インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

弓削島

2010-07-22 21:21:58 | 瀬戸内海の島
仕事の都合で今日が休みになり、願望どおり海へ行った。

 向島は尾道市(本州)に近く、海が濁っている。そこで因島の果て(折古ノ浜という所)で泳ぐ予定だったが、その海岸がどこにあるのか分からず、地図を見ながらミズスマシをしていると、車を乗せて何処かへ行こうとしている船を見つけた。離島ともなればもっと海が綺麗なはず。目的の島はすぐ目の前にあり、ひょっとして安く運んでくれるのではないかと)、インディオ号ジュニアも乗せてみた(往復800円くらいかな)

 すると往復1800円です(あっ、もっと前に詰めて下さい)

 しまなみ海道で因島往復で1500円なのに(これはとんでもないことになったぞ)

 

  かくして車に一匹だけ乗せて船は進む(一人旅はもったいない)。

 やがて瀬戸内海で見える島の果て?ともいえる弓削島(愛媛県越智群上島町)にたどり付いた(カネがいるから人は少なかろう)

  

 さっそく海岸に向かって車を飛ばし、駆け出した(海が俺を呼んでいる)

  

   これは!とんでもない所にきたぞ!(ここまで来るとさすがに海は綺麗だ)

  これまで見た中で一番水が透き通っていた。瀬戸内海の中でですが(奄美大島には負けます)

  

  こんな風景です(カネをかけただけの甲斐がありましたね)

  

  くらげよけのネットもあり(サメか?)、安心して浮かんでいられた。塩分が濃いのか、恐ろしく浮く。福岡にいた頃、新宮やら福間の海岸で泳いでいたが、浮かびながらずっと、それを思い出していた。暖かくて、極楽の心地であった。

 島は道が細く捻じ曲がっており、危険であるが、ぐるぐる回ってみた(佐島へも行ってみた)。辺鄙な所ではあるが、やはり近代日本であり、自動車が多く、それなりに店もあるし、無人島って感じがしない。吃驚するにはやはり「魚島」ぐらい行かないとだめだろう(興味のある方は→魚島) 

  帰りに、しまなみ海道の高速道路の入り口を間違え、逆方向の今治方面、瀬戸田へ行ってしまった(観光客は間違えるぞ)

  もはや後戻りできない。もう18時を過ぎていたが、ついでに瀬戸田のサンセットビーチへ行った(払った分だけ楽しもう)

  瀬戸田の海は実家で森林浴する椅子に座ってボーっと夕方の海を眺めていた。遠くで何やら演歌とかが流れ賑やかだった(遠い向こうが本当のビーチか)。

   

  呼び名どおり夕日が綺麗な海辺だった。
 
  
   
  ガソリンを満タンにしたし、いろいろ交通費もかかったが、冒険に満ちた、実に満足な一日だった。計画より予算は倍使ったが、楽しさは倍以上であった。

  人生何が起こるかわからない。自分がこの場所にいるのも、ここでブログを書いているのも、偶然の賜物なのだろうと思う。閲覧者諸君も、まさか、こんな写真群を目にするとは思わなかったであろう。

 それがブログの面白さなのかもしれない。