ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

motorcar

2013-12-20 00:05:51 | 教室
どうも年末感に乏しいせいか、生徒のお母さんたちが「今週でピアノは冬休みに入りますよ」というのを
認識して下さっていないようなのである。
いつも連絡帳に年末の挨拶を書いて下さるお母さんもそんなことには触れていないし、
迎え来たお母さんたちに告げても「えっ、もうですか」みたいな感じで何とも気が引けるのだ。
毎年12月は3回レッスンなんですけどね。家も大掃除がしたいのですよ。
なんだろ、例年はこんなことないのに。

5年生の生徒が「先生は車を買うとしたらどういう車がいいですか?」と聞いてきた。
私は免許もないし、車を買うなんてこの前のピンクのクラウンくらいしか考えたことがないのだが
聞いた瞬間、「ツーシーターのBMW」というのが浮かんでしまった。
そもそもなんでそんなこと聞くのかと問うたら、学校で身近な大人にそれを聞いてまとめる課題なんだって。
小学校の時にそんなことしたことないよなー。今時ってすごいな。何の勉強なんだろ。
「なので答えは何でもいいのです」と言うので、それならと「外車…ベンツが欲しいです」と教えた。
きっと彼女はBMWを知らないと思ったので同じドイツ車でいいかと思って言ったのだ。
そしたら次のレッスン番で待っていた私より一回り下の年代の霞ヶ関公務員OLのMさんが吹き出しつつ
「先生のイメージはベンツでなくBMWじゃないですか?」と言ってきたのでビックリした。
そうか、私にはまだベンツに乗るような重厚さ、社長感がないということか。しまったか。
「それならMさんは何の車が欲しい?」と聞いたら、「私は国産でレクサスですね」。
ああ、ピッタリ。国産で最高級。まさにまさに。
で話題の大元である5年生の生徒に聞いたら、
「私は足が延ばせて天井も高くて窓も広い広々とした車が良いです」とすごい地に足が付いたお答え。
現実感たっぷりというか。
我々大人二人のバブルなイメージのみの答えは彼女にとってなんの足しにもならなかったようだ。
なのでとりあえずは謝っておいたよ。