杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

酒と匠の文化祭Ⅱin 玉露の里参加御礼!

2011-10-31 09:59:06 | しずおか地酒研究会

 昨日10月30日(日)は各地で秋まつり・マラソン大会・食イベント等が行われましたね。静岡県中部は残念ながら午後から雨降りとなり、季節が早まったかのような寒さに見舞われましたが、しずおか地酒研究会では、ご案内のとおり、藤枝市岡部の玉露の里「藤枝フレッシュ・ミュージック・フェスティバル」内で、『酒と匠の文化祭Ⅱ』を無事、開催しました。

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まずは開催にあたりましてお声掛けをくださった藤枝市のみなさま、会場を提供してくださった玉露の里ならびに茶室瓢月亭関係者のみなさま、ブログラムにご協力&ご出演の初亀醸造の橋本社長と茶道研究家の望月静雄先生、手弁当で運営協力してくださった吟醸王国しずおか映像製作委員会斗瓶会員のみなさま、試飲酒&仕込み水をご用意くださった蔵元各社、そしてあいにくのお天気にもかかわらず、遠路、お越しくださったご来場のみなさまに、心から感謝申し上げます。

 

 

 

 

 このイベントは、玉露の里長屋門前のオープンスペースと長屋門内の庭園に藤枝の食や特産Imgp5048品の販売ブースが並び、庭園特設ステージでミュージックフェスティバルが開かれ、茶室瓢月亭にて『酒と匠の文化祭Ⅱ』という構成。

 こちらは庭園内に置かせてもらった志太美酒コーナーで、店主の地元酒販店・ときわストアの後藤英和さん(左)と、敏腕販売員オフィストイボックス・櫻井美佳さん(右)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 10時のミュージックフェスティバル開会宣言とともに販売ブースが開店し、茶室内では『吟醸王国しずおか』パイロット版上映、初亀の橋本社長のImgp5044志太美酒講座、望月先生の茶事講座、志太美酒の試飲、神田えり子さんの静岡かるた実演。この一連のプログラム(トータルでおおよそ2時間)を、10時と15時のつごう2回行いました。

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 10時の回に参加されるには、(試飲をするなら)電車やバスを乗り継ぐのに朝早く家を出ていただくことになるので、15時の回の参加者の方が多いだろうと思っていたのですが、早い時間から10時のほうに大勢来てくださって嬉しかった!! 

 

 

 

 茶室の片隅では、神田えり子さんが、お子さん連れのお客様を飽きさせないようにと、ご自身が編集製作された『静岡かるた』を紹介してくださいました。本当は別室Imgp5043の小間をお借りできればよかったんですが、茶室関係者の許可が下りず、えり子さんには申し訳なかったです・・・。

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 茶室縁側では、志太6社から集めた、今が呑みごろのイチオシ酒を試飲していただきました。インストラクターはMANDOマネージャーの平井武さんと、篠田酒店店主の篠田和雄さんという豪華コンビ。清水にお店を持つ篠田さんは1円たりともご自分のお店の売り上げにはならないのに、お店を抜け出して助っ人に来てくださる、本当に得難い地酒伝道師です。 

 

 

 

 

 使える場所や時間が限定されていて、お越しくださった方には窮屈な思いをされたかもしれませんが、ひとつの広間で、大人がお酒の話を聞いていて、縁側で試飲をしていて、子どもはかるた遊びをするって、なんだか大家族のお正月みたいで、観ていてほのぼのしました。

 また、ふだんお茶とは縁のない方にも、このような機会に『瓢月亭』という茶室の存在を知り、触れていただけることに意義があると、玉露の里支配人も喜んでくださいました。

 

 

 

 

 

 15時の回はお天気が影響してか、少ない人数でしたが、橋本社長も望月先生も個人指導でもされるように、丁寧に解説をしてくださって、Imgp5059本当にありがたかったです。

 MANDOの平井さんが、望月先生から正しく美しい箸の上げ下ろしの直接指導を受け、「すごく勉強になった」と喜んでいただきました!

