先日パスポート申請用の写真を撮って来た。
本当は美容院後に行きたかったのだが、美容院が連休を取りやがったので仕方ない、
頭の上の方がかっきり白と茶色にプリンが出来ているがもうそんなこと気にしてる場合ではないのだ。
「パスポートは10年使うから良い写真じゃなきゃ」などと思っていたが、
よく考えてみればこれを見る人は一生に一度会うだけの出入国係官とか空港の人だけなのだ。
もうどんな写真でも構わない。
とは言え、駅などの狭いブースに入って撮るインスタント写真は自信がない。緊張するし。
ということでカメラマンさんが撮ってくれるスタジオを探して飛び込んできた。
そこは幸いに若い女のカメラマンさんだったので緊張せずに済んだ。
撮る直前にパスポートの写真は微笑んではいけないのだということを唐突に思い出した。
カメラマンさんにも「笑わないで下さいね」と言われたが、写真を撮る時って大抵微笑まない？
何度も「まだ微笑んでいますねー」「ほんのちょっと右下に首をかしげて」「カメラのここを見て」
などとくる指示に対応するのもものすごく難しいものだ。
終いには「目力が強いのは良いことですが、もうちょっと眉間の力を抜いて」と注意された。
撮り終えたのを見せてくれて選ぶのだが、確かにどれも眉間の力がすごかったのでビックリ。
しかも笑っちゃいけないと言われて作った顔はどう見てもふてくされ顔。
もうしょうがない。どれでもいいのでカメラマンさんに選んでいただいたよ。
そして普通仕様で十分と思っていたが、300円高い「コラーゲン仕上げ」というのの場合の
仕上がりを見たら「そちらでお願いします！」と即答。
それほど普通仕様が酷かったのよ…頭の白髪もプリンも鮮明だし…。
これが小さくなってパスポートにパッケージされたらなんとかボンヤリとなることだけを祈る限りだ。
