BR 栽培日記 2024

バーズレストランの栽培日記です

台風接近中?

2009-08-31 21:09:54 | ひえ

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今日は曇りの一日でしたが幸い雨は降りませんでしたので西側のひえ穂の養生を済ませました。 台風11号は関東に上陸しているようですが、北上コースをみると、北海道は微妙にそれてくれそうです。今晩から雨が降り始める様な感じですが、直撃だけは避けて欲しいものです。

8312昼から北早生そばの刈り取り始めました。茶きびの緑穂の発送が始まる前に刈り取りを終らせたいところです。


ひえ穂の養生

2009-08-30 21:20:24 | ひえ

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今日は曇りの一日でしたが幸い雨は降りませんでしたので、今のうちにひえ穂の養生をしておく事にしました。特に東側は私の背を越して1.8m位に伸びていますので、台風が来て強風に煽られるとひとたまりもありません。杭を打ち込み紐を張って台風の襲来に備えました。

それにしても夏の長雨に続いて今度は台風の襲来、今年は間違いなく大凶作の年になりますね。平成の大飢饉の年となるのは間違いなさそうです。(私のところは栽培する種類が多いので、多少の減量はありますが、全滅するほどの影響はありません。)

毎日少しずつやっていた黄あわの緑穂の発送が今日終りました。長雨になる前に発送が終って一安心です。今は茶きびの緑穂の受付中ですが、天気が回復してから9/4日頃からの発送になりそうです。今後は南部早生ひえが9月の中旬頃の発送、白あわが9月下旬頃の発送予定で、以上で今年の緑穂は終わりです。

緑穂には、向く種類と向かない物があり、なんでも緑穂で発送できるわけではありません。うるちきびは穂が固まって出穂するタイプの為、天気が悪い日が続く年はカビが発生してしまいます。脱穀してシードにする場合は何も問題ないのですが、緑穂としての利用はちょっと難しくなります。緑穂は畑で計量しながら穂刈りして、自宅に戻って一度広げ、虫を払ったり穂の選別をしながら箱詰めして行きますが、穂の状態が悪い場合には穂の選別に時間がかかって畑の作業に差し障りが出てしまいます。発送できそうな感じであれば、南部早生ひえと同梱での受付も予定していますが、今のところはきびは茶きびで終了の予定です。(うるちきびしか食べない等の特殊事情の場合は対処します)

今、選挙速報を聞きながら記事を書いています。民主党が圧勝しましたね。私の住む日高地区は鳩山代表の選挙区、これから何かいい事があるのかな? 私は山の田舎暮らしですからどこが勝ってもあんまり関係ないですが、世の中に漂う閉塞感の現われかもしれませんね。


9月の天気

2009-08-29 19:28:54 | ひえ

829_2 二日程雨が続きましたが今日は晴れ。ヒエ穂も続々と出穂中です。

明日から北早生そばの刈り取りを始める予定でしたが、明日は晴れるものの、31日・月曜日から3日連続雨の予報です。その後台風11号も接近してくる可能性もあるので、更に雨の日が続く可能性があります。

8月に入ってからは天気も安定し、作物の成長も盛り返してきましたが、収穫期の9月が雨だとかなり困った事になります。晴れの日が続くように祈るしかありません。


野びえの収穫

2009-08-26 21:25:32 | その他の雑穀

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朝のうちに昨日脱穀したオーツ麦にトーミをかけました。右はワイルドオーツ、仕上げ乾燥させてから叩いて薄皮をある程度取り、更に循環式精米機にかけて仕上げます。製品にするまではまだまだ手間がかかります。

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去年黄あわの中から選抜した赤あわ、やっと穂が出てきました。もう8月の下旬ですからかなり遅い出穂ですが、9月が高温で推移すると無事に実が入るかもしれません。

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乾燥させていたダッタンモンゴルそば、脱穀しました。ちょっと刈り取っただけなのですが、実は思ったよりも結構ありました。

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今日は野びえの収穫です。ここは早播きした南部早生の圃場ですが、このまま置いておくと実が下に落ちてしまい、来年雑草の山になるので、地面に雑草の種を落とさない為の最後の草取りは手を抜く事ができません。

