杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

吟醸王国しずおかパイロット版試写&はしご酒交流IN掛川 ご案内

2010-06-26 13:01:59 | 吟醸王国しずおか

いよいよ明日27日に迫りました。

掛川地区では初めての試写&はしご酒イベントです。申込はこちらへ。当日参加OKです。ぜひ遊びにいらしてくださいね!

 

 



『吟醸王国しずおか』パイロット版試写 & はしご酒交流会 IN 掛川

●日時/6月27日(日) 15:00~(随時上映)

●会場
<受付・試写> 掛川ターミナルホテル1階「駅前天国Pacchi」
<はしご酒交流会>「さんぱち屋」「蔵」
  *いずれも掛川駅から徒歩3分圏内、さんぱち屋はこちらをご参考に!

●参加費/1,000円(オリジナル利き猪口・試飲・おつまみ付き)


受付でお渡しする「吟醸王国しずおか」オリジナル利き猪口を片手に、
3店舗をぶらぶら巡って試写会や試飲を楽しんでいただきます。


「駅前天国Pacchi」にて「吟醸王国しずおか」パイロット版をご鑑賞後、
 利き猪口1杯(お好きな銘柄)+おつまみセットをご堪能
   ↓
「さんぱち屋」「蔵」それぞれの店舗にて、
 利き猪口1杯(お好きな銘柄)をご堪能

喜久醉、磯自慢、杉錦、千寿、若竹、富士錦、初亀、正雪、國香・・・
蔵元のご厚意で、試飲用の希少酒も多数ご用意しています。
もっと飲みたい方、食べたい方には、おかわりやおつまみもございます(有料)


富士山静岡空港ふたたび

2010-06-24 19:29:26 | 吟醸王国しずおか

 昨日(23日)はいつも吟醸王国しずおかパイロット版試写でお世話になっている呉服町のスペインバル『MANDO』で、何回目かの試写をやらせてもらいました。県経済産業部やJA関係者の有志が集まって食と農について考える地産地消の会にお招きいただいたのです。

 

 私はライターとして長年、県広報誌やJA情報誌にお世話になっているので、今回の集まりにも知り合いや顔見知りの職員さんが多かったのですが、昔からお世話になった現場職員さんが、気づいてみると部長級や局長級の幹部職Imgp2665 員に…。嬉しいのと同時に、昔は自分のようなひよっこライターの力不足を大目に見てもらえたこともあったけど、今は、自分も年齢が年齢だけに「ひよっこ」を言い訳にはできなくなった・・・と実感します。今の自分の集大成でもある『吟醸王国しずおか』を、自分のペーペー時代を知っているベテラン職員の方々に観てもらうのは、大変な緊張感があったと同時に、こういう緊張感をもたせてくれる人々と、長くご縁がある幸せを噛みしめました。

 

 

 試写の後は、職員の方がポケットマネーで次々と“募金”をしてくれました。このところ毎週のように試写会を行っていますが、少人数の試写会では過去最高の金額をいただきました。本当にありがとうございました。

 会の様子はこちらをご覧ください。

 

 

 

 さて、昨日は日中、久しぶりに富士山静岡空港に行ってきました。開港一周Imgp2645 年記念と遠州鉄道の空港直行バスe-wingの紹介記事を書くためで、浜松の遠鉄本社を取材した後、実際にバスに乗って2時間かけて空港まで行きました。

 

 

 正直、浜松駅から静岡空港まで2時間もかかるのか~・・・同じ2時間かかるなら浜松の人は中部国際空港セントレアに行くだろうな~と思ってしまいました。浜松駅を出発しても、静岡空港へ行くには遠回りの浜松西インターまで行って、そこでバスを乗り換えて(乗ってきたバスはセントレアへ)、さらに途中の東名インター(磐田、袋井、掛川)と、掛川駅南口に寄るので、2時間もかかってしまうのです。

 

 静岡空港には2000台の無料駐車場があるので、一世帯あたりの自動車の保有台数が高い県西部地区の人は、たぶん車を利用する人が多いのでしょう。車を持っていない人だけをターゲットにするには限界があるし、車を持つ人にバスを選んでもらうには、バス利用ならではの大きなメリットが必要です。

Photo  

 そこで7月1日から始まるのがノンストップ直行バス。浜松駅から静岡空港まで75分で結びます。9月30日までの3ヶ月間限定運行ですが、一日6便、すべて航空機のダイヤに合わせて運行するので、浜松駅から2時間ちょっとで飛行機に乗れます。これは大きなメリットになりますね!

