杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

電話は× アクセスは◎

2009-03-30 13:49:14 | 地酒

 昨日のブログで紹介した『民事訴訟裁判通知』について、読者の方からさっそく注意喚起のメールをいただきました。

 その方のご家族も、同様のはがきを受け取り、うっかり記載先に電話をしてしまって、そのあと、半年ぐらい嫌がらせの電話で悩まされたそうです。「絶対に電話をしてはいけません」と注意してくださいましたので、肝に銘じます。みなさんの手元に、もし届いたら、興味本位でも何でも、絶対に電話しないでくださいね。

 

 

 さて、過去ブログで紹介した今月初めの『藤枝の酒蔵プレスツアー』に参加した東京のメディアの方々から、掲載のご連絡をいただきました。

 夕刊フジ3月27日付けの「東西ぐるめナビ」というコーナーに藤枝駅前の居酒屋・台所屋一丁目が紹介されています。写真で、ご主人が料理にトッピングをしている後ろで、よだれを垂らすような顔した私がしっかり映っちゃってました(恥・・・)。

 また扶桑社の女性向けWebマガジン『EFiL』の編集者ブログに紹介されました。アドレスはこちら

 

 夕刊フジ編集部の冨安さん、EFiL編集部の吉成さん、素早いレスポンス、本当にありがとうございました!

 

 

 

 最後に手前味噌ですが、下記サイトでしずおかの逸品コラムの連載を始めました。第一弾はもちろん静岡吟醸です。アクセス件数が増えれば連載も長続きすると思いますので、どうぞよろしくお願いしま~す!

 静岡県産品愛用運動推進協議会「静岡こだわりの逸品ガイド」 

 特別企画・美味しい静岡いっぴんコラム


春の椿事

2009-03-28 17:34:58 | NPO

 昨日(27日)は『ふじやまさんちのいつかちゃん』でお世話になっている静岡県商工会連合会で地域資源活用&農商工連携セミナー『食をキーワードに新たな連携ビジネスに挑戦!』というセミナーに動員?させられました。

 

Imgp0774  動員というと無理やり参加させられたみたいですが、パネリストの顔ぶれを見てビックリ。先週、しずおか地酒サロンに参加してくださったdancyu編集長の里見美香さん、私が静岡酒の世界に引きずり込んだ被害者?の一人・斎藤章雄さん(コンラッド東京日本料理「風花」総料理長)、このブログでもおなじみ松下明弘さんのビジネスパートナーである長坂潔暁さん(安東米店店主)、富士宮の食の顔の一人でもある食肉の達人・佐野佳治さん(さの萬社長)、今や日本を代表するスターファーマー・松木一浩さん(ビオファームまつき代表)という面々。直接面識のない松木さん以外は、昔から公私?ともにお世話になっている方々なので、顔を出さないわけにはいかなかったのです。

 

Imgp0775  各メンバーはそれぞれにつながりがあり、一堂に集まるのも不思議ではないと思いますが、各人とまったく別々につながりを持っていた私にとっては、まさに春の椿事。お世話になっている皆さんが、静岡を代表する食の担い手として堂々と持論を語る姿は、実に頼もしく、私がご縁をいただいた方々は、本当に価値ある仕事をされてこられたんだなぁと、まるで自分が褒められたみたいに嬉しくなりました。

 

 

 仕事が片付かず、40分も遅刻してしまい、最後列に隠れるように座って、セミナーの最中には夕方までに返事をしなければならない文字校正を手元でチェックしながらの聴講で、皆さんのお話を十分に噛み砕くまでには至りませんでしたが、斎藤さんの、

 

「曲がったキュウリは無農薬の有機野菜の証拠だからいいと言うが、本来は、曲がったキュウリを無駄にしないように、というのが主旨であって、農家は曲がらないようにする努力を怠るべきではないと思う。無農薬や有機を謳っても、まずかったら何にもならない。そのためにも料理人のスキルというものを大事に考えてほしい」

「とはいっても、今はスキルを身に着けることが難しい時代になった。自分が若い頃は深夜まで働いて親方や先輩の技能を必死に覚え、周りもがんばれと背中を押してくれた。しかし今の若者が深夜まで働いているとこきつかわれて気の毒だと言われる。とくに外資系ホテルでは労務管理が厳しく、若者がスキルを磨く機会を作るのが大変」

