杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

何のために学ぶのか

2012-01-19 09:37:36 | 社会・経済

 昨日(18日)は午前中、FM-Hiで『かみかわ陽子のラジオシェイク』の収録でした。2011年4月から始まって毎月1回、第4日曜の朝8時30分から9時までの30分番組なんですが、お聴きになったことありますか?

 

 

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 今月22日のオンエアで10回目を迎え、新年最初ということもあって、初めてスタジオにゲストを招きました。1月だから新成人や受験や就職を前にした学生をテーマにしようと、陽子さんのほうでチョイスしたのが、天晴れ門前塾の会長だった川野泰寛さんでした。

 

 

 天晴れ門前塾というのは、県内の大学生有志が社会人に、地域の中で学ぶ校外ゼミで2005年から2010年まで定例開催し、現在は休止中とのこと。私は川野さんが会長を務めていた2009年度に、地酒と情報をテーマにゼミを持たせてもらいました(こちらを参照)。

 

 

 川野さん自身は、静岡大学を卒業後、静岡文化芸術大学大学院に進んで、門前塾の活動をきっかけに関心を持った大学教育や地域連携について研究を深めています。

 陽子さんとは、今の大学のカリキュラムが、就職予備校化・専門学校化してしまって、学問教育がおろそかになり、それによって学生が学びの動機を考える機会がなくなり、社会に出ても主体性のない、応用の利かない人間になってしまっている等など、とても奥の深いトークをしてくれました。

 

 

 何のために学ぶのか。何のための働くのか。これは若者のみならず、今の日本人すべてに求められるクエスチョンかもしれませんね。昨日は収録が終わった後、東京へ移動して、ホテルオークラで開かれた日本ニュービジネス協議会連合会の新年賀詞講演会に出席したんですが、経済人に向けたメッセージの中にもそんな問いがありました。

 

 講演会の内容はまた後日。

 とりあえず、1月22日(日)8時30分からFM-Hi(76.9)が聴ける方はぜひ!


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