 

 さらにこのノンストップ直行バスを“加速”させる無料乗車キャンペーンを、7月1日~31日まで展開するとのこと。航空機利用者は7月中にこのバスにタダで乗れるそうです! (見送りや空港見学だけの人は不可)。予約が必要ですから、浜松地区で7月中に富士山静岡空港からフライト予定の方はぜひお見逃しなく! 詳しくは遠鉄バスホームページをご覧ください。

 

 

 

 久しぶりに訪ねた空港内部は、FDAのカウンターが大きくなっていて、平日Imgp2654 なのに展望デッキで飛行機の離発着を見学する人が結構いました。2階の物販&インフォメーションフロアには、開港当初はあった静岡県の地酒紹介コーナーがなくなっていました。

 

 

 以前、このブログで「空港の地酒紹介の案内文が、見た人に不親切だ」と指摘したことがあって、「マユミさんのブログが県や組合で問題になったみたいですよ~」と教えてもらったことがあり、ビックリしましたが、指摘を受け止めて改善してくれるなら有難いと思っていたら、コーナーそのものが無くなっちゃってたなんて…。もちろん他にも展示するものがあったのでしょうし、私のブログのせいで無くなったなんて思うほど自意識過剰じゃありませんが、地酒ファンとしてはなんだかすごーく寂しいですね。

 

 

 空港には、他の場所では得られない素晴らしい“場所の利”があります。展望デッキで飛行機の離発着を眺めながら冷えた吟醸酒が呑めたら最高でしょう。実際、『吟醸王国しずおか』でお世話になった羽田エクセルホテル東急のダイナーでは、フライトを眼下に眺めながら、喜久醉や磯自慢を呑めたのです。これはホントにゼイタク気分だった!

 こういうシチュエーションをぜひ活かしてほしい。静岡空港に吟醸バーを造って、緊急雇用なんたら補助金で雇ってもらえないかな(笑)。

 

 

 帰りは静鉄バスの空港~静岡駅路線を利用しました。こちらは約1時間。大きな観光バスサイズの車内に、乗客は私一人・・・とんでもないゼイタクでした(苦笑)。行きの遠鉄も乗客は3人だけだったし、これじゃぁ、遠鉄さんも静鉄さんも空港路線は苦戦しているんだろうと素直に感じます。

 空の旅がそんなに仰々しいものじゃなくて、バスにホイッ、飛行機にホイっと乗って、あっちこっちへ気軽に移動する新幹線並みの快適なもの、という感覚を、静岡県民が持てるかどうか、なんでしょうね。

 

 

 

 

 さてさて、かねてよりご案内の『吟醸王国しずおか』パイロット版試写&はしご酒交流会IN掛川を、27日(日)に行います。協賛蔵元さんから試飲用の希少酒もぞくぞくとご提供いただいています。ぜひお越しくださいませ!。 

 

◆『吟醸王国しずおか』パイロット版試写&はしご酒交流会IN掛川
◇日時 6月27日(日) 15時~ *随時上映

◇会場 <試写>掛川ターミナルホテル1階「駅前天国PACCHI」、<はしご酒交流会>「さんぱち屋」「蔵」 *いずれも掛川駅徒歩3分圏内

◇費用 1000円 試飲・おつまみ付き

◇申込 吟醸王国しずおかHP *当日参加もOK


グッドタイミング

2010-06-21 16:40:14 | アート・文化

 このところ、サッカー中継をやっていると昼間でも夜中でもついつい見入ってしまって、テレビで「睡眠不足の方も多いのではないでしょうか?」と言っていると、そうそう、と頷いてしまいます。日本戦以外のカードの視聴率もけっこういいんですよね、W杯。さすが世界一のプロスポーツイベントだけあります。

 

