。彼女たちの最初の武道館ライヴをこんな形で放送したNHKのディレクターには、頭を丸めて出直していただきたいと思います。

 さて、クリント・イーストウッド共同製作・監督・主演の'99年作品「トゥルー・クライム」をDVDで見ました。
 凄腕で女好きの新聞記者エベレット(イーストウッド)と飲んでいた同僚の若い記者ミシェルは、翌日の夜に死刑にされる黒人のビーチャムを取材するはずでしたが、自動車事故で死んでしまい、その仕事をエベレットが継ぐことになります。ビーチャムに関するブリーフィングを受けたエベレットは、彼が無罪であることを直感し、死刑判決の決め手になった白人の証人に会い、その証言の矛盾点を突きますが、その証人から同意は得られません。エベレットはビーチャムに最後の面会に行き、当日のことを聞くと、コンビニでトイレを借りている時に銃声が聞こえ、トイレを出ると既に店員が撃たれていたと聞かされます。エベレットは検事から、現場に少年がいたことを聞き出し、ミシェルの実家でその少年の住所と名前を見つけます。そこへ行ってみると、その少年も黒人であり、3年前に殺されていました。負けを覚悟したエベレットは、自分の別居中の妻子を訪ねると、妻はもう疲れたと言い、エベレットに別れてくれと頼み込んで泣き崩れます。エベレットは禁酒禁煙を破り、バーのカウンターでテレビを見ていると、殺された女性がしていたペンダントを死んだ少年の祖母がしていたことに気付き、車を飛ばして少年の実家に行き、少年の祖母を証人として車に乗せて知事宅へ向かい、寸での所でビッチャムの死刑執行を食い止めることに成功します。事件は解決し、エベレットはまた女性に声をかけ、家族とクリスマスを楽しむビーチャムに街角で出会うのでした。
 実話に基づいた映画です。リアリティにあふれ、ブルーがかった撮影も素晴らしく、イーストウッドの好きなジャズ音楽もいい雰囲気を醸し出していました。冤罪、家庭といったことがテーマですが、スリルあふれる娯楽映画として見ても楽しめると思います。エベレットの上司役で白髪となったジェームズ・ウッズがイーストウッド映画にデビューしていました。イーストウッドの代表作の一つとなる映画だと思います。オススメです。