山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

カメムシ

2012-11-25 | 動物
田舎生活でいやな虫の一つがカメムシである。
秋も深まってくるとカメムシが家の中に出現する。

このあたりでは、なぜか「おじょうさん」と呼ぶ。
同じ出雲でも、「おじょろさん」とか「じょうさんむし」とか呼ぶ所もある。

縁側のカーテンを広げてみるとたくさんいた。
越冬のために窓付近から入りこんだようだ。

全部の窓ガラスに網戸を付けてからはかなり減ってきてはいるけど、
古い家なので、カメムシが入るすき間もあちこちあるかもしれない。

触ると、何ともいえない悪臭を放つのでたちが悪い。
あの臭いは、仲間に対して警報の役割があるらしい。

しかし、一匹が臭いを発しても、ほかのカメムシが逃げる気配はない。
もう越冬の体制に入っているからだろうか。

はたいて外に出してもよいが、また入ってくる可能性がある。
一匹ずつ触らないで処理する方法はないかと考えた。

そこで思いついた方法は、フタ付きの空き缶を使うことにした。
空き缶に水などを入れて、カメムシに近づけ、フタでかき入れる。

水の中に落ち、すぐには逃げれないので、次々と入れていく。
取り終わったら、フタをしてしばらく置いてから処分する。

こちらでもカメムシが多いと大雪になると言われているが、
網戸の影響もあるので、昨年と単純に比較しにくいがどうだろう。

カメムシと大雪の関係は、これといった裏付けはないようだが、雪は少ない方がいい。
大雪になると除雪してもらわないと孤立してしまう。




キウイ収穫

2012-11-24 | 農業
母が知り合いからキウイをもらって帰った。
わが家も収穫しなくてはと、母が手の届く範囲で収穫した。

高いところは私の仕事である。
この機会に欲しかったアルミ三脚を買うことにした。

開店したばかりのホームセンターに行ってみたら、なんと広告商品だった。
8号サイズが3割引であり、迷わず購入して帰る。今日はついている♪

さっそく、使うことにしたが、斜面が急なところは四脚の方が便利だった。

 

今年も、たくさん収穫でき、さっそく姉妹や子供に送ることにした。
わが家のは果肉が緑色の品種(ヘイワード)で、摘果もしなかったので小さい。

摘果はピンポン球くらいのときするようだが、つぼみのときがよりいいようだ。
摘果すれば、糖度も増すようだが、いつもほったらかしである。

見た目では熟しているかどうかわからない。
通常は収穫してから、常温でしばらく追熟させてから食べる。

キウイの食べ頃は、タテにして上下を人差し指と親指ではさんで持ち、
タテに押してみて少しへこむようなら芯まで柔らかく熟しているそうだ。

だいぶ柔らかくなっているようなので、切ってみたらきれいな緑色であった。
さっそく食べてみると、まずまずの甘味とさわやかな酸味もあった。

食べる前に冷蔵庫で2~3時間冷やすと、よりおいしく食べられるようだ。
キウイは、風邪、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、がんの予防効果があるようだ。

なかたばこ

2012-11-23 | 風習
こちらでは、10時と15時にお茶を飲む習慣がある。
出雲弁で「なかたばこ」あるいは単に「たばこ」という。

「10時になったけん、たばこすーか」ってな調子で。
都会にいるときは、そんな習慣がなかったのでとまどう。

都会では、お客さんが来られたときとか、ちょっと休憩したいときくらいで、
10時とか、時間を決めて飲むことはなかった。

農家では肉体労働をするので、途中休憩は必要である。
たいして働かなくても習慣でお茶を飲むようになっている。

昔は番茶と漬け物であったが、最近はコーヒーやお菓子もある。
間食の習慣がないものにとっては、飲物だけで十分である。

お菓子など食べないと、母に「なんで食べないか」と不思議がられる。
10時、15時、さらには夕食と寝るまでの間と3回も間食タイムがある。

胃や腸が休まる暇がなく、健康上よくないし、お菓子に含まれている白砂糖や
人口甘味料は、血液を汚し、骨ももろくするなど害があると説明するけど…

みんなが食べているし、健康診断でどこも問題ないときているので、
おかしなことを言っているなと、聞く耳はないようだ。

お茶の花

2012-11-22 | 植物
自治会のすもも園と隣地の間は何年も草刈りをしておらず、
草木が成長し、それをクズ(葛)がおおいつくし、ひどい状況になっていた。

この土地も自治会で借用しているようであり、
何とかしなくてはと気になっていたところである。

家の周りや道路の草刈りも終わったので、
義兄たちにも手伝ってもらい刈り取ることにした。

元水田で1反(300坪)近くあるので、相当な面積である。
3人が草刈り機、1人がチェンソーで対応することにした。

午前中かかって何とか終えることができた。
背丈以上の草木を刈り倒していたら、白い花を咲かせた木が現れた。

 

よくみるとお茶の木であった。野生なので2mはありそうである。
昔はどこの家庭でもお茶を作っていたそうなので、その子孫が成長したのだろう。

お茶の木はツバキ科の植物なので、ツバキによく似ている。
わが家にもお茶畑があるが、番茶用に摘み取った後は刈り込んでいるので花が咲かない。

なかなか見る機会はなかったので、草刈りのごほうびかもしれない。
お茶の木もクズにおおわれていたが、取り除いてもらって喜んでいるみたいだ。

小学校再編問題

2012-11-21 | 地域活性化
町内には二つの小学校があるが、過疎化、少子化の影響で、
児童数・学級数が過小規模(0~5学級)となっている。

このたび、市教育委員会において再編方針が策定され、
町内の二つの小学校は統合する方針が示された。

再編により適正規模(12~18学級)に近づけることにより、
教育の充実を図ろうというものである。

適正規模というのは、1学年2~3学級とういうことだろうが、
望ましいという程度ではないだろうか。

1学級の小学校と2学級の小学校で、
そんなに問題となるような差が生じているのだろうか。

規模は小さくても、地域と一体となった教育も可能であり、
よりきめ細やかな教育が可能とも考えられる。

該当する小学生の意見や卒業生の意見なども聴いてみてはどうだろう。
今後、保護者への説明がなされ後、地元の検討委員会で検討されていく。

最終的には、地域性も考慮し、子供にとって一番よい教育環境を考えるべきであろう。
しかし、市の厳しい財政事情を統合の理由の一つにあげられているのがネックである。

一方、地域活性化の観点からはどうだろう。
やはり小学校がなくなる地域は影響が大きい。

人口減少に歯止めをかけるべくUターン、Iターンを期待しているところは特にそうだろう。
やはり、小さい子供を持っている家族は、小学校近いことを望むだろう。

統合される小学校の地域には、反対の意見の人も多いと思う。
そのためには、将来的に、何とか6学級を維持できるような地域活性化策が必要となろう。