明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

証券会社が多く活動している兜町界隈の「茅場町交差点」で宣伝行動

2023年12月26日 11時22分54秒 | お知らせ

証券会社が多く活動している兜町界隈の茅場町交差点で宣伝行動 12月13日

 明治HDの減収・減益、また、株価の4割下落を脱しきれない経営不振の根源は、長期に抱え込んでいる労働争議の解決に背を向け続けていることに起因していると考えています。

 特に、2017年に中央労働委員会の命令で、労使紛争及びこれに関する事情などとして、昭和40年代において、当時の職制らが申立人らに対し信条や組合活動等を理由とする誹謗中傷など既に認定したとおりである。従業員を公平・公正に取り扱うべき義務を負っていたにもかかわらず、抑制することはなかったということは非難を免れ得ないところと断じています。さらに、市川事件と全国事件らの集団と他の集団との間に職分格差(賃金格差)が紛れもない事実である。と歴史的に遡及した判断を下しています。その上に立って、長期化していること、申立人らのうち12名が死亡している(現在25名死亡)こと、都労委に39件もの事件が残っている深刻な事態にあるとして、当事者双方の互譲による合意をもって全面解決をめざすべきことは自明の理である。殊に会社に対して、より大局的見地に立った判断が強く期待されていることを指摘しておくこととする。と結んでいます。

 争議団は、これらの事実に基づいた争議解決への道筋を示した中労委命令と「付言」に沿った話合いを求めつづけています。

 この間、消費者の皆さんや、特に、明治HDの株を所有している株主に皆さん、これから明治HDの銘柄を取得したいと考えている方々に対し、証券業務に携わっている方に、明治の企業体質と株価の推移などをしっかり伝えていただきたい趣旨で、明治HDの株主総会に向けて、明治乳業争議団と争議支援共闘会議とで茅場町交差点宣伝を2度おこなってきました。

この度は、全労連・全国一般労働組合東京地本に結集する昭和ゴム労働組合、西陣労働組合のたたかいを支える東京地本の山田委員長、室井副委員長、そして明乳争議の小関団長、支援共闘会議から久保事務局長含め総勢18名参加の共同宣伝をおこない、それぞれのたたかいの現状と支援を訴えさせていただきました。

 呼びかけとして、明乳争議のリーフレットにチラシを150枚セットし、合わせて、東京地本が用意したチラシ200枚が全て配布することができました。

とても考課のある宣伝行動になったことを双方確認し、今後も時期を見計らいながら継続することを確認しました。

 

弁士の面々

行動進行・全国一般東京地本副委員長・室井さん

昭和ゴム労組特別執行委員・郷間さん

全労連・全国一般東京地本委員長・山田さん

明治乳業争議団・小関団長

東京地評組織局・副局長(明治乳業争議支援共闘会議事務局長)・久保さん

 

 

 

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12・6全労連・東京地評争議支援総行動が展開され、株式会社明治に対し長期争議解決求める

2023年12月24日 17時11分15秒 | お知らせ

12・6全労連・東京地評争議支援総行動(12月6日

すべての争議の早期全面解決を!  裁判所・労働委員会は公正な判断をおこなえ!

不合理な解雇・雇止めをなくそう! 憲法を職場とくらしに活かそう!

 上記、スローガンを掲げ司法、労働委員会、企業に対し終日行動を展開しました。明治乳業争議団・支援共闘会議も株式会社明治に対し、39年にわたる長期争議解決を求め126名が結集し、抗議と要請をおこないました。

 

開催前の歌声

シンガーソングライター:大熊啓さん

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/V5rPwWWMDPg

 

主催者挨拶

全労連・渡邊正道事務局次長

  争議総行動に参加されたみなさん、ご苦労さまです。ご紹介いただきました全労連事務局次長の渡邊です。主催者を代表して一言挨拶をさせていただきます。

 ご通行中の皆さん、私たちは、利益至上主義・株主偏重の経営体質を改め、労働者と国民、地域と環境を大切にする企業経営を求めています。私たちは全ての企業が日本憲法と労働基準法や労働組合法などの労働諸法制を守るとともに社会的規範や企業倫理・モラルを守り、コンプライアンスを強化し、その社会的責任を果たすよう強く求めるものです。

 皆さん、この夏「国連ビジネス・人権に関する作業メンバー」が来日、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」の進捗状況等の調査をおこないました。