 今日(21日)に『吟醸王国しずおか』HPにUPした私の地酒原稿集「読んで酔う静岡酒」は、13年前に日本代表が初めてW杯出場を決めたころに書いた杉錦の紹介記事で、文中、「杉錦は地味だけど実のある、岡田監督みたいな酒」な~んて適当なこと(苦笑)を書いてます。よかったらこちらをご覧ください。

 

「読んで酔う静岡酒」は、1994年ぐらいから本格的に書き始めた地酒についての原稿の中から精選したものを、発表年月順に、HP開設時の今年3月から毎週月曜日に更新しています。今日UPした杉錦の原稿は97年12月に書いたもの。ちょうどタイミングよく、W杯開催中にこの原稿をUPすることができました。日本がカメルーンやオランダにボロ負けしてたら、UPしなかったかも(笑)。

 今週のデンマーク戦は、夜中だけど杉錦を飲みながら応援しようかな。

 

 もうひとつ、今日、HPにUPした「フォトギャラリー~ただいま仕込み中」は、08年6月に藤枝の稲作農家松下明弘さんと「喜久醉」の青島孝さんの“松下米”田植えを撮影したとき、飛び入り参加したフォトグラファー山口嘉宏さんが撮ってくれた写真集です。

 このコーナーは、吟醸王国しずおか撮影時に、記録代わりに自分で撮ったものを紹介していて、記録目的の素人写真なのでフォトギャラリーなんて銘打つのはお恥ずかしいレベルなんですが、山口さんの写真をUPできたおかげで、ようやくギャラリーらしいコーナーになりました。

Photo  

 山口さんはちょうどタイミングよく、明日22日から7月18日まで、静岡市葵区東草深のアイセル21横にある『珈琲工房すがの』で、友人の写真家と二人展を開きます。彼は、吟醸王国しずおかカメラマンの成岡正之さんの会社で動画の仕事をした後、フリーになり、世界中を飛び回っています。

 

 

 

 アフリカで農業経験のある松下さん、ニューヨークで金融の仕事をしていた青島さん、ハリウッドで修業経験のある成岡さん、そして今も地球上を駆け回る山口さん・・・撮影当時(ちょうど2年前の今頃)、なんでこういうキャリアの彼らが、揃いも揃って藤枝の田んぼで泥まみれになっているんだろうと不思議に思えました。

 

 その答えは、成岡さんが撮った『吟醸王国しずおか』のひとコマと、山口さんが撮ったフォトギャラリーの中の、松下・青島両名の突き抜ける薫風のような笑顔にあるのもしれません。

 

 

 ぜひこちらをご覧いただき、あわせて二人展へも足を運んでいただければ、と思います。


サッカー王国静岡その4

2010-06-19 09:47:43 | 本と雑誌

学研スポーツムック STRIKER特別編集

『サッカー王国静岡』(1994年9月発行)

 

SPECIAL MEETING IN SHIZUOKA~Jリーガーを育てた指導者座談会

 

〈座談会メンバー *役職は1994年当時のものです〉

◇長谷川二三氏(藤枝東高校サッカー部監督・静岡県サッカー協会技術委員長・藤枝市出身)

◇井田勝道氏(静岡学園高校サッカー部監督・日本サッカー協会公認コーチ・静岡市出身)

◇前嶋孝志氏(高部小学校教諭・清水市サッカー協会技術委員長・焼津市出身)

◇古川一馬氏(静岡県サッカー協会理事・トレーニングセンター部長・清水市出身)

◇橋本忠弘氏(静岡県サッカー協会専務理事・藤枝市出身)

◇進行役/加藤真久氏(静岡県サッカー協会常務理事・沼津市出身)

 

 

(前回より)

(加藤)最後に2002年に向かって静岡のサッカーをどうするべきか、お一人ずつお願いします。

 

(長谷川)指導者養成では、もっと外国から素晴らしい人材を呼び、いろいろと刺激を与えてもらいたいですね。そして日本代表は、せめてアジアのチャンピオンにならなければと思います。

 

(井田)静岡県は今まで日本のサッカーをリードしてきましたが、これからも協会独自のグラウンドや合宿施設を造る等、先駆けとして進むべきでしょう。指導者の立場としては、15~17歳でテクニックを磨き、インターナショナルに活躍できる選手を育てたいですね。

