この夏競馬のあたりはセレクトセールをはじめとしたセール、一口馬主クラブの募集など、競走馬の売買が行われます。
そのような中で多くの一口馬主ファンの方々は新しい出資馬を一生懸命に検討する時期に入った思います。
社台やサンデーなどの大手クラブは他のクラブよりも早い6月上旬なのですが、、キャロットやシルクなどの大人気クラブに所属する人たちもこの7月8月の夏競馬は熱心に競馬を見ています。
上記のクラブなどは大人気クラブなので黙っていてもすぐ満口になる(これも異常だよね)のですが、それでもこの会員募集のこの時期に1頭でも多くのクラブ所有馬を活躍させることは、即ちクラブの大アピールになる訳であって、それが募集対象の血統に関連する馬であればそれこそ力が入るといったものでしょう。商売ですから当たり前ですよね。
クラブ側からの「ヤリ話」はよく言われることです。
わざわざこの時期に勝てる馬を走らせて猛アピールをする。良くある話です。
先週、面白い例があったので今回、このネタを取り上げた次第です。
ウインでも募集がそろそろ始まる訳ですが、今年の募集馬で一番の高額馬「イクスキューズの23(募集総額5800万円)」の半兄ウインシュクランが福島の準オープンを勝ちました。
ウインにしては一口14万5千円は高い!しかも母はかなりの高齢馬だし。
それでもこの半兄の勝利はものすごいアピールになったと思うんですよね。
「優秀な母だけど高齢だし、この価格だし迷うな~」と言った層に物凄く刺さると思うんですよね。
この間、ウインシュクランが勝ったし、まだこの血統は追いかける必要があるよね、なんていう背中押しが働いた状況だと思います。
もちろんこうしたヤリ話は八百長とは違いますが、クラブ側からも調教師に強い圧力がかかって「今回は目一杯に仕上げて走らせて欲しい」なんていう話があったかもしれません。
シルクも今日カタログが送られてくるわけですが、先週もたくさんの馬が好走しています。もちろん、これから始まるキャロットにも同じようなことが言えるでしょう。高額の馬もバンバン売れるように絶好のアピールの場にしたい訳です。
これを私は馬券を買う上で考慮に入れたりしています。
これはいつもやっているようなことなのですが、買ってきた競馬新聞の馬主欄には自分の出資ているクラブにはマーカーを引いたりして一目で分かるようにしています。他のクラブ、自分のクラブ馬がどんなふうに走っているのかを勉強するためです。
余談ですが、最近は競馬エイトを使っています。穴新聞であるという事と、新馬戦などでは募集価格が明記してあることがお気に入りです。
あとは文字が大きいことがいいですね。私も老眼が始まってきたので(爆)
特にこれからの時期は全クラブにおいてマーカーを引いたりして「ヤリ」があるのではないかを考慮に入れて馬券を買うようにしています。
こうすることで思わぬ穴が取れることも。
正直、夏競馬はホント苦手(夏自体が苦手)なのですが、レースを絞って大穴を狙っていきたいと思っています。