海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「NATOは、アフガンへのより多くの派遣を要求」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2009年02月08日 | 国際政治
NATO(北大西洋同盟)の事務総長であるヤープ・デ・ホープ・シェッファーは、北大西洋
同盟の加盟国により強力な参加を改めて要求した。新しい米国政府は、良い忠言だけでなく、より公正な負担を期待していると彼は土曜日に、ミュンヒェンで開かれている安全保障会議で述べた。そこでは、バラク・オバマが率いる新政府の外交的立場を説明する予定のジョー・バイデン副大統領の出席が待たれている。
バイデンは、既にメルケル連邦首相との会談で、新たな外交政策の急速な決定に対する大きすぎる期待に対して否定的だった。「われわれは根本的な現状認識を望んでいる」とバイデンは、土曜日にミュンヒェンの「安全保障会議」の枠外で述べた。自分が来たのは、しゃべるためであるよりは、むしろ耳を傾けるためであると。
ヨーロッパの安全保障は、土曜日の会議の中心点だった。デ・ホープ・シェッファーは、NATOにおける大西洋両側の協力は、相互性に基づいており、したがって、「片道交通であってはならない」と強調した。
事務総長は、特に、同盟にとって優先事項であるアフガン派兵に言及した。「米国はアフガンへの関与を強めようとしているが、他の国々はこれ以上かかわりになることを否定している。これは、同盟のバランスにとって良いことではなく、ワシントンにおけるヨーロッパの声を弱めるものだ。アフガン特使であるリチャード・ホルブルックは、金曜日のシュタインマイヤー・ドイツ外相との会談で、アフガンへのドイツのこれ以上の参加を要求しなかった。(後略)
{訳者の感想}オバマ大統領は。イラクからは撤退するが、アフガンへの派遣を増やそうとしています。北大西洋同盟諸国は、必ずしも乗り気ではなく、この付けは日本や韓国に回ってくるような気がします。
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