 

(前嶋)小学生世代を見ているせいか、2002年というよりも今のJリーグについて言わせてもらいますが、エスパルスにしろジュビロにしろ、それぞれのチーム独自のカラーというものがもっと出てほしい。エスパルスの試合では、エスパルスならではのサッカーが見られるというようになってほしいですね。

 現在、静岡県出身の選手は、静岡時代に教えられたサッカーをまったくやっていないように思う。その結果、今の小学生はプロの技術や戦術に憧れるというより、Jリーグのスタイルやトレンドばかりに目を向けている。「エスパルスが清水らしいこういうサッカーをやるから好きだ」「清水に行けばエスパルスみたいなサッカーができる」というわけではないんですね。

 地元で魅力ある選手やチームを育てるためにも、今のJリーグが個性をしっかりもったチームであってほしい。それが地域で小学生・ジュニア・ユースをつなげる大きな要素になると思う。サッカーに取り組む意識をしっかり持たせるためにも、アンダー12のクラスにプロの指導者をどんどん入れるべきでしょう。

 

(古川)子どもの意識という点では、中学でも問題があります。今の中学生の資質自体が変わってしまい、指導者として戸惑うことがあるんですよ。ひと昔前は長谷川先生のように、ゲンコツ一発で納得させるという指導が受け入れられていたのですが、今は、中学生の複雑な内面をきちんと理解してやらなければならない。優れたトレーニングメニューや施設も必要ですが、その前に子どもの精神的な不安定さをコントロールする、カウンセリング的指導をしなければ、彼らの良さを引き出すことは難しい。

 

(前嶋)そうだね、今、中学でサッカーをやっている子を見ていると、どことなく暗い感じを受けるな。昔はバカみたいに明るい子が必ずいたものだが…。

 

(古川)サッカーは好きなんだけど、あまり自分をさらけ出さないほうがカッコいいと思っている子が多いね。ガムシャラではなく、7~8分程度の力で止めておくのがスマートだと思っている。これじゃ向上しません。合宿所で風呂に入るときなど、スッポンポンになってワイワイやることで仲間意識が生まれたりするものですが、今の子は裸になったら丸くなって前を隠す(苦笑)。

 

(長谷川)僕も修学旅行先の宿でビックリした。男子が海パンをはいて風呂に入っているんですよ。馬鹿野郎!と一喝して脱がせましたが(笑)。

 

(古川)とにかく、本当に好きなサッカーをやっているんだということを、本人に認めさせなければならないんです。高校生になれば、ある程度目的意識がはっきりしますが、中学の段階では選択肢がたくさんあるから気持ちが揺らぐんですよ。中には勉強なんかどうでもいい、とにかくサッカーが好きでたまらないんだという元気者もいます。

 

(加藤)サッカー選手の育成に最も大切な中学生についてのお話が出ましたが、日本のサッカーで最も考えていかなければならないところだと思っています。それでは締めくくりに、橋本さんに県サッカー協会の将来展望についてうかがいましょう。

 

(橋本)今のところ、Jリーグやワールドカップ招致でうまい具合にサッカー熱が盛り上がっていますが、県協会としても2002年に向けて努力するしかない。招致運動に少々陰りが出てきたなどと言われていますが、今後のサッカー振興のためにも最善を尽くすべきでしょう。これと並行して、サッカーを好きな人がプロ以外でも活躍できる土壌を整えたいと考えています。

 

(加藤)どうもありがとうございました。

(了)


サッカー王国静岡その3

2010-06-18 09:01:14 | 本と雑誌

学研スポーツムック STRIKER特別編集

『サッカー王国静岡』(1994年9月発行)

 

SPECIAL MEETING IN SHIZUOKA~Jリーガーを育てた指導者座談会

 

〈座談会メンバー *役職は1994年当時のものです〉

◇長谷川二三氏(藤枝東高校サッカー部監督・静岡県サッカー協会技術委員長・藤枝市出身)

◇井田勝道氏(静岡学園高校サッカー部監督・日本サッカー協会公認コーチ・静岡市出身)