 国連ビジネスと人権に関する指導原則」とは、2011年にまとめられたものです。政府・外務省ホームページでは、現在、企業活動における人権の尊重が注目され、様々な場で議論が進められており、環境・社会・ガバナンス投資の中で、ビジネスと人権は重要な取り組みと位置づけられており、持続可能な開発目標の達成への貢献の観点からも、ビジネスと人権の取り組みは重要だと強調しています。

 日本では2020年にアジア・太平洋地域の国として2番目にビジネスと人権に関する行動計画を策定、政府機関や大企業で具体化が進められています。

 この明治乳業、明治グループもホームページで企業行動憲章、グループ人権ポリシーで明治グループは国連のビジネスと人権に関する指導原則をふまえ、国連人権章典やILO中核的労働基準、OECD多国籍企業ガイドラインなど人権に関する国際規範を支持・尊重しますと平然と明言しております。しかし、明治乳業の現状を見た場合、あまりにも大きくかけ離れています。

 明治乳業による心身を病むような長時間を強いられ、こうした劣悪な実態を改善しようと働きやすい職場、人間らしい暮らしなど職場改善を求める労働組合に対する敵視や介入、人権侵害・差別をおこない、38年にもわたる長期争議となっています。また労働委員会や裁判所からの和解勧告も拒否してきました。人権も守らないこんな企業に食の安全は守られません。

 私たち明治乳業、明治グループが国連のビジネスと人権に関する指導原則をふまえ、国連章典やILO中核的労働基準、OECD多国籍企業ガイドラインなどの人権に関する国際規範を支持・尊重しますと言い放すなら、先ず、範を垂れよと言いたい。

 先ずこの間の人権侵害・差別に対し謝罪し、争議解決にむけて誠意を示すべきです。全労連は争議団の皆さん、そして支援組織、支援団体の皆さんとともにこの長期争議の解決にむけて奮闘する決意を表明し、挨拶させていただきます。

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/gB_6lrUPsfA

 

連帯挨拶 

明治乳業争議支援共闘会議:松本議長(右側)

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/HROw1qLEexE

 

連帯挨拶

日本婦人団体連合会:伊東弘子常任幹事

 争議総行動にご参加のみなさん お疲れ様です。ご紹介いただきました日本婦人団体連合会・常任幹事の伊東弘子です。婦団連は「平和を願う女性の力を一つに」と朝鮮戦争のさなかの1953年4月5日に結成され、初代会長は平塚らいてうです。以来、平和・ジェンダー平等の実現に向け運動をしています。婦団連は、食の「安全・安心」を守り、子どもたちの安全と未来を守る立場で、明治乳業争議を支援しています。

救済申し立てから長い年月が経ち、人間の尊厳をかけて闘ってきた皆様も高齢になり、すでに24名の方が他界されています。残された方の年齢も平均80歳を迎えており、これ以上の時間を費やすことはできません。こんなに長きにわたり争議を解決しないことは、人道上も許されません。今こそ話し合いによって早期に解決すべきです。

婦団連は今までに、女性団体が集まって中労委に要請にも行きました。中労委命令の「付言」を読んだとき、争議の全面解決への道筋に結び付く、重要な提唱であると思いました。

中労委命令「付言」は、集団間格差の存在を「紛れもない事実」と認め、不当労働行為に関しても会社は「非難を免れ得ない」としました。明治乳業時代の異常な労使関係について明確に判断したうえで、「当事者双方の互譲による合意をもって解決すること」への道筋を示したわけです。ですから、この中労委「付言」の立場で、一日も早く解決をしてほしいと思います。

今、個人の尊厳を大切にし、多様性を認め合い、人権を保障することが常識になっています。争議を解決することなく会社の発展はあり得ません。私たち消費者は、買い物をするときに争議を解決してない明治乳業の製品を買うかどうかためらい、選びません。

食の「安全・安心」は食品会社の命です。私たち消費者は安全で安心な食べ物を食べたいと思っています。働くものの人権を守れない企業には、食の安全を求める私たち消費者の安全も守れません。明治乳業争議の解決は働く者の尊厳を守ることと同時に、「食の安全・安心」にとっても大切なことです。

一日も早く話し合いによって争議を解決するよう要請します。

争議の一日も早い解決のために、婦団連も微力ながら支援します。ともに頑張りましょう。連帯のあいさつとします。

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/STD0LgXLzds

 

争議団の決意表明

小関団長

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/PhZ0xKHCrxY

 

シュプレヒコール

明治牛乳とブルガリアヨーグルト回収事件、食の安全・安心を消費者に提供する企業として、

  検査体制を明確に公表せよ!

