昨日は本当に嬉しくて思わず追加出資をしたくなってしまいました。
もちろん「シルク=領家=ステイゴールド」です。
師の引退も近いのでそれを考えると残念です。
昨日のトパーズSは正直なところ負けられない気持がありました。
ここで負けると『強いダート3歳馬』の一角を形成すると思っていた勢力図を書き替えなくてはいけないかと思っていたからです。
「東京スポーツ」にこんな話がありました。
シルクメビウスが除外になった時は土曜日の田中博康騎手は乗り馬がゼロ。そこで助け船を出したのがメビウスの領家調教師。決まっていた騎手を変えて急遽田中博康に変更して一頭を確保。田中博康もこの恩に感じ入り“一頭入魂”を約束。そうしたら木曜になり出走回避が出てシルクメビウスがトパーズSに出走できるようになったとの事です。さらに他からの依頼もあり全部で4頭集まったとの話でした。
それにしても領家調教師は凄いですね。
早口で口うるさいおやじかと思っていましたが、義理人情の塊のような人。日本人です。
私も重賞ユニコーンSの時、経験不足の田中博康騎手を変えたほうがいいと思った時もありました。
でも領家先生はずっと田中博康騎手を使い続け、それに応えるようにタナパクも結果を出してきました。
私が調教師であるならば重賞の時は元々厩舎との付き合いの深い武豊騎手や岩田騎手や安藤騎手に頼むでしょうね。
それでも領家先生は変えませんでした。
今般、武豊騎手のウオッカ乗り替わり問題で心を痛めていた私はこの領家先生と田中博康の強い絆に熱いものを改めて感じたのです。
こういった調教師にはお願いして馬を預かってもらいたいものですね。
やはり私は日本人。
形ばかりの欧米化なんて要りません。時代遅れと言われようとも人の心を見つめ続けるような男になりたいと思うのでした。
そして競馬の奥底をしっかりと見つめて人と馬のドラマを後世に伝えていけるような語り部になりたいと思うのでした。