◇前嶋孝志氏(高部小学校教諭・清水市サッカー協会技術委員長・焼津市出身)

◇古川一馬氏(静岡県サッカー協会理事・トレーニングセンター部長・清水市出身)

◇橋本忠弘氏(静岡県サッカー協会専務理事・藤枝市出身)

◇進行役/加藤真久氏(静岡県サッカー協会常務理事・沼津市出身)

 

 

(前回より)

(加藤)ハード面の問題点についてはいかがでしょうか? Jリーグではスタジアムの改善をさかんに言っていますが、我々現場サイドからすれば、グラウンドやTC(トレーニングセンター)の専門施設等も必要だと言いたい。今年、社会人チームの登録数が急激に増えたのですが、実は登録希望数はもっと多いと言われている。なぜ登録しないかというと、グラウンドがなくて試合ができないからです。笑うに笑えない話ですね。学校のグラウンドはどこにもありますが、使用するにも限度がある。

 つまり、県営の施設でサッカー王国にふさわしいものが何もないんです。県の方々も気にしておられるようですが、かつては1万人収容できれば大手を振っていたのが、今ではそうもいかなくなり、グラウンドひとつ作るにも大掛かりな事業になってしまったというわけです。藤枝ブルックスが不ラウンドがなくて藤枝を撤去するというもの、本当に笑えない話です。

 

(井田)日本の場合、サッカーは今までマイナーだったのが、ここに来てようやくメジャーになった。いかにワールドワイドなスポーツかも知られるようになった。ところが政治家や自治体のみなさんは半信半疑なんですね。サッカーは一時のブームで、野球やオリンピックこそが世界最大のスポーツだと思っている。ワールドカップもバレーボールのそれと同じぐらいにしか思っていない。スタジアムといっても国体が開けるレベルのものしか考えていないんじゃないでしょうか。まだまだ認識が足りないと思うんですが…。

 

(橋本)清水の学校でも、野球部の隣で小さくなって練習しているのが現実です。

 

(長谷川)なんとか県サッカー協会で独自のTC施設を持ちたいですねぇ。

 

(加藤)フランスの国立トレーニングセンターは宮殿を買って造ったものです。日本がフランスに勝てるはずがない…!

 

(前嶋)静岡と清水の市境に10万人規模のスタジアムを造るという計画がありましたが、どうなりましたか?

 

(加藤)検討は続いていると思いますが、今は大きなスタジアムではなく、ゆったりゴージャスな気分で観戦できる劇場型スタジアムが世界的傾向なんですね。次のW杯フランス大会のスタジアムは4万人程度の収容規模です。

 静岡県は小笠にW杯用のスタジアムを造る計画がありますから、静清地区のは10万人規模でなくてもいいと思いますよ。ただ静岡県は広いので、県に3つは主要スタジアムが欲しいですね。そのためにもサッカー関係者のみならず、一般県民に地域を活性化させる意気込みで盛り上げていただかないと…。

 

(橋本)とにかく議員やお役人さんに、今年のW杯アメリカ大会を現地でしっかり見て、サッカーがいかにすごいスポーツかを認識し、価値観を変えてもらいましょう。

 

(井田)県サッカー協会独自のグラウンドを造って、各地の少年団がいつでも気軽に利用できるようにしたいね。

 

(前嶋)ソフト面の話に戻りますが、Jリーグにしろ高校にしろ、外国の優秀なコーチがたくさん来ているから、彼らを我々のジュニア指導者養成機関に招くなど有効に活用できたらと思います。

 

(橋本)今年、県サッカー協会でオランダからコーチを招く計画はあります。

 

(前嶋)県内のJリーグ、JFL等に所属する海外一流コーチを招いて、子どもたちや指導者にコーチングしてもらえないかな。所属先のスケジュールに差し障りのない日や週末などを利用して。

 

(古川)彼らは頼めば非常に熱心にやってくれますよ。ただし中途半端なスケジュールではだめ。週末土日とかに頼むと、ちゃんと見るには1日や2日じゃ無理だ、最低4日は必要だという人もいます。参加者のレベルに応じてトレーニング方法を変えたりすることもありますから。

(つづく)