救急一直線 特別ブログ Happy保存の法則 ー United in the World for Us ー

HP「救急一直線〜Happy保存の法則〜」は,2002年に開始され,現在はブログとして継続されています。

ブログ 救急一直線 & ひまわり日記 休止のお知らせ

2013年01月05日 06時18分13秒 |  ひまわり日記




北海道大学病院の救急科立ち上げ,病棟医長,医局長の2002年1月に,
HP「救急一直線」およびブログ「ひまわり日記」を立ち上げ,急性期管理医学を論じてきました。

2006年1月には,HP「救急一直線」をクローズなものとし,私の大学講義ノートの公開を中断し,その後,当時の「ひまわり日記」を,このブログ編としてのみ残しました。この一環したテーマは,単なる「全身管理」や「診断学」ではなく,これらを包含する「急性期管理医学」,そして「急性期病態生理学」と「急性期治療医学」の育成と発展と教育にありました。

現在,この急性期医学への学術の発火として,ある一定のミッションは達成できたと評価しています。
「全身性炎症管理学」を学術的に導入できたことも,一つの役割だったと考えています。
このため,このブログは,2013年1月5日をもって,2022年12月31日までの10年間,一部の修正のみとした「休止」とします。

これからの10年の私のミッションですが,少なくとも3つを設定しています。
① 多くの救急科専門医および本格派の集中治療専門医を育成すること(専門:救急科専門医,副専門:集中治療専門医 )
② 国内外での学会との調性を整えること(日本集中治療医学会の牽引,ヨーロッパ集中治療医学会との連動,Global Sepsis Allianceにおける活動を含む)
③ 急性期医療に重要な理念や創薬基盤を開発すること(全身性炎症の創薬基盤の完成など)

国内では,救急・集中治療に関与する学会を,より国際的なものとして,牽引していく必要があります。
まず,国内で協力する基盤体制(診療・研究・教育の3つの専門体制)を構築し,その上で国際連携を学術として高める必要があります。
結果として,10年~15年~20年先を見据えて,救急医学や集中治療医学を専門とするものが多く誕生することを期待します。

当教室は,近い未来を見据えて,多くの急性期管理医学者となろうとするものの参入を,これからの10年間,募集します。
その上で,当教室は「人格」を育てることを前提とし,地域の急性期医療を牽引し,次世代を発展的に育てます。


2013年1月5日
松田直之 

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