BR 栽培日記 2024

バーズレストランの栽培日記です

事の顛末

2008-12-22 21:08:34 | 日記・エッセイ・コラム

話は一ヶ月ほど前にさかのぼる。11/23日の夜、夕飯を済ませた後に何故か腹痛が始まった。しばらく我慢したものの、夜11時になってもなかなか治まらない。今までに経験した事の無い痛みでとにかくジッとしていられない。夜も更けてきたし連休の日曜日の晩だ。どうにもならないので消防に電話してみると救急車で来てくれる事になった。病院について診察が終る頃には痛みは治まって来たのだが、診断は「尿管結石」、CTスキャンの写真を見せてもらったが腎臓に白い石が2個写っていた。

さて、この尿管結石だが、治療法は特に無いらしい。自然に尿と一緒に排泄されるものなので、そのまま痛み止めを飲んで様子をみるのが一般的らしい。まぁ、原因が解ってホッとした。特に心配する必要は無いらしい。 こんな感じで無事に診療は終ったのだが、診察が終ったのだからとっとと帰れと言う。緊急病院はそんなシステムになっているらしい。時計を見ると夜中の1時10分だった。田舎の事だからタクシーなんて呼んでも来ない。誰かに電話して来てもらうような時間でもない。朝まで居られると困るからとにかく帰れと言う。冬の夜中に帰れは無いだろうと思うが、診察はしてもらえたので文句は言えない。とりあえず国道に出てみる事にした。車は時々通るのであるが誰も止まってはくれない。あたりまえだ。街灯もない暗い国道を冬の最中に一人でトボトボと歩いている、時間は夜中の2時である。私が運転していても止まらないだろう、ちょっと怖すぎる。

仕方ないのでそのまま歩いて帰る事にした。家まで多分30Km位だろう・・。朝家に着いて時計を見てみると7時だった。雪も降らず比較的暖かい夜だったので何とか凍死する前に家に辿り着く事ができた。結構しんどいおもいをしたが、この程度の事は農作業に比べるとたいしたことではない。定植作業や草取り作業の方がはるかにハードである。

その後一ヶ月ほど経過したが痛みは来ないので無事に排泄されたらしい。「腎臓結石」というのは良く聞いていたがまさか自分がなるとは思わなかったが、考えてみると就農後のいろんな気苦労が溜まってしまった結果なのだろうと思う。いろんな意味で極めてハードな九年間であった。でも、尿管結石程度で終ってくれたのはラッキーだった。栽培も販売も軌道に乗りつつあるので、修行のような厳しい農業生活は今年で終わりである。もう苦労する要素は何も無いからだ。来年からはいよいよのんびりとお気楽農民生活だな。十年かかってしまったがやっとここまで辿り着く事ができた。心の縛りが取れると同時に結石も融けてなくなってしまった様です。

でも、のんびりとお気楽農民生活だけでは芸が無いので、来年からは「自給的農の実践農場作り」を目標にして行きたい。まずは農地の購入である。省エネを取り入れたエコ住宅も建てたい。ハウスや納屋、作業場などの設備も整えたい。こんな感じの農場を作る。五年以内が目標であるが、一度方向が定まると事は成って行くものなので、なんとか達成できるのではないかと思っている。

今年も残すところあと十日あまり。暗い話題ばかりが目に付くこの頃ですが、皆さん良い年をお迎えくださいね。私も来年からは新たな目標に向って前進します。


雪が きたーぁっ!!

2008-12-12 16:07:10 | 季節の風景

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今年は寒くなったり暖かくなったりと