 

 

 

 庭園の販売ブースでは、気温が1℃でも違うと、冷酒や冷たいビールの売れ行きがガタンと変わることをまざまざと実感・・・。イベントの露天販売って本当に難しいんだなあと思いました。

 

 

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 ちょうど午後、雨が降り始めた頃に、藤枝市の北村市長も“陣中見舞い”に来てくださいました。

 

 また、しずおか地酒研究会にもたびたびご参加くださる静岡伊勢丹の松村彰久社長が奥様とお越しになり、北村市長とご一緒に地酒談義。

 

 

 

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 松村社長の奥様は茨城県取手市にあるご実家をアートギャラリー『拝借景』に改装され、東京藝大生や若手クリエイターを支援する活動をされているそう。「新作展のオープニングパーティーの乾杯酒に」と志太美酒や吟醸王国しずおかグッズをたくさんお買い上げくださり、「吟醸王国しずおかパイロット版の上映会もぜひやりましょう」とおっしゃってくださいました。こういうご縁の広がりって本当に得難いなあ・・・とジーンときてしまいました。

 イベント終了後、ときわストアに集まって、『コピー・川柳コンテスト』の応募作品を、スタッフみんなで審査して盛り上がりました。結果は後日、吟醸王国しずおかブログで発表しますので、乞うご期待を!

 

 

 あらためて、昨日、各地で多くのイベントがある中、当イベントを選んでいただき、玉露の里まで足を運んでくださったすべてのみなさまに心から感謝いたします! 本当にありがとうございました。

 


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酒と匠の文化祭Ⅱあす開催!

2011-10-29 21:07:43 | しずおか地酒研究会

 いよいよ明日(30日)に迫ってまいりました。ご案内のとおり、『酒と匠の文化祭Ⅱ』を、藤枝市岡部の「玉露の里」にて、藤枝フレッシュ・ミュージック・フェスティバルという音楽&地域おこしイベント内で開催します。

 

 

 今週は、試飲用のお酒を集めるため、久しぶりに志太6蔵の蔵元さんを集中的に訪問しました。すでに今期の酒造りが始まった蔵もあれば、作業場の清掃や設備メンテナンスに余念のない蔵も。用事が済んだらすぐに失礼するつもりが、つい2時間近く話し込んだりしてしまって、ご迷惑をおかけしてしまいました。でも一滴も飲まずに、酒のことで話が尽きなくなるなんて、ある意味ぜいたくだなあと思います。

 

 今年は東京や大阪や京都で静岡酒を呑む機会があって、静岡酒がトレンドとは違う印象を持たれ、その価値を十分伝えきれずに消化不良気味な思いもしましたが、静岡の蔵元さんと話していると、ほんとうにホッとします。たんに故郷の酒だからか、静岡が真に日本酒の王道を行く酒質だからか、理由は自分でもよくわからないけど、彼らが造る酒をイチバン美味しいと感じられる自分に心から安堵します。

 

 

 昨日(28日)はFM-Hiの『昼らじ静岡情報館』におじゃまして、イベントのPRをしてまいりました。いつも応援してくださるパーソナリティTJさんが、「自主制作のドキュメンタリー映画なんて5年10年かかるのがザラなんだから、あせることないよ、こうしていろんな広がりが生まれてくるんだから」とイベントの実施をプッシュしてくださいました。こういう激励は本当に嬉しいですね。

 

 

 

 今日(29日)は前日祭があって藤枝東高校の学生さんたちのバンドがライブをやっていました。ポカポカ陽気で道すがら、コスモス畑も楽しめて、本当にのどかな秋の休日・・・。一緒に下見に行ったオフィストイボックス櫻井美佳さんが、吟醸王国しずおかブログ『杯が満ちるまで』で報告してくれてます。

 

 

 明日は若干お天気が心配ですが、雨は大丈夫そうなので、お時間のある方はぜひお越しくださいね!

 


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2011秋・古都の旅その3~文化と宗教の役割

2011-10-28 09:43:55 | アート・文化

 京都の旅の続きです。『京都今宵堂』にあった古いちゃぶ台が気に入って、上原夫妻に教えてもらった一乗寺のアンティーク家具の店『葡萄ハウス家具工房』へ。適当な大きさのちゃぶ台がなかったものの、大正~昭和期のレトロファニチャーの宝庫でした。古い家屋が多い京都ですから、仕入れにも困らないだろうなあ。家具好きにはたまらないお店だと思いました。

 

 歩いてすぐのところに、上原さんから「一見の価値あり」と教えてもらった人気書店『恵文社一乗寺店』があり、ちょうど雨が降ってきたので、ちょいと雨宿りのつもりで入ったところ、急にゲリラ豪雨みたいな激しい雨になり、小一時間動けなくなってしまいました。

 

 ところがこれが、編集者の平野さんとライターの私が雨宿りするのに、これ以上ベストな場所はないと思えるくらい素敵な本屋さんでした。本とギャラリーと雑貨を販売するセレクトショップで、ちょうどギャラリーでは自費出版フェアをやっていて、京都と東京のクリエイターたちのユニークな手作り雑誌がズラリ。内容もさることながら、本の形状や体裁の面白さにも惹かれました。本ってこんな自由に作れるんだって、ライター稼業に就いた頃の無垢な感覚を思い出しました。

