月に二回出ているアクアビクスのクラスは先生がオネエ系の先生に変わってから大人気で
ものすごい人・人・人。
追っかけのおばさん軍団もいるみたい。
みんな元気過ぎて運動している内に位置がずれて突っ込んで来るのでちょっと困ったりもする。
あまりに勢いがすごいので、怯えた常連だったおじいさんはアクアは諦めて
別のコースでウォーキングしたりしていた。
アクアが終わりシャワーを浴びて出たところで水着脱水機が空いていたのでかけた。
そして取り出したところ帽子がない。派手な水色なのですぐわかるのだ。
脱いだシャワーブースに落としてきたかな?と探しに行ったがない。
おかしい。盗むものでもないし盗まれる時間もない。
キョドっていたら不審に思ったらしいおばあさんの一人が「どうしたの?」と声を掛けて来て
「帽子がない」と言ったら、もう一度見て来なさいと言われた。
やはりないので「なかった。古いから諦めても良いんだ」と言ってももう聞いてもらえない。
その辺に居るおばあさん5人くらいがすでに当事者となり「脱水機回りを探しないさい」
「もしかしたら脱水機の中に落ちているのかも。この前もそんなことあったもの」と
掃除用の棒を取って来て、逆さに構えて脱水機内部をつつき始めた。
そしたらあったのだ!
おばあさんズは棒が他の人に当たっても気にせず、グングン作業を続け
とうとう私の帽子を救出した。
それは汚れまみれになっていたので親切にも「洗いなさい!」と水道を空けてくれたり。
基本親切なんだよなー。勢いが怖いだけで。
そして絶対に物は粗末にしない、諦めない精神。
私の救われた帽子は30年は使っているので替え時ではあったんですがねー、
せっかくなので大切に使い続けさせていただきます。