夕方、実家からアパートへ戻る途中、面白い本を発見したので、猛烈に読んでいる所だ。
最近、小説など読んでいないのだが(書いてはいるが)、ペラペラめくってカスタネダとか古代マヤとか、マッチするキーワードがあり過ぎたので、買ってしまった。発見するのが遅すぎたかもしれない。
カスタネダ・ファンには恐ろしい勢いで読める(今、270ページぐらい)。『呪術と夢見』『夢見の技法』『未知の次元』などを参考資料にしており、色即是空&空即是色=トナールからナワール&ナワールからトナールなど思考を、仏教などに絡めていたり、精神分析学とかも織り込んでいたり、まあ、うんちくの塊である(そこが売りか)。
夢見の第一の門とか、第二の門とか、第三の門とかあるけれども、内容は曖昧にしてあるので、カスタネダ目的の読者には不満が残るところだ(能力高き主人公は、さっさとクリアしていく……)。
まだ半分だが、結構面白く、作者は古今東西の哲学書や宗教書を読み漁っていると見た。ただ説明するのに限界があるようで、作者はこのやり取りで、説明を投げるのであった。
「カスタネダの呪術師シリーズの本をお読みになるとよろしいわ」と横から卯月が口を挟んだ。…
…「カスタネダ、ですね。今度読んでみます」(主人公)
作者自体が、夢見の第三の門辺りをクリアしたのかどうか気になるところだが、体外離脱の話まではミックスされていないようだ。
これを読んで、吾輩が書いたとしても、マニアしか買わないかと思ったりするのだわい(既に先生がいました)
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