 というお話には、酒蔵で働く若者の姿が脳裏に浮かび、思わず身を乗り出して聞き入ってしまいました。

 

 また、法人化をして中山間地の有機野菜作りのビジネスモデルを構築したいという松木さんが、「日本の農業従事者は、自分が生まれた1962年当時は600万人いたが、今は200万人を切っている。このうち30代以下の農家は0.16%。これは現在市場に流通する有機野菜の量と同じ」「日本は、農業大国であるアメリカやフランスよりも、牧草の収穫率が高く、冬の日照時間も長い。やり方によってはどんどん伸びると思う」と力強く語っていたことが印象に残りました。

 

 セミナー終了後、富士宮まで呑みに行くというコーディネーターの石神さんやパネリストの面々に誘われながらも、夕方からの仕事の打ち合わせのため、泣く泣く辞退しました

 

 

 

2009032811310000  今日(28日)は午前中、NPO法人活き生きネットワークの年次総会に参加し、新年度に始める障害者さんのための生きがい事業・弁当販売について検討し、参加者で試食を行いました。以前、理事長の杉本彰子さんと一緒に訪問し、その味に感動した浜松のグレースカフェ(障害者自立支援就労維持支援B型施設)の本格薬膳カレーを使ったもの。タンドリーチキンをいただきましたが、時間をかけ、ヨーグルトなども使ってじっくり煮込んだだけあって、やわらかくで食べやすかった! ちょっと子どもやお年寄りには辛いかもしれなかったけど

 

2009032812210000_2  

 

 

 昼下がり、運動不足解消に駿府公園をお散歩し、つかのまのお花見気分を味わい、『すがの』でコーヒー豆を買って帰宅したら、見慣れないハガキが届いていました。

 

 

 『民事訴訟裁判通知』という題で、差出人は『東京都中央区日本橋浜町259 日本財政管理事務局』となっています。

 

 契約不履行につき原告側が提出した起訴状を指定裁判所が受理したことを通知するとか、出廷拒否すると財産を強制執行するとかなんとか、物騒な文言が並んでいます。

 契約不履行って何だ? 仕事上のトラブルや納期の遅れ等などは、仕事ですから多々ありますが、契約違反と指さされるほどの問題は心当たりがありません。

 

 詳細は電話で問い合わせろと書いてあり、今日は土曜日だからお役所は休みだろうと途方に暮れ、とりあえず、グーグルで『日本財政管理事務局』を検索してみたら、またまたビックリ!詐欺、詐欺、詐欺の文字のオンパレード。どうやら今、裁判通知詐欺というのが横行しているようです。住所をビューウォッチしてみたら、トンネルの中じゃないですか!マップで確認すると緑地帯になっていました。

 

  

 振り込め詐欺などがニュースになっているのを見て、「なんでこんなのに引っかかるのかなぁ」と呆れていましたが、まさか、自分がターゲットになるとは。今日が土曜日だったからよかったものの、平日だったらあわてて電話してたかもしれません。

 ネットをやらない人だったら、確実に電話してたでしょうね…。

 「詐欺」の文字で頭2009032815270000がニュートラルになり、冷静になって文面を読んでみると、おかしいところだらけです。そもそも民事裁判通知をハガキで送ってくる? 日本財政管理事務局なんて名前の団体が訴訟通知を送ってくる?・・・ほんと、矛盾だらけですよね。

 

 でも、こういうのを初めて手にすると、ビビっちゃって、それっぽい住所と連絡先が書いてあれば、とりあえず確認してみようって電話かけちゃう人、いると思います。

…詐欺被害に遭った人の心理状態が、なんとなく解る気がしました。

 

 

 これが私のところに届いた実物ハガキです。財務省のホームページに、「詐欺事例」で掲載されていたのと文面はまったく同じでした。

 

 

 春の椿事で笑って済ませられる話じゃないと思い、いそぎ掲載しました。みなさんもこんなのが届いたら、どうぞひと呼吸置いて、冷静に対処してくださいね。

 


東海4県の地酒を楽しむ会

2009-03-27 00:02:48 | 地酒

 昨日(26日)はウェスティンナゴヤキャッスルで東海4県の地酒を楽しむ会(日本酒造組合中央会中部支部主催・名古屋国税局後援)に参加しました。昨年は、ブログでも紹介したとおり、午前中に名古屋入りしてシネマスコーレで映画を2本、愛知県立美術館で杉本健吉展を鑑賞した後、会場入りし、酒とアートを満喫しましたが、今年はシネマスコーレで1本しか映画を観る時間がありませんでした。

