ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

ゴジラ

2008-10-29 00:24:01 | 日常
「日本映画専門チャンネル」で来月はゴジラ月間ということで早くも
もう毎日ゴジラの映画を流している。
昨日は私がまだ生まれる前の'62年製の映画「ゴジラ対キングコング」、
今日は昔一度見たけどまた見たかった「ゴジラ対モスラ」だ。
ザ・ピーナッツのモスラの歌が聴きたかったのだ。
しかし古い映画、世相と価値観の違いをまざまざと見せ付けられるぞ。
「キングコング」では、テレビのCMスポンサーになっている製薬会社が話題性のあるものを
探して来いと社員にはっぱをかけるのだが、そのCMというのがなんと生コマーシャル。
高島忠男がドラム叩きながら「○製薬の薬は効く!」とかやってるやつ。
まず今の子が見ても何やってるのかわかるまい(笑)。
そして高島忠男はソロモン諸島に浮かぶ島に守り神の「魔人」がいると聞いて
島に行くのだ。ライフルをぶっ放しながら。
そこで巨大ダコに襲われていたのを伝説の魔人・キングコングに助けられたのに
キングコングが寝入ってしまったのをいいことに、勝手にイカダに乗せて日本に
連れて行ってしまうのだ。島の守り神なのに~!良くしてくれた島の人たちを裏切り放題。
なんかすべてがこういった帝国主義的というか、自分達が良ければ他はどうでも
いいみたいなトーンに溢れている。
悪側は大体「とにかくお金を儲けたい」という考えに基づいた人たちで、
そのCMスポンサーしかり、モスラの卵を見世物にしてお金を稼ぐ国会議員にしろ。
「そのお金を稼ぐためにはなりふり構わない」というのは当時の世相に忠実なのだろうな。
そして当時は‘エコ'とか‘グローバル'なんて観念がないから、干潟は干拓するわ
森は伐採するわ他所の国の島は蹂躙するわのやりたい放題だ。
俳優さんたちのベッタリした演技や当時のファッションも興味深い。
「昔の日本は良かった」と思ったりするけど、こういうの見ると
「そういうわけでもなかった」と知れるのでたまに見ると良いな。
ちなみに今日は途中でバレエの時間になってしまったので、モスラの歌は聴けず仕舞い。

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