BR 栽培日記 2024

バーズレストランの栽培日記です

大事貫徹

2013-04-28 22:12:45 | 日記・エッセイ・コラム

今日は低気圧の影響で風が強く、小雨が混じって肌寒い一日でした。こんな日は作業ができませんので、家で読書して過ごしました。

中村天風先生の「盛大な人生」の中で、「十牛訓」についての解説があります。

一、「尋牛・じんぎゅう」 一人の牧童が牛を訪ねて深い山の中にわけいっている状態。

二、「見跡・けんせき」 やっと牛の足跡を発見。

三、「見牛・けんぎゅう」 牧童が捜し求めて、苦心に苦心を重ね、ようやく牛の半身を見つけたところ。

四、「得牛・とくぎゅう」 苦心惨憺の結果、やっと牛をつかまえた。

五、「牧牛・ぼくぎゅう」 発見してつかまえた牛を飼い慣らして育て上げようとする。

六、「騎牛帰家・きぎゅうきか」 なかなか手なずける事のできなかった荒牛も、やっと飼い主に慣れて来て、背中に乗ってのんびり笛を吹いて、牛とともに楽しみながら家に帰れるようになりました。

七、「忘牛存人・ぼうぎゅうそんにん」 もはや牛はおらず、牧童がひとり。 (第六図で求める人と求められた牛が全く一体となって、無心無我の境に没入した、ところが更に進んでみると、今まで求めていた牛、いわゆる本然の自性、自我の本質、その中に存在する本心というものが、ほかのところにあるのではなくて、またほかのものではなくて、自分自身であったという事)

八、「人牛倶忘・じんぎゅうぐぼう」 何も無い。人も牛も忘れてしまった、ただの円相。

九、「返本還源・へんぽんけんげん」 本然に還る、自然に咲く梅の花。

十、「入てん垂手・にってんすいしゅ」 布袋様が立っているの図。(実際に人生を生きている人の姿)

八図までは、世の中人の役に立つ為の自分を用意の為の修行、九・十図にいたって初めて利他、他人のために生きる命ができるというわけです。


道央訪問

2013-04-28 07:02:44 | 2013年の栽培

428一昨日の26日、道央地区での土壌調査があり、山川先生と共に、新篠津村・石狩・札幌・岩見沢の各地区を回りました。

写真は新篠津村の「ファーム田中屋」さんの圃場。下に泥炭が積もっている粘土層の畑です。場所によって色んな土相がありますね。朝から晩まで、皆さんお世話になりました。