 一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!

 一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」で示された解決の道筋に応えよ!

 一、赤組集団と分け隔てた、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

裁判所・労働委員会は公正な判断をおこなえ!

不合理な解雇・雇止めをなくそう! 憲法を職場とくらしに活かそう!

明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

 

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第83次座り込み行動 食品衛生法違反である抗菌剤「スルファモノメトキシン」混入、原乳受け入れ、製品の2重検査体制が問われる重大なミス!

2023年11月28日 09時48分04秒 | お知らせ

第83次座り込み行動 2023年11月21日 12時~13時 晴天

 株式会社明治・関西工場で生産された宅配用瓶詰牛乳から、食品衛生法違反である抗菌剤「スルファモノメトキシン」(科学的合成品たる抗菌性物質)が混入していたとして11月10日、4万4577本の回収命令を、大阪府岸和田保健所が回収命令を発出した事件。その3日後、に、同じ原乳を使用し製造したとする「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」(400g)を抗菌剤含有の可能性があるとして11月13日、11万7618個を自主回収すると発表した背景の中で座り込みが展開されました。

主催者挨拶

 明治乳業争議支援共闘会議 松本悟議長

 エドグラン前に座り込みでお集まりのみなさん、お疲れさまです。また、ご通行中のみなさん、私たちは、日本一長い明治乳業争議の話し合い解決を求めて、毎月、この場所で座り込みを行っています。

 明治乳業争議の本質は、全国の社員が劣悪な労働条件の改善を求め、また、食の安全を求める労働組合活動が邪魔になり、それを潰すためにありとあらゆる人権侵害、一人あた10年間で1000万円の賃金差別をした事件です。すでに、事実関係は、中労委が賃金差別も人権侵害も認め、殊に会社に対し話し合い解決を求めていますが、会社がそれを拒否し、現在は都労委で係争中の事件です。

 このような賃金差別、思想差別事件は、多くの大企業が行っていましたが、今では(株)明治以外は、すべて話し合いで解決しています。

 このように日本の大企業が統一協会を含め、国家ぐるみでユニオンジャックした結果、労組の組織率は5割を超えていたものが、16%になり、労使の力関係が変わり、日本だけ30年間、賃金が上がらない国になり、経済も疲弊しています。

 今、アメリカでは、バイデン大統領が自動車労組のストライキに参加し激励をする時代です。すなわち、労働者の賃金が上がれば、小売店が回り、企業が回り、景気が回復するということです。

㈱ 明治は、また、とんでもない事件を起こしました。

 大阪府岸和田保健所が11月6日、年間検査計画に基づいて対象の牛乳を検査したところ、牛乳から混入が禁止されている動物用医薬品、微量のスルファモノメトキシンが検出された。大阪府は11月10日付で、同社に回収命令を出した。なぜ、11月6日に回収命令を出さなかったのか。今度は数日後にヨーグルトからも発覚、慌てて回収騒ぎになりました。この食品事故に対し、株主や消費者から(株)明治の対応について、怒りの声があがっています。

明治HDの株主掲示板の記事を紹介します。

 ある株主は、「子どもが口にする食品です。健康・体に影響がないわけないでしょう。子どもは口に出せません。しっかり、原因を究明して、改善策をとって公表してください。あなたのお子さん、お孫さんが飲んでいたらどうしますか」。

 (株)明治も加入している乳業協会のホームページには、「検査は出荷するとき、工場で受け入れたとき二重に検査します。検出された場合は廃棄します」と書き込まれています。

 そこで(株)明治のお客様相談センターに電話した方に伺いました。最初に電話に出た社員は、「検査していません」と回答、納得できないので追及すると、もう一人の方が出て、「検査はするがひっかからない」と回答しました。(株)明治は、こんなずさんな検査で、市場に乳製品を販売していることになります。

