バイト先に向う道を急いで歩いていたら前にいたサラリーマンのおじさんが急に何かをブツブツと
囁き出したと思ったら車道の方に歩いて行った。
「もしやおじさん、壊れちゃった?」と危惧したら、おじさんはやおら姿勢を正し、道路を挟んだ向こうにある
神社の鳥居に向ってきちんとお辞儀をしていた。
ほっとして先を歩いていたらおばあさんに道を尋ねられたのが、よくわからないので「他の人に聞いて下さい」と
言ったら、後ろからさっきのおじさんが「どちらまで?」と聞いてきて助けとくれた。なんとカッコ良い!
ジェントルマンはいた。
そしてバイト先に週一くらいでやって来る年の頃は50代、おっとりして丁寧な女性。
こちらは店のそばにある有名高級和菓子店でお遣い物を買った帰りに立ち寄って下さるのだが、
必ず私達にもそこで買った和菓子を下さるのだ。いつも違う種類。
ここのお菓子がお値段が結構することは私も知っているゾ。
なのに「だって美味しいですものね~。皆さんに食べていただきたくて」と上品に優雅に下さるのだ。
しかし彼女は忙しいらしくすごいスピードで食べて帰る。
漏れ聞いたところではどうやら霞ヶ関で公の仕事に就いているらしい。
「もしかしてあの急ぎ方は外に黒塗りの車を待たせているのではないか?」と店長が推察しだした。
そうなるとあのおっとりした女性が日本を動かしたりしているのかも…?!
人は見かけによらないからなあ…。
囁き出したと思ったら車道の方に歩いて行った。
「もしやおじさん、壊れちゃった?」と危惧したら、おじさんはやおら姿勢を正し、道路を挟んだ向こうにある
神社の鳥居に向ってきちんとお辞儀をしていた。
ほっとして先を歩いていたらおばあさんに道を尋ねられたのが、よくわからないので「他の人に聞いて下さい」と
言ったら、後ろからさっきのおじさんが「どちらまで?」と聞いてきて助けとくれた。なんとカッコ良い!
ジェントルマンはいた。
そしてバイト先に週一くらいでやって来る年の頃は50代、おっとりして丁寧な女性。
こちらは店のそばにある有名高級和菓子店でお遣い物を買った帰りに立ち寄って下さるのだが、
必ず私達にもそこで買った和菓子を下さるのだ。いつも違う種類。
ここのお菓子がお値段が結構することは私も知っているゾ。
なのに「だって美味しいですものね~。皆さんに食べていただきたくて」と上品に優雅に下さるのだ。
しかし彼女は忙しいらしくすごいスピードで食べて帰る。
漏れ聞いたところではどうやら霞ヶ関で公の仕事に就いているらしい。
「もしかしてあの急ぎ方は外に黒塗りの車を待たせているのではないか?」と店長が推察しだした。
そうなるとあのおっとりした女性が日本を動かしたりしているのかも…?!
人は見かけによらないからなあ…。