 

 

 この本屋さん、英ガーディアン紙が2008年に選んだ“世界の魅力的な書店ベスト10”に、日本で唯一ランクインしたそうです。手頃な広さで、本の選び方・並べ方もセンスたっぷり、雑貨やギャラリーもあって飽きずに楽しめる。イマドキの若者がファッションのセレクトショップ感覚で通うんだろうなあと思います。30年前に京都で学生生活を送っていた私にとっては、隔世の感ありあり。どっちかといえば、やっぱり寺町通りあたりにある狭苦し~い昔ながらの古本屋さんのほうが、「本屋さんで目を点にして本を探す醍醐味」を味わえるんですけどね。これも年齢のせいか(苦笑)。

 

 それにしても、改めて、魅力的な本屋さんがある街というのは、街の文化レベルを上げるなあ~と実感します。電子図書が横行し、ペーパー書籍もネットで購入できる時代に、あえて店頭で本を売る。それが文化の象徴ならば、文化とはホント、非効率なものですね。でも非効率なものがなければ生きていけないのが、人間の人間たる所以です。

 

 

 

 

 夕方、街中へ戻って、平野さんは四条河原町でお買い物。私は四条烏丸の佛教大学四条センターで開催された公開講座『東日本大震災シンポジウム 今問われる人間ー智者のふるまいをせずして』を聴講しました。

 

 宮城県塩釜市の雲上寺副住職・東海林良昌氏と、神戸市の徳本寺住職・吉永幸也氏が、被災地の宗教者として感じたこと、活動したことを報告し、京都新聞のベテラン記者と佛教大学学長・仏教学部長を交えてパネルディスカッションを行いました。宗教者を特別視するわけではありませんが、圧倒的な悲劇を目の前にしたとき、宗教者の役割とは何かを訊いてみたいと思いました。

 

 

 宮城の東海林さんは1970年生まれとまだお若く、多くの檀家さんが亡くなり、被災し、「圧倒的な自然の力の前になすすべもなく、自分は誰か、私の世界は何で成り立っているのかわからなくなり、このまま死んでもいいかなと思う瞬間もあった」と正直に吐露されました。

 

 近隣住民が、避難していた小学校の体育館の床板が冷たくて耐えられないと、寺を頼って集まり、中越地震の際に支援した新潟県小千谷市からすぐに救援物資が届いたそうです。水道が止まっていたときは、お年寄りの住民が古い井戸の場所を知っていたため、なんとか水を確保できたとか。「忘れられていた人と人とのつながりや暖かさが現れた」と実感されたそうです。

 

 ご自身ができる支援活動として取り組まれたのが、読経ボランティア。ご遺族の「手を合わせたい。宗教的ないとなみの中で送ってあげたい」という言葉に背を押されたといいます。仮設住宅を回っていたときは、今まで接点の少なかった他宗派の僧侶たちとの連帯感も生まれました。猛暑の時期は、かき氷をふるまいながら被災者に声掛けをし、傷んだご位牌を修理するボランティアも。「垣根をとりはらうと、つながりが見えてくる」と噛み締めておられました。・・・宗教者にしかできないことってあるんだなあと思いますね。

 

 

 神戸の吉水さんは、1995年の阪神淡路大震災の時、神戸市灘にあったお寺の本堂が全壊。丸2日間、救急車や消防車のサイレン音も聞こえず、「世界の終りとはこういう状況か」と実感されたそうです。そういう状況の中、(死を連想させる)法衣をまとって街を歩くことがこれほど辛かったことはないと振り返ります。

 

 大学の恩師から救援物資が届いたとき、「被災者の気持ちは、被災した者しかわからないから、お前がやるんだ」と励まされ、避難所へ物資を運ぶボランティアを始めます。2ヶ月後にオウム真理教の地下鉄サリン事件が起きてマスコミ報道が一変してからは、さらに自らを奮い立たせ、公的支援が行き届かない被災現場をきめ細かく回り、地域NPO等との横のつながりを持ちながら最前線で汗を流し続けた吉水さん。いっとき、“ボランティアうつ”状態になられたこともあったそうです。

 個人として出来ることの限界を感じ、脱力感に襲われるという心境は、被災地で活動された方なら誰しも経験でしょう。私なんぞ、たった1日、福島の沿岸を視察しただけで、静岡へ戻って数週間ぐらいおかしくなったもの。

 