これに対し、株主掲示板には怒りの声があふれています。

 「客の命を軽視している」「品質管理がいい加減」「社内検査に問題あり」「明治は健康に害はないと会見したが、アレルギーをおこす人が飲んだら害がある」「他の乳製品、チーズやRー1ヨーグルトは大丈夫なのか」「実際にいつ、発覚したのか」「インサイダー取り引きの可能性もある」「牛乳も乳製品も食べてから薬物入っていましたではシャレにならない」「どうして、牛乳とヨーグルトの混入発表日が違うのか」「なぜ、社長は謝罪会見をしないのか。引責辞任してもらわないと」等など、怒りに満ちています。今回の事件は、乳製品の安全性を根幹から揺るがす大問題です。

 (株)明治は、過去にも不祥事が続出しています。明治粉ミルクセシウム混入事件、新宿などの学校給食牛乳異臭事件など、起こしていますが、未だに原因は隠蔽されたままです。今回の事件は、隠蔽せず、全容を明らかにすることを求めます。

 この食品事故前後に株価が怪しい動きをしています。11月7日の始値は3724円、それが翌日の8日の始値は3389円で大幅下落です。

 日本一長い明治乳業争議を解決しない明治HDと㈱明治は、ジンクスどおり疲弊し、売上も伸び悩み、株価も低迷しています。市民のみなさんに訴えます。この争議が解決するまで(株)明治の商品は、食べない、飲まない不買運動への協力をお願いして訴えとします。ありがとうございました。

 

争議団・市川工場申立人武田和夫からの訴え

 昭和37年に北海道から市川工場に入社し寮生活に入りましたが、何と7畳半の部屋に5人が生活、環境は押し入れがあるのみで生活用品は風呂敷に包み押し入れに保管、洗面所、トイレは寮の端で共同使用。特に、時間差、夜勤のある交代勤務のために自分の居場所もない状態で、プライベートを守ることすらできない酷い生活。これが東洋一と謳われた工場でもありながら、蛸部屋同然であるにもかかわらず当時の世間の相場1畳1000円でしたが、一人あたり1500円がしっかりと天引きされる生活を強いられました。

 職場は冷蔵庫作業に配属され、1ケース20kgからもある製品を手作業で積み上げ、下ろしなどの肉体労働から腰部に負担がかかり、腰痛者が続出し腰痛防止バンドを支給させる運動に発展。それでも腰痛から労災病院で手術する者も出るなど、労働監督署から改善命令が出ても改善されることもない作業環境でした。はからずも私は腰痛があったにしても手術までには至りませんでした。

 このままでは定年迄身体が持たない、夢も希望も10代で落ち込み退職者が続く状態で、職場の中は不満と不安から何とかしようという声が渦巻き、労働組合市川支部が存在していたが、職場問題を改善できる労働組合にしようと支部役員選挙に取り組み当選させることができました。4年間くらいで職場要求が次々と実現かなっていきました。

私もその一翼を担っていました。

 大量人減らしが実行される中で、会社が「赤組」と分類した者たちを生産ラインから外し、「青空部隊」と称する職場を作り、自ら職場を去ることを見込んだ見せしめ的に、寒風吹き荒ぶ、あるいは炎天下の屋外でのペンキ剥がし、塗り、草むしりや外での掃除を毎日させられました。

 私は、遅刻も欠勤もなくしっかりと仕事に従事してきていました。新しく導入された職分制度の運用は、標準な仕事を遂行するならば6年から7年で昇格するところ19年間も昇格すらしない不当な扱いを受けてきました。その間、社長名で3回の表彰を受けています。

昇格しない仕打ちを見るにつけ仕事の出来、不出来ではなく「赤組」に分類されていること自体で恣意的に差別、イジメの典型を受けてきました。争議団の一員として人権回復にがんばっています。解決するまでがんばりますので皆様方のご支援を宜しくお願いします。

 

 食品一般ユニオン・北川順子書記次長

 北川さん作詞の〔替え歌〕を披露して下さいました

ベートーベン第9 ♪♪ ♫

1.明治乳業労働争議  日本で一番長い裁判 

  会社の横暴、許さぬために  64人、立ち上がる勇者

2.明治乳業労働争議  日本で一番長い裁判

  人間の尊厳、求め続けて  闘う我ら、64名

3.明治乳業労働争議  賃金差別に組合差別

  尊厳かけて命をかけて  勝利めざして我ら闘う

 

幸せなら手を叩こう ♪♪ ♫

1.明治乳業争議! 明治乳業争議!

  命と権利守るために みんなで頑張ろう!

2.働く者の命 働く者の権利

  命と権利守るために 坐り込み頑張ろう!

3.労働者の権利守ろう! 労働者の権利守ろう!