 

 でもちょうど観たかった『チェ・ゲバラ~人々のために』が女性サービスデー1000円で見られてラッキー! ソダーバーグ監督の『チェ2部作』によってブームが再燃したチェ・ゲバラですが、この作品は99年にアルゼンチンで製作されたドキュメンタリーで、本人の映像や当時を知る証言者のインタビューで構成されていました。

 

 面白いと感じたのは、ソダーバーグの『チェ2部作』は、過剰な演出や視覚効果・音楽などを一切排したドキュメンタリー仕立てで、今日観たアルゼンチン版はドキュメンタリーなのに音楽もテロップの入れ方も派手で凝っていて、ちょっと疲れちゃうなぁと思えるほど。

 もちろん、ソダーバーグ版は素っ気ない作りでも、俳優がきちんと演じているから伝わるものがちゃんとあり、アルゼンチン版は古いフィルムやスチールや証言者のインタビューだけでつなげなければならないハンディがあってのことだと思いますが、今更ながら、ドキュメンタリーづくりって難しいなぁと実感させられました。

 

 

 

Imgp0768  終了後、タクシーに飛び乗ってナゴヤキャッスルへ。すでにきき酒セミナーが始まっていて、600人ほどの参加者がごったがえしていました。

 

 名古屋国税局清酒鑑評会は一昨日、一般公開があり、審査員の講評が出品蔵に直接伝えられるという形式をとっているので、順位付けなどはしません。

 

Imgp0767  結果がわからずとも、各蔵が、東海4県の鑑評会にどんなタイプの酒を出すのか探るのが私の楽しみ。静岡県以外の県(愛知・三重・岐阜)の酒は、相変わらずカプロン酸系の香味の厚いタイプが多く、静岡県の出品蔵も、静岡県清酒鑑評会の出品酒とは明らかに異なり、どの酒も若干厚みがありました。とはいえ、他県に比べれば、静岡らしい酢酸系の香りや味の軽快感もちゃんとあって、他県の酒に慣らされた審査員がこういう酒を試飲すると、「異様な香り」「味が薄い」という評価になりがち…のようです。

 

 今日のきき酒会に出品していた県内蔵は、君盃、志太泉、千寿、天虹(曽我鶴萩の蔵)、開運、初亀、花の舞、高砂、富士錦、千代乃峯、富士山(白糸)、若竹、臥龍梅の13社。静岡県清酒鑑評会の出品蔵が25社でした。静岡らしさが思うように評価されにくい東海4県に出品を取りやめる蔵は年々増えているようです。

 

 メイン会場での『東海4県の地酒を楽しむ会』では、4県ごとにブースが設けられ、静岡県ブースには日本酒造組合中央会中部支部長の土井さん(開運)、日比野さん(若竹)、望月さん(正雪)、鈴木さん(臥龍梅)、功刀さん(千代乃峯)、高田さん(花の舞)、山下さん(千寿)が呑み頃のラインナップを紹介していました。

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 中央のステージではお決まりの鏡開きが行われました。「日本酒」って書いた菰樽があるんですね(笑)。

 

Imgp0770  今年は1200人入る大宴会場に600人しか集まらなかったそうで、料理は余裕で残っていました。食べ損ねる心配がないせいか、お客さんの多くがブースでゆったり試飲を楽しんでいました。私はいつものとおり、料理には目もくれず、ひたすら試飲。

 

 

 会は1時間ほどであっけなく終わり、地酒研メンバーの曽根さん、佐藤さん、正雪の望月さんと2次会へ。入った日本料理店には、私の口に合う酒がなくて、去年と同じようにビールで打ち上げ。

 これといった新発見はなかった今年の東海4県、出品蔵が減り、客も少なくなったのに、会場だけは立派で盛大で、参加蔵の負担金もバカにならないみたい。この先どうなるのかしらと他人事ながら心配になりました。

 

 それに引き替え、6月の志太平野美酒物語や、9月の静岡県地酒まつりIN東京の人気ぶりといったら…。市町村合併は進む一方ですが、こと地酒に関する地域イメージは、むやみに合従連衡する必要もなく、それぞれの地域の特性を胸を張って打ち出せばいいのに、と思いました。


