夜寝る前に家の中を巡回。
問題なしを確かめて寝ようと二階に上がったら、壁に張り付いている大きな虫を発見。
一瞬カメムシとも思ったが大き過ぎる。これは紛れもなくGキブリだ。
しかし食べ物が置いてある一階ならいざ知らず、何もない二階に現れるなんて、これはどこかの家で迫害されて入って来たに違いない。
なんとかしなくちゃと殺虫剤を探すが、そんなにGが出る家でもないのでみつからない。
ようやく発見したのは昭和の時代に買ったのがわかるフォントの「コックローチ」という古い缶。
母よ、こういうところをケチるんじゃない。
確か緑色の一発で動きが止まる殺虫スプレーがあったはずなんだけど。
古い殺虫剤を噴霧しても逆に飛ばれたり大きく激しく動かれたら太刀打ちできない。
そこでカメムシ用の瞬間冷凍スプレーを使ってみたが、なんと効かずに逃げられてしまった。
それはそれは鋭い速さ。他の家で迫害されていなかったか。
冷凍スプレーが効かないのかとショックを受けつつ、そのままヤツの逃げ込み先のトイレに
朝まで閉じ込めておこうと固くドアを閉めて寝た。
そして翌朝。もういなかったのです。
そりゃ小さい隙間から入って来るのだから、出ることも簡単でしょうとも。
もういないのだと安心して高級な殺虫スプレーを買ってきた。なんと即殺してくれるらしい。
そしたら夜、テレビを観ていたら玄関の方からヒラリと虫が飛んで来た。
またしてもGである。
えっ、二夜連続なんてありえない。
だが私には高級殺虫スプレーがある。意気揚々と吹きかけた。
しかしどうしたことか、即殺しないじゃないか!
すごい勢いでテレビ裏に逃げ込んでそこでピクピクしているようだ。
前は本当にすぐ動かなくなったのに、耐性が付いているようである。恐ろしい。
こいつが昨日のやつなのか違うのかわからないけど、この夏は大変そう。
置いておく殺虫剤とかワンプッシュでいなくなるやつとかも買っといた方が良いのかしら?
悩んでいたら友人Sに「そんなの新聞で叩けばいいじゃん」と言われた。
そんなレベル高いとこまで、私なんかまだまだ行けませんのよ…。