  賃金差別組合差別 差別をやめさせよ!

4.明治の製品は買わない! 明治の食品は買わない!

  会社の横暴認めるまでは 明治の製品買わない!

 

争議団からお礼と決意・米元裕事務局次長

 本日は、第83次座り込みに参加されました皆さまにお礼を申し上げます。まぶしき会社明治に対しては、長期にわたる争議解決を強く求めていきたいと思います。

さて、大阪府は明治が関西工場で製造した牛乳から動物医薬品が検出されたとして、食品衛生法に基づきおよそ4万4千本の回収を命じた。11月10日大阪府岸和田保健所が11月6日におこなった関西工場への検査で、動物医薬品のスルファモノメトキシンが検出されました。回収対象は今月13日の賞味期限の宅配用瓶商品です。この薬品は、牛や豚などの感染症予防や治療に使用される抗菌物質で、使用後72時間以内の出荷は禁止されています。

 この不祥事は明治だけの責任とは言えない面もありますが、牛乳の工場入荷時の検査、製品として出来上がった時点での2重検査を正確におこなっていたならば防げた事故だと考えられます。

牛乳回収を命じられた明治は、13日関西工場で製造出荷された「明治ブルガリアヨーグルト(400㌘)を11万8000個回収すると発表しました。回収命令と同じ原料が使用されたとして抗菌剤混入の可能性があると自主回収したものです。

こうしたダブル回収に消費者から食の安全に関する意見や疑問がネット上に続出。

既に飲用されており回収率はゼロでは、製造日から4日も過ぎている。市川工場の過去の事例では製造された日から24時間工場で保管し、その後販売店などに出荷されることになっているが、日付の新しい商品を求める消費者の声に押されて、つくられた商品はその日のうちに販売店や量販店に届けられているのが実態でした。今回も同じような形態でやられていたと思われます。4日間で相当数の牛乳がすでに飲まれていると思われます。

 明治は不祥事が止まらない。労務管理が疲弊している。などの声が寄せられています。この事件は、テレビ、全国紙新聞で多く報道されています。11月12日付け東京新聞、11月14日付け報知新聞などがあります。

 明治の3大不祥事、食品事故36件、死亡事故7件、差別争議ら12件。食品事故に至っては、2000年以降に新聞などで報道された不祥事の一部を紹介します。

2001年6月明治乳業塩素原液大量に河川に6トン流失事件。

2003年7月北陸事業所で北海道産乳と偽る産地偽装事件。

2004年6月大腸菌に汚染された脱脂粉乳を一年後再使用で摘発された事件。

2005年3月賞味期限切れ商品を保育園に出荷した事件。

2011年6月神奈川工場学校給食用牛乳から放射性セシウム30.8ベクレル検出事件。

 株式会社明治は、製品の不祥事をなくし38年長期争議を話合いで解決することを求めて決意表明とします。

 

〔シュプレヒコール〕

一、明治牛乳とブルガリアヨーグルト回収事件、食の安全・安心を消費者に提供する企業として、

  検査体制を明確に公表せよ!

 一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!

 一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」で示された解決の道筋に応えよ!

 一、赤組集団と分け隔てた、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

  明乳争議とすべての争議の早期全面解決に向け、団結して頑張ろう、頑張ろう、頑張ろう

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「一人の首切りも一切の差別も許さない」第32回東京争議団共闘会議総行動展開 株式会社明治に争議解決を求める!

2023年11月12日 16時39分37秒 | お知らせ

第32回 東京争議団総行動「一人の首切りも一切の差別も許さない」スローガンに結集 10月26日

東京国際福祉専門学校教職員解雇事件~KLMオランダ航空解雇事件~明治乳業不当労働行為・賃金差別事件の解決求め行動を展開しました。

株式会社 明治社前(京橋エドグラン)11時30分~12時 長期争議解決への話合いを求めて行動展開しました。

 

主催者挨拶 

東京争議団・諏訪事務局長

私たちは、東京の裁判所、労働委員会の場でたたかう仲間が、「一人の首切りも、一切の差別も許さない」との旗の下、互いに励まし合い、共同の力で争議の勝利を目指す東京争議団共闘会議です。私は、事務局長の諏訪です。本日は、東京争議団第32回総行動として、各加盟争議の早期全面解決を目指して、学園、社前行動に取り組んでおります。