富士のお茶スイーツ処

2009-03-25 20:04:41 | 農業

 お茶&スイーツ関連の取材が続いています。

Imgp0764  今日(25日)はJA静岡経済連情報誌『スマイル』の取材で、富士市厚原の創作菓子『ダンデライオン』におじゃまし、シェフパティシエの竹川亨さんに、お茶を使ったスイーツのレシピを教えてもらいました。

 

 竹川さんは、まだ30歳の若さながら、かつてJA静岡経済連の茶業部に在籍し、お茶の栽培から荒茶製造~共販指導まで、茶産業全般にかかわる業務を担当していたという、パティシエにしては異色のキャリアの持ち主。お茶の消費を促進するには、新しい切り口が必要だと実感し、菓子職人に大転身。浜松の有名菓子店で厳しい修業をこなし、3年前、叔父が経営していた和菓子店を継いで、洋菓子工房をオープンしました。

 

 店には常時30種類ぐらいのスイーツが並んでいますが、4~5種は必ずお茶を使ったものをそろえるなど、お茶スイーツにこだわっています。抹茶だけじゃなくて、ほうじ茶や紅茶など、お茶のいろいろな香りを生かした創作菓子が自慢。JA経済連職員時代に養った“審美眼”を生かし、岡部や宇治から厳選した抹茶を取り寄せ、実家が所有する茶園で採れる茶葉も使うなど、素材選びにも絶対の自信を持っています。

 

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 一般のパティシエの中には、お茶のことをよく知らずに、香りがあまりない粉茶を平気で使う人もいるそうですが、竹川さんはあくまでも「香りを活かさなければお茶を使う意味がない」との持論をもとに、抹茶の香りが足りないときは煎茶を粉砕して加えるなど、きめ細かな微調整をするそうです。

 

 今日は、抹茶を使ったマドレーヌとミルクレープを作ってもらいました。焼き菓子の場合は、香りが飛びやすいので高温で短時間に仕上げるのが鉄則。また香りが足りないからと抹茶の量をむやみに増やすと、お茶に含まれるカテキンが生地のふくらみを妨げてしまうそうで、「お茶を使うスイーツは、お茶の投入量の見極めが大事」と強調します。

 

Imgp0754  焼きたての抹茶マドレーヌは、卵と砂糖を泡立て、薄力粉&ベーキングパウダー&抹茶を混ぜ、溶かしバターを加えて焼くだけのシンプルなメニューですが、泡立てる時間、粉類の分量、混ぜ合わせの力の入れ方等など、竹川さんが試行錯誤して作り上げたレシピがいかに完璧かが、焼き上がりを試食した時によ~く解りました。

 

 ほんとに、ふんわりとして、お茶の色がきれいで、香りもよく、こういうシンプルな焼き菓子だからこそ、職人の技量が試されるんだなぁと実感しました。

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 ミルクレープも、生地を分量通り混ぜて、フライパンで卵焼きみたいに薄く焼いて、生クリームやゆで小豆をサンドするというシンプルなレシピですが、これ、自宅で作れたら、みんなに尊敬されそう!と思えるほどサマになってるでしょ? 私が作ったわけじゃないけど(苦笑)。

 

 

 レシピの詳細は、スマイル40号(09年4月末発行予定)にてご紹介します。発行後、本ブログでも紹介しますので、今年の新茶シーズンは、ぜひお茶スイーツづくりにチャレンジしてみてください!

 

Imgp0739  なお、抹茶マドレーヌは、『茶ドレーヌ』としてダンデライオンさんでも店頭販売しています(1個140円)。

 お店は国道139号線に並行して走る厚原中通りに面し、駐車場も6台止められる交通至便な場所にありますので、富士・富士宮方面をドライブする機会があったら、ぜひお土産ショッピングにどうぞ。静岡らしいお茶スイーツやいちごの紅ほっぺロールケーキなどもそろっています。

