海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「偽装された小包の警告」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2010年11月02日 | 国際政治
ベルリン発:イエーメンから送られた二つの小包爆弾は、高度に専門的に偽装され、航空機内や地上で点火されれば、致命的な作用を及ぼしただろう。連邦刑事局は、事件の分析の結果、このような結論に至った。プリンターのカートリッジに仕掛けられた爆発物の一つは、300グラム、もう一つは400グラムのPETNであったが、ドバイとイギリスで発見されなかった場合、「大音響で致命的な結果を引き起こしただろう。」航空機は点火されれば墜落したことは確実である。
(中略)サウディアラビアの当局は、明らかに問題の小包とテロリストたちの計画について正確な知識を持っていた。彼らは、ドイツ側に、小包番号と宛名も知らせることができた。 UPSとFEDEXの便で運ばれた両方の爆発物は、シカゴに、11月1日に着く予定だった。
決定的な情報は、イエーメンの情報機関によると、あるアルカイダグループからの脱落者から寄せられた。その男は、先月、サウディ・アラビアの当局に出頭し、計画の詳細について話した。ドイツの警備当局にはただちに報告された。もっとも、UPS便の小包は、サウディ・アラビアからの一報が2時40分に入ったときには、すでに英国に向けて離陸した後だった。ドイツ当局がイギリスの警備当局に通報した後、イギリスの警察は、問題の小包をイースト・ミッドランドにある小包集積所で確保した。(後略)
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「最初の容疑者逮捕。新たな... | トップ | 「中国、ヨーロッパ諸国への... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国際政治」カテゴリの最新記事