労働組合の役割・必要性が高まっている点を指摘し、8月30日西武そごう労組ストライキは大手デパート61年ぶりに行われ支援する報道が多くあった。毎月の物価上昇、16カ月連続実質賃金マイナス世界の先進国の労働者が生活を守るためスト多発、アメリカ自動車労組40%賃上げ要求のたたかい、バイデン大統領激励労働者の雇用や物価高から生活を守る労働組合の役割、重要性が高まっている。

明治乳業争議は、過去に多くの大企業で行われた、たたかう労働組合、労働者への差別攻撃に対し、その是正を求めて労働者有志が立ち上がった事件であり、日本最長38年もの長期争議となっています。

私は、現役時代日本航空で整備士をしていましたが、日本航空も明乳に負けず、たたかう組合、物言う労働者を敵視し、不当な差別を行ってきました。その結果はどうなったか、最終的には経営破綻となりましたが、差別を行っていた当時、1970年代は5年おきに事故を起こし、1985年には御巣鷹山の大事故を起こし、多くの乗客、労働者の人命が失われました。差別による物言えぬ職場では、安全を守れません。

明治の職場はどうでしょうか?給食の牛乳異臭事件など食の安全に関わる事件を起こしています。また、採用面接ハラスメント事件など、人権軽視の体質が明らかになっています。結局、会社自体を衰退させていきます。

冒頭に多くの大企業で組合・労働者差別が行われてきたことを紹介しましたが、他の日本の大企業の争議はほとんど解決し、残っているのは明治乳業争議くらいです。

争議をやっていることが、会社自体を疲弊させていくからです。明治は「最高裁で勝っている」から妥協しないようですが、日立では最高裁で会社が勝った解雇事件でも和解で争議を終わらせています。今の時代、長期争議を抱えて解決できないこと、それ自体が企業体質に問題があるとみられ、経営リスクと捉えられます。

争議団のチラシは、明治の業績不振を指摘していますが、この争議を解決できない、解決しない経営体質の問題点が表れているのではないでしょうか。

株主総会の資料をみると、現在の5名の社内取締役が、この5年間継続しており、新たな取締役はいません。これで、経営が活性化するのか疑問を感じます。

日本の労働争議の最長不倒を更新中の明乳争議、その解決策はすでに示されています。2017年に中央労働委員会は「付言」として、「当事者双方の互譲による合意をもって紛争の全面解決を目指すべき。会社に対してより大局的見地に立った判断が強く期待されている」と述べています。

これを受け入れて、争議を解決することが、企業体質改善の道であり、株式会社明治の発展の道であると確信します。東京争議団として、争議解決までともにがんばって行くことを表明し、主催者を代表してのあいさつとします。ともにがんばりましょう。

 

連帯挨拶

明治乳業争議支援共闘会議・松本議長

川村社長、日本一長いこの長期争議を話合いで解決していただきたい。この争議の本質は、働く者の人権と食の安全を守ろうというまともな労働組合を潰すために、統一協会などとつるんでインフォーマル組織をつくって、労働組合を潰し、ここでたたかっていた仲間たち全国工場64人に対し、10年間で一人一千万円にもなる賃金差別、人権侵害では赤組と言って差別をした事件です。

明治の人権侵害の最たる特徴は、大阪工場で松本寿子さんという若い女性に対して、畳み一畳半の隔離部屋に数年間隔離をする。余りにも酷いので国会で取り上げられ解放した事件です。

皆さん、アメリカでは労働組合の果たす役割として賃金を15%に引き上げることを労働組合として認めました。そしてバイデン大統領は自動車のストライキに自ら参加して応援演説をする。戦争ではなく働く者の人権や賃金を上げることによって、購買力を高め企業の製品を購入する、このことが平和への道ではないでしょうか。

ステークホルダーの皆さん、株価は4割も下落しています。売上げも1兆5千億円を目指しましたが、1兆円すれすれで下がっています。売上げを海外に打ってでてと公約しましたが、6%台で売れない。海外では人権侵害する企業の製品は売れないと言うことです。

国連は、ビジネスと人権というものを発表しました。人権侵害をする企業はビジネスが続かない。  ・・・。

 

連帯挨拶

埼労連・諸井事務局次長

争議支援総行動に参加のみなさん ご苦労さまです。また、付近でお仕事されているみなさん、ご近所のみなさん 明治乳業争議を支援するために この場を借りて訴えさせていただきます。どうぞご理解ください。