 それでも、吉水さんは「Think Globally, Act Locally」という言葉を大切に、地域に根差した活動を続けました。地域づくりの基本哲学みたいな言葉ですね。

 

 

 あるときは、電車内で、見知らぬ客が「神戸もけっこう復興したねえ」と話していたことにショックを受けたそうです。がれきが撤去され、見た目は片付いたように見えるけど、実際は“復興”とは程遠い状況・・・。「知らない人に責任はない。現場を知る者にあるのだ」と言い聞かせたそうです。今の東日本の被災地の方も、同じような心境ではないでしょうか。吉水さんはご自身の経験から、現在は宮城県の寺院や地元ボランティアグループと連携しながら、長期的支援のできる体制づくりを進めておられます。

 

 

 聴講者から「あんな震災が起きるなんて不条理だ、この世に神も仏もないのでは?」とストレートな質問が寄せられ、佛教大学の山際学長は「命あるものには必ず限界があり、形あるものは必ず壊れる。地球では、地震は必ず起きる。現世には不可避なものがあり、その苦しみが現世の基本的本質。そういう世界に我々は生きている。不可避なものを人間の力で解決しようとするのは愚かである」と応えておられました。宗教者としては、そう応えるしかないんだろうなあと思いつつ、1961年生まれという京都で一番若い大学長さんの歯切れのよい言葉には、どこか力強さがありました。

 

 

 

 シンポジウムのサブテーマ「智者のふるまいをせずして」というのは、法然上人の教えだそうで、わかりやすくいえば“驕るなよ”ということ。そういえば亡くなったアップルのスティーブ・ジョブス氏の名言に「Stay Foolish(おろかであれ)」というのがありますが、山際学長は「なぜ彼が法然上人の教えを知っているのだろうと不思議に思った」そうです。ジョブス氏は日本の仏教文化に造詣があったようですね。

 

 

 

 法然上人が亡くなって800年目の節目の年に大震災が起こり、ジョブス氏も亡くなる。・・・そんな話を私は京都で訊いている。訊いただけで何の成果にもならない、きわめて非効率な行動かもしれないけど、訊かずにはいられない自分は、やっぱり人間なんだなって思いました。京都には、人間力を回復できるチカラがあるんですね。


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2011秋・古都の旅その2~京都ショップ探訪

2011-10-26 10:51:01 | アート・文化

 先週末の報告つづきです。奈良で一日過ごした後、京都へ戻って河原町三条のホテルで平野斗紀子さんと合流。夜はホテル近くの大衆酒場『よしみ』と、先斗町の小料理屋『余志屋』をはしごし、眠気に勝てず、午前零時前にホテルへ戻ってバタンキューでした。

 

 

 朝型人間の私は、翌朝、早々に目が醒めて、平野さんを部屋に残して河原町通り沿いにある老舗珈琲店『六曜社』1階でモーニングをいただきました。バターたっぷりの厚めのトーストにゆで卵。シンプルだけど、淹れたてのコーヒーにこれほどマッチする軽食はありませんね

 

 ・・・にしても、満席の店内は熟年男性ばかり。女性客は私一人という珍しい光景でした。以前、夜行バスで静岡へ早朝戻ってファミレスでモーニングを食べた時、店内が熟年世代のシングルorカップルばかりだったのに驚いたことがありました。朝食を外でって今のシニアのトレンドなのかなあ~

 

 

 

 10時に寺町通りの鳩居堂で平野さんと待ち合わせ、2人して茶道の勉強に必要な、利休百首が書かれた茶席用扇子、袱紗、黒文字を買いました。お茶の道具って贅沢しようと思ったらし切れないんですよね。私は道具に凝るよりも、学問や哲学として茶道の精神を学びたいと思っているので、安くて必要最小限のもので十分。

 

 ・・・といっても、歴史好きとしては、真贋を見極める眼は持ちたいと思うのが正直なところ。京都にはホンモノを展示する博物館や資料館がいくつもあるので、鑑賞する努力はしようと、三条通りを西へブラブラと歩いて、釜座町の『大西清右衛門美術館』へ。約400年にわたって茶の湯釜を造り続ける千家十職の釜師・大西家の名品と茶道具を鑑賞しました。

 

見た目は一見、地味~なお茶の釜。茶道具の審美眼を身に着けるって、もちろん、一朝一夕には叶わないと知りつつも、こういうものは解る人に案内してもらうほうがいいのかなあと実感しました。日本酒もそうでしたが、解らないなりに、ホンモノをたくさん見ておけば、おのずと解ってくるといいんですけど・・・。

 

 

 