 ◆創作菓子『ダンデライオン』 富士市厚原691-1 TEL&FAX  0545-71-3619   9:00~21:00 木曜定休


中日さんのご縁

2009-03-24 19:19:45 | 旅行記

 今日(24日)は14時からJR静岡駅南口の東海軒会館で、静岡県商工会連合会の『ふじやまさんちのいつかちゃん』の会議があり、課題となっている価格や甘さの問題などが話し合われました。まだ最終決定には至っていませんが、たぶん少し値段は下がると思います。このブログにも『いつかちゃん』のキーワード検索で訪問してくださる方が結構いらっしゃいますので、正式に決まったらお知らせしますね。

 

 それはさておき、会議が始まる直前にワンセグでWBC中継を観ていた委員のみなさん、9回裏に同点にされたところで会議が始まり、気が気じゃなかったと思います。会議の途中で、東海軒会館の従業員さんたちのキャーッという歓声が階下から聞こえ、勝ったのか負けたのかわからなかったのですが、トイレに立つふりをして?部屋を出た委員が、戻ってきて「おめでとうさまです」と安堵の表情を見せ、侍ジャパンの吉報を知ったのでした。

 

 それまで、いつかちゃんのマーケティング調査の結果の厳しい声に、全員が沈んでいたのに、たかが野球されど野球…なんでしょうか、なんとなく気分が晴れ晴れしてきました。景気って本当に気分に左右されるものかもしれないですね。日本国民の“気分転換”を背負って立つ選手の皆さんのプレッシャーは想像を絶します。そう考えるとプロ野球選手の高額年俸ってアリだなぁって気もしてきます。

 

 

 

 なんとなく気分が良くなって、帰りに松坂屋の地下でパンとケーキを買っちゃったりして、家に戻ると、静岡県広報誌MYしずおか40号(最新号)が届いていました。

 

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 ブログでもご紹介した、県知事と県内名物旅館女将さんの対談、国民文化祭しずおか2009の記事が載っていますので、興味のある方はぜひご覧くださいまし!

 MYしずおかは県立の主要施設の情報閲覧コーナー、銀行や病院のロビーなどで閲覧できます。てっとり早く入手するには県民サービスセンターに配布用が用意してありますので、お近くのセンターへぜひ。ホームページでも誌面閲覧できます。

 

 

 MYしずおかは、裏面奥付を見ればわかりますが、中日新聞社が制作を請負い、私はその孫請けで企画立案や取材・原稿執筆を担当しています。

 

2009032417540000  その中日さんのご縁で、東京新聞の首都圏購読者向け生活情報紙(タブロイド新聞)『暮らすめいと』の取材を1本いただくことができました。購読者といっても読者ターゲットはシニア層で、私が担当した「鉄道で行く悠遊の旅」というコーナーも、東京からローカル線に乗って日帰り旅&温泉を楽しむプランの紹介。今回は、ブログでも紹介したクレマチスの丘&井上靖文学館、それから温泉スポットとして伊豆駒の湯温泉源泉荘を取り上げました。

 

 伊豆駒の湯温泉源泉荘は、数年前、MYしずおかの健康づくり特集で“かかりつけ湯を持とう”という記事を書いた時に取材させてもらったご縁です。オーナーの高橋誠さんは温泉療法研究の専門家で、ゆったり浸かって気持ちよくなるぐらいの温度(39~40℃のぬる湯)を推奨しています。源泉荘2009032417550000では、このちょうどいい40℃前後の源泉が毎分266リットル湧出し、水を加えたり沸かしたりして温度調整する必要がなく、井戸から一瞬たりとも外気に触れることもなく、直接湯船に注がれています。

 

 伊豆半島の源泉では、JR東海道線の駅から最も近い場所にあり、平日は地元の皆さんがかかりつけ湯に、週末は首都圏のお客さんでにぎわうそう。入浴Dsc_0015だけなら40分300円、80分500円という“町の銭湯”価格で気軽に楽しめます。

 

 

 人気の温泉スポットで、いろいろなメディア取材を受ける機会も多いと思いますが、高橋さんは私のことをちゃんと覚えていてくれました(…私の経験でいえば、私みたいな一介のライターのこともちゃんと覚えている人って、やっぱりデキる人なんですね)。

 

 首都圏で東京新聞を購読されている方がいましたら、『暮らすめいと』2009年4月号、ぜひご覧くださいまし! また春休みの日帰り旅行を企画されている方は、今ならクレマチスの丘で桜&早咲きクレマチスの競演が観られますし、帰りに駒の湯温泉でひとっ風呂というのもいいですよ。ぜひプランにお加えくださいませ。