最初に、埼玉県議会において、10月6日に突然、自民党が県議会福祉保健医療委員会に子どもだけで留守番・外出させることは「放置」で虐待に当たるとして「埼玉県虐待禁止条例の改正案」が提案され、自民党県議団と公明党の委員が賛成し可決されました。

しかし、埼労連や多くの民主団体、さいたま市PTA協議会、さらに市民が立ち上がり、改正案に反対する「声明」やネット署名を呼びかけ、県内はもとより全国へ反対の声が広がり、自民党県議団は改正案を取り下げさせました。

私たちに道理があるわけで、あらためて声を上げること、そして、この問題から、待機児童問題の解消や産休・育休制度の拡充など行政がすすめるべき社会的整備と共働き家庭だけでなく、ひとり親家庭でも誰もが、働きやすい職場環境の改善が求めることが、あらためて明らかになったのではないでしょうか。

さて、この間、埼労連は7月28日に、明治乳業争議支援共闘会議議長の松本さんを講師に「埼労連 争議支援決起集会」を開催しました。この集会は、38年の明治乳業争議のたたかいを通して「なぜ争議支援を行うのか、その意義と位置づけ」と題し、多くの方に参加し開催したところです。この集会で、あらためて明治乳業の行ってきた「労務管理と差別」が明らかになると同時に、「働くルールの破壊」、「労働者の分断」にも負けず、雇用と人権、国・企業へ責任を求め労働争議団は立ち上がりたたかっている、すべての争議の早期解決を訴えることができました。

本日参加のみなさま、多くの職場・地域で、いろいろな取り組みを通し、明治の人道上も放置が許されない事件であることを世論に訴え広げていきましょう。いまこそ、早期の解決が求められています。中労委命令は、「付言」において、争議団のみなさん申立人らとその他の集団との間に「職分格差が存在することは紛れもない事実である」と事実の認定を行い、明確な不当労働行為であることを認定しているのです。

埼玉県議会の「埼玉県虐待禁止条例の改正案」の問題は、私たちの道理と常識が、撤回させる力となりました。明治乳業争議も私たちに道理はあるわけです。幅広い共同とたたかいを広げていきましょう。

みなさん、全面解決にむけ、最後まで頑張りましょう。埼労連も組織をあげ支援することを申し上げ激励のあいさつとします。ともに頑張りましょう。

 

連帯挨拶

市川・浦安労連・田中議長

争議団と市川浦安労連は強い繋がりがありまして、立ち上げる時に市川事件の人たちとともに、労働者の命、くらし、生活を守るために活動してきた素晴らしい仲間です。

38年、全国事件29年長すぎますね。市川に東洋一の市川工場がありました。私は教員として、市川教育委員会で副教材として載っていて見学にいくなど親しまれたところでした。ところが、組合を差別する人間の尊厳を侵すようなことをやっていた。この様なことを聞けば酷いことをやっているのではないかと思います。しかも会社は、解決のための話合いに応じないというとんでもないことをやっている。

私たちいま、働く人たちの暮らしをよくするため、最低賃金を1500円以上にする。全ての人が笑顔で暮らせるよう良い社会を目指して運動しています。労働組合がいまこそ求められています。クロネコヤマトでも労働組合ができて解雇されようとしている状況をはね返しています。明治乳業の争議が解決できるまで市川浦安労連も一緒にがんばっていきます。

 

争議団決意表明

村山事務局長

株式会社明治本社前にお集まりいただきましてお礼を申し上げ、ご支援ありがとうございます。この場所をお借りしての行動は、毎月行っている座り込み行動を通して、近隣の職場の皆さんや働く皆さんに大変ご迷惑をおかけしております。座り込み行動のデータをお知らせしておきたいと思います。全国事件の中労委で証人調べが終了した2016年1月にスタートしました。この間、82次まで延べ1776団体、3839名、128時間、合わせて総行動でも4263名が結集して長期争議解決を求めて来ています。

