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睡眠時間は変わりつつある!

2008-12-17 15:40:55 | ノンジャンル
 12月14日の朝日新聞の別冊「be」に、年齢別の睡眠時間の変化に関する、面白いグラフが載っていました。
 '06年の総務省統計局の統計で、5年きざみで睡眠時間の推移を見てみると、25~29才では男女ともに平均7.5時間程度眠っているのですが、年齢が進むに従って睡眠時間は減っていき、男女ともに45~49才で最も短くなり(男性7.3時間、女性6.9時間)、その後は年を経るにしたがって増加し、75~79才では、男性8.8時間、女性8.3時間となります。そして、これまでの記述で分かるように、30才以降は常に女性の方が睡眠時間が短く、その差は25~29才の0時間から広がりを見せ、45~49才で0.4時間まで拡大し、その後はほどんど変わらない差のまま推移していきます。
 このことから分かるのは、女性の方が男性よりも活動的だということです。子育ての時期は、子育て、家事で時間を取られるのは分かりますが、その後も、起きている時間が長い、つまり男性が寝ている間に何か起きてしている、それはただ単にのんびりしているのかもしれませんし、好きなことをしているのかもしれません。ちなみに、私の母も、家事で忙しい、忙しいと言っておきながら、こっそり見ると、のんびりと手紙を読み直してみたり、テレビに見入っていたり、長々と風呂に入っていたりと、時間を好きなように使っているようです。
 そして、もう一つのグラフ。'96年と'06年を比べて、25~39才の年代を除けば、どの年代でも睡眠時間が減っているということです。そして男性はその減り方が45~54才をピークにして、以後減少傾向にあるのに対して、女性は50~54才まで減っていき、その後減り方が鈍化していき、65才以降はまたどんどん減っていきます。
 25才から34才にかけては、'06年の方が'96年に比べて男女とも寝ているというのは意外でした。やはり若者にとって、最近は起きているよりも寝てしまった方が楽しいということなのでしょうか。また、それ以降に関して、男性は働き盛りの45~54才の時に最も睡眠時間が減ってきていて、その後年齢を経るにしたがって、減る時間が少なくなっているのはうなずけますが、女性が65才以降、どんどん睡眠時間が以前に比べて減ってきているというのは、それだけ老人でもできる楽しみが増えたことを意味しているのではないかと思いました。介護制度が以前に比べて充実してきていることが、それの一助となっているような気がします。
 いずれにしろ、いろんなことを考えさせてくれる、面白いグラフでした。