 近くのイタリアン『オステリア・ソニドーロ』で軽いランチ(パスタが細め&やや硬めで実に私好みでした~)をいただいた後、地下鉄烏丸線で北大路駅へ。駅から歩いて数分の、酒器窯元『京都今宵堂』さんを訪ねました。

 

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 今宵堂の上原ご夫妻は、こちらの記事のとおり、静岡での震災復興チャリティ酒宴でお会いし、一度おうかがいしたかった窯元。仕事場は、「築70年ちょっとなんでまだ新しいんですよ~」と通された町家でした。築70年で新しいって、さすが京都(苦笑)。坪庭がいかにもらしくって、縁側でひと息つく平野さんを思わずパチリ。お着物姿だったら、もっと画になっていたかも・・・

 

 

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 上原夫妻の酒器は遊び心があるし、シンプルだけど日本酒の美味しさを膨らませてくれる、そう、どことなく酒袋のような優しさを感じます。

 展示レイアウトもすっきりシンプルで、私はこの中央にある小さなちゃぶ台が気に入って、上原夫妻に購入先のアンティークショップを紹介してもらっちゃいました。

 

 

 

 作品は酒器と酒肴用の小皿のみ。あれも欲しい、これも欲しいと目移りばかりしてしまいましたが、一昨年の駿河湾沖地震で大事にしていた酒器コレクションを失っImgp5036たトラウマがまだ癒せず、イチバン頑丈そうな、この貧乏徳利をゲット。平野さんは友人の結婚祝いに数種の酒器セットを選んでいました。

 

 上原夫妻に「スズキさんのところへお嫁入りできて、この子も幸せです」と喜んでいただいたこの徳利、10月30日の『酒と匠の文化祭Ⅱ』でお披露目しますので、観に来てやってくださいね。

 


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SCC静岡コピー大賞募集&酒と匠の文化祭Ⅱ追加情報

2011-10-25 11:29:29 | しずおか地酒研究会

 先週末の京都・奈良旅行のお話はちょっと小休止。いそぎ、ご紹介したい情報があります。

 

 10月30日(日)、玉露の里(岡部町)で開催される『藤枝フレッシュミュージックフェスティバル』内で、『酒と匠の文化祭Ⅱ』を行うことはすでに告知させていただきましたが、当日、JR焼津駅からのシャトルバスの時間をお知らせします。

 

 試飲を楽しみに来られる方は、ご面倒でもバスをご利用くださいまし!2路線あり、所要時間が若干異なります。運賃は両路線とも片道530円です。

 

 

 

JR焼津駅南口発 9:10 → 玉露の里到着 9:40 (朝比奈コスモス号)

JR焼津駅南口発 9:17 → 玉露の里到着 10:00 (自主運行バス朝比奈線)

JR焼津駅南口発 10:30 → 玉露の里到着 11:00 (朝)

JR焼津駅南口発 10:50 → 玉露の里到着 11:30 (自)

JR焼津駅南口発 11:45 → 玉露の里到着 12:15 (朝)

JR焼津駅南口発 12:20 → 玉露の里到着 13:00 (自)

JR焼津駅南口発 13:40 → 玉露の里到着 14:10 (朝)

JR焼津駅南口発 13:42 → 玉露の里到着 14:30 (自)

JR焼津駅南口発 14:55 → 玉露の里到着 15:25 (朝)

 なお『酒と匠の文化祭Ⅱ』のタイムスケジュールはこちらを参照してください。

 

 

 

 さらに、文化祭の中でも投稿をPRする「第2回SCC静岡コピー大賞」の作品を絶賛募集中です。以下は、主催の静岡コピーライターズクラブさImg036んのご案内メールです。ぜひふるってご応募くださいまし!

 

 

 

 

キャッチコピーって、ご存じですよね?
「そうだ、京都行こう」とかいう、
人を惹きつける広告文ってヤツです。


たとえばもしあなたなら、

どんな広告コピーを読んだら
新聞を読みたくなりますか?

どんな広告コピーだったら
日本酒を飲みたくなりますか?

どんな広告コピーで
あの高い富士山にまで登りたくなっちゃうでしょうか?


いいアイデアを思いついたら、
「しずおかコピー大賞」に投稿してください。

たった数十文字で、
みんなに自慢できる賞と
ちょっとしたお小遣いが
手に入るかもしれませんよ。


実は締切間近!
10月30日(日)24時までに
空いた時間にちょちょいのちょいっと考えて
こちらのサイトからご応募ください。




突き刺さることばを、お待ちしてます!

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SCC 静岡コピーライターズクラブ
第2回SCC静岡コピー大賞 事務局

http://www.shizuokacc.com/award/

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