争議の原点は、乳業界のご三家明治、雪印、森永との競争から2千名からの人員削減にありました。当然ながら労働条件の改悪という立場から労働組合として反対の意志表示をしました。会社は職制機構を総動員してインフォーマル組織を全国に一斉につくりました。インフォーマル組織を盾にして、私達に赤い水虫、赤いゴキブリ、そして生産疎外者、職場秩序破壊者、この様な人権侵害を私たちに浴びせかけてきたのです。これらの事実は中央労働委員会の命令の中に、審査の中で事実認定がしっかりとされました。その上に立って、付言が立てられ事件の全体像が示されました。誹謗中傷を侵した職制らは非難を免れ得ない。市川事件、全国事件に於いても職分間の格差は歴然としている。紛れもない事実として、過去の歴史を断罪しているのであります。単年度の審査で前年度に格差はないと判断されているもので、いま、都労委にかけている市川工場昭和61年度から定年までの23年分、全記憶9事業所平成6年度から定年までの16年分、この審査期間の格差の実態は全国事件で3億2千万余、市川事件の23年分に於いても3億1千万余の格差が生じているのです。

私たちは、死にものぐるいで都労委に準備書面1から10までの主張で、格差の実態、不当労働行為を明確にしてきています。誹謗中傷を受けながら他界した24名の仲間のためにも、力一杯皆さんのご支援をいただきながら奮闘し、長期争議の解決を年明け4月18日で39年目を迎える。それまでには何としても解決の兆し、テーブルに会社明治を引っ張り出す覚悟で奮闘しますので、ご支援をお願いしお礼申し上げます。本日はありがとうございました。

 

シュプレヒコール

 一、都労委残留39件の審査を待つまでもなく、直ちに争議を解決せよ!

一、赤組集団と分け隔てた、年間106万円からの差別を直ちに是正せよ!

一、(株)明治は、格差と人権侵害を認めた中労委命令と「付言」で示された解決の道筋に応えよ!

 

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第82次座り込み行動実施(10月17日)秋晴れの中、(株)明治・松田社長、明治HD・川村社長へ争議解決を呼びかける

2023年10月29日 11時23分30秒 | お知らせ

第82次座り込み行動 10月17日

 秋日和の暖かな陽射しの下で、第82次座り込み行動を実施することができました。ご通行の皆さん方には、人権回復にまったなし、(株)明治よ!38年もの長期争議・全面解決を決断せよ、オレ達だって人間だ!差別・人権否定のままでは人生終えられない、のタイトルを掲げたリーフレットを配布しました。争議団HPトピック欄にも掲載

争議が起きた歴史、現在たたかわれている東京都労働員会の推移、多くの労働者にかけられた人権侵害、明治の経営状況、統一協会=勝共連合と明治労務との癒着、解決の道筋を立てた中央労働委員会命令(厚労省の外局の一つ)、あらゆる差別を許さない。で構成されています。約85部配布できました。

主催者挨拶 明治乳業争議支援共闘会議・松本悟議長

 【動画を視聴ください】

https://youtu.be/U6FzxJkBH4o

 

争議団当事者から、全国事件戸田橋工場・遠藤力申立人

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/u_LE4BhjKvo

 

争議団当事者から、市川工場・加藤繁敏申立人

 私は昭和38年に明治に入社しました加藤といいます。インフォーマル組織明朋会に組合を取られる前には、組合の教宣部に加わり、学習の友、広場を職場で配布して活動していました。ある日突然に主任が来て、加藤はスイカだと言われました。ビックリして何でと聞いたところ、見た目は青いが腹の中は真っ赤だと言われたのです。当時私は、友、広場を職場の中で配布していたため、班長さんなど誰とも話しをしていました。これを見ている主任に赤のレッテルを貼られ長年差別されてきたのです。

 私達の要求する職分、基幹監督職に昇格したのは2004年4月でした。定年退職の3ヶ月前でした。酷い差別だと思います。この争議も39年、準備をふくめると40年を過ぎます。私も、年が明ければ80歳になります。人生の半分をこの争議にかかわることになります。もう我慢ができません。

一日も早く争議解決のために、皆さまにご支援とご協力のお願いがございます。食の安全・安心と働く人たちの人権を守るため、明治乳業争議が解決するまで、明治の製品は買いません、飲みません、食べません。皆さまの支援とご協力を宜しくお願いいたします。

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/rYGhPSyHc0s

 

戸田橋申立人等を支援する・戸田地区労・横田議長

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/LVQ9fnQjefM

 

食品一般ユニオン・北川順子書記次長

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/zLUWNnwBwsI

 

大崎事件首都圏の会・平川明雄会長

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/t8UFtsdjAbE

 

争議団決意・小関守団長

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/T-iRvlZd2jQ

 

シュプレヒコール

【動画を視聴ください】

https://youtu.be/EkYw_TUgvXo

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