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阿曽山大噴火+辛酸なめ子『B級裁判傍聴記』

2008-12-15 18:53:28 | ノンジャンル
 昨日フジテレビで放映された「堂本兄弟」で、ゲストの中川翔子さんが質問を受けている時、バックの暗がりに写っていた深田恭子さん、素の表情に戻っていたのか、とても美しく、ゆっくりまばたきする様に見とれてしまいました。いつかお会いできる時が来たらいいな、と本気で思うほどの、この世のものとは思えない美しさ。改めて、26才のフカキョンの魅力に魅せられました。それから、大槻ケンジさんって、若い頃、なんとあのテクノ・アイドル・グループ、C-C-Bのメンバーだったんですね。初めて知って驚きました。

 さて、阿曽山大噴火さんの新刊「B級裁判傍聴記」を読みました。辛酸なめ子さんとの対談があるので共著ということになっています。
 ほとんどは今までの阿曽山さんの本と同じく、簡単な傍聴記です。内容もあまり変わり映えしなく、裁判の内容もご本人が言うほど面白いとも思えません。まえがきで「法廷の中には、人生で必要なものがたくさん詰まっているんですよ。これ以上の社会勉強はないと思うんだよなぁ。」と書かれているわりには、弁護人や検察官、裁判長、被告人らの変わった発言を面白がってる程度です。また、これも以前に書いたかもしれませんが、文体が稚拙で、内容の面白さが今一つこちらに伝わっていないのでは、という危惧もあります。「~である、と。」「~でした、と。」という表現が多く出てきますが、私はどうも違和感があり、未だに慣れません。
 そんな中でも私でも面白かったのは、車のグッズコレクターの窃盗犯が「もう二度としません」と言っている、その背中にデカデカと「ダンロップ」のロゴが見えてしまっていたというところ、痴漢をめぐる裁判で、検察官と被告人が「パンティ」「パンティ」と連呼するところ、「社会に出ても、特別に真面目にやろうとは思ってないです」「他人に迷惑かけないって、約束できないです」、最後の一言を裁判官に求められて「まぁ、自分、ハンパじゃないすから!」と訳分からない発言に終始する被告人、名古屋地裁の食堂にタレントのサイン入りお盆が飾ってあること、ぐらいでしょうか。最後の辛酸なめ子さんとの対談も、辛酸なめ子さんの「弁護士の人って声が裏返りがちで、童貞っぽい人が多かったのが萌えでした。」という発言が面白かったのと、来年5月に始まる裁判員制度で、裁判員がもらえる日給が8000円で、3日程度の拘束だと知ったこと以外は、今までの阿曽山さんの本の内容の繰り返しでした。
 ということで、初めて阿曽山さんの本を買う方にはオススメですが、そうでない方にはあまりオススメできません。辛酸さんの絵もちょっと載ってたりするので、そういう点ではオススメかも。