ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

おフランスとミー

2009-09-17 00:22:31 | 日常
母が気に入って観ているフランスのドラマ「女警部ジュリー・レスコー」。
二時間程の長いドラマだが、ドラマ嫌いの私もついつい見てしまう。
母は「アメリカのドラマと違ってゆっくりなのよ、テンポが。そこが良い」と言う。
確かに激しいアクションや言い合いなどないのでゆっくりとは言えるが、逆に展開は異常に早い。
警部が歩けば各地で呼び止められ必要な情報はどんどん集まり、「あそこへ行かねば」と言えば
次のシーンではもう車がその地に着いている。
こんな展開の速さがせっかち大王の私にも合っているため、ついつい見ちゃうのだ。
そして思う、「さすが、おフランスはアムールのお国柄!」。
まあとにかく男と女が出会えばそれしかないようだ。
初対面でもタイプとかそういうのは一切なく、「行ける」と思ったらそういうムードに
なっちゃっているのはなぜか?
それが刑事と取り調べられている女性容疑者というシチュエーションでもだ。ガンガン来る。
容疑者の女が「私の魅力にあなたはどうしていいかわからないのでしょう?」と挑発。
言っちゃなんだが女は人妻で決して若くない。それなのにその自信はどこから来るのだ?と
不思議がって見ていると、刑事は「ウイ」って、マジなのかい?!
警察だの公職だの関係なく、その辺は毎回どんどんいろいろあるわけだ。
もちろん事件も愛情絡み。夫には必ず愛人がいて、どの妻も離婚歴と連れ子がある。
悩むのは恋愛に対してだけ。なんかそれはそれですごいんだ。
レギュラー登場する刑事達も決してハンサムではないがやたらエロい。セクシーって言うのか?
これを見ていると、自分はおフランスには住めないなーとしみじみ思う。
ただソファに座って世間話をしているだけなのにいつしかエロけだるい男がソファの肘掛に座って
頭を撫でてくる。さあどうするのだ?
おフランスの成熟した女性ならいつしか目を閉じ、洒落た会話でムードを高めるのであろう。
しかしこの日本人のポケモン・ルンパカーニバルが夏休みの最大の楽しみだった女なら
心の底から「アワワ…」と呟き、突然膝に抱かれた猫のようにカチカチに固まるに違いない。
そしてその状態から逃れるために、もしフランス語が堪能ならば「頭、昼汗かいたから汚いですよ。
触るとベタベタするからやめた方がいいですよ」くらいのことを言ってしまうであろう。
とここまで書いて、「おフランスも怖いけど、自分もちょっとやばいかも…」と反省した次第だ。
このドラマを見続けていたら少しでもお色気が身につくことを祈るしかない。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 携帯依存度 | トップ | おしゃべり女? »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
成熟した女性で思い出しましたが・・・ (ぶー)
2009-09-17 11:39:09
カンヌを通りかかったときに
上半身何もつけずに日差しを浴びている女の人がなんと多かったことか!
それも大半が「成熟した女性」の範疇と見えました。
大人の文化を持っていると思うけれど、
アムール、すごいよね・・・、確かに。
返信する
アムール (ピルカ)
2009-09-18 01:18:08
>ぶーちゃん
ドラマを見ていると、かの国の人たちは
アムールのために生きているようです。
人生はアムールのためにあるという考え方。
なかなかその地に育たないと馴染めない風習だと思います(笑)。

上半身、トップレスで日焼けなんかしたら
シミが大変だと思う~。
返信する