ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

past

2016-03-12 20:07:04 | 日常
あれから五年。
同じ金曜日。
あの日と同じようにピアノの先生のお宅にレッスンに行った。
レッスンから帰って来て地震が来て、先生のお宅の界隈は液状化現象で水が出なくなったりしたのだったっけ。
私の方は、三時からレッスンの子が大泣きしながらやって来て、そのまま「無理」とお母さんと帰って行った。
その子は次の年には一家で中国地方のご実家へと移住した。
わざわざお母さんが「迎えに行かないと学校から帰れないみたいなので今日はお休みです」と
言いに来てくれた生徒は別の曜日に移ったけれど、もう高校生だ。
金曜日にの生徒はみんな家の教室に来て長いと思っていたが、「まだ小さかったから全く覚えていない」と
言っていた小学生もいた。そうか五年って短いようで長い。子供はこんなに育ってしまうのだ。
そうだ、五歳の子だったら地震に遭っていない子ももう存在しているはず。
そうしてどんどん過去になる。
私は全く変わらない日々を過ごしていようとも、知らない内に時間は経過しているのだ。

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