私は収穫した野びえの実も販売するので無駄がありません。雑草は生えて又良し、なのです。私は長年かかってこうしたシステムを作り出しましたが、ここらあたりが無農薬栽培を続けていけるかどうかのポイントになります。いくら雑草を取り除こうと躍起になっても自然の生命力に太刀打ちできるものではありません。ただ辛いだけの作業になってしまうので、無農薬栽培を続けていく気力が萎えてしまうのです。雑草を売るというのは誰にでも出来る事ではありませんが、私の場合は、雑草の実も収穫して販売するという荒業でこの困難を克服しています。

緑穂の発送について 今は黄あわ穂の緑穂の発送中ですが、22日(土)から初めて今日で山を越し、明日発送すればほぼ終了します。時々問い合わせのメールも入るので、緑穂の発送についてちょっと説明しておきます。

購入する側からすると、できるだけ何種類かを一緒に送って欲しい、と思うでしょうね。これは良く解ります。私もなるだけ組み合わせて一緒に発送したいとは思うのですが、結論から言うとやっぱり無理です。生育のスピード、実の入り方のスピードは各作物毎に違うので、緑穂としてのベストの時期が合うというのはまず無い事です。自然の作物ですから人為的に合わせると言うのは不可能な事なのです。

雑穀は一日で十年年を取る 解りやすく説明しようと思うとこんな感じになります。緑穂としてベストの時期は実が7-8分位入って若干青さもまだ残っている時、と言えます。青々とした時期に送っても実を食べれなければどうにもなりませんから、実が7-8分位入るまではジッと待たなくてはなりません。ところがここからは早いです。一週間せず、4-5日で完熟してきます。緑穂の時期が二十歳とすると、翌日は30歳、一週間すると90歳になります。この時期の一週間の差は決定的で緑穂の一週間の差は二十歳の娘と90歳の老婆の違いの様な感じになります。一緒に送るとすれば差はせいぜい3日です。この場合は早い物を一日遅らせ、遅いものを一日早めて同梱して発送する事も可能です。緑穂で数日以上の差があるとどうにもならない、個別に発送するしかないんです。このところを十分に理解してください。

送料について ネット産直ですから送料はどうしてもかかります。地域によっては品代よりも送料の方が高いという事もあります。でも、東京から買いに来る場合を考えてみると、交通費だけで五万はかかるでしょう。日帰りも可能ですが、移動には一日かかります。それがじっとしているだけで900円で自宅の玄関まで届くわけですから、考えて見るとこれは実に凄いシステムなんです。ところが便利さに慣れてくると次第に有り難いと言う気が薄れてきて、900円もかかるのかという感覚になってしまうわけですね。勿論送料が高いと思ったら近くのスーパーかペットショップで購入すれば良い事ですが、買えますか? 緑穂を販売しているのは日本で唯一ここだけでしょう。日本で唯一という事は世界で唯一という事です。世界中を探してもここでしか購入出来ないものだという事を理解してください。その希少価値を思えば、送料は入手する為の投資だと思えば良いでしょう。あとは、送料を払う価値があるかどうかを判断するのはあなた次第です。   


オーツ麦の脱穀

2009-08-25 19:56:33 | 

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左・試作品の大粒赤あわ、赤く色づいてきました。いい感じです。穂は大きくはないですが、それでも20cmほどはあるので粟穂として十分に使えます。右・定植したナガノ赤あわ、遅い穂は今頃出穂したりして、なんだか良く解らないチャランポランな粟になってしまいました。来年からは試作品の大粒赤あわを栽培します。

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今日は朝からスッキリと晴れて良い天気、絶好の脱穀日和です。数日すると又低気圧が近ずいて来るので、この日を逃さずハダカオーツ麦を脱穀しました。

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お次はワイルドオーツの脱穀。そんなに沢山は作っていませんがまずまずの収量です。

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茶きび、順調に生育しています。もう一週間ほどで緑穂として使えそうです。今日から受付開始しました。右は、南部早生ひえ、穂は青々としていてまだスカスカです。緑穂として一緒に発送を予定していましたが、南部早生ひえは一週間ほどでは実は入りませんので、こちらは10日以降の発送になりそうです。

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夕方少し時間がありましたので野びえの収穫始めました。右はこきびの圃場、緑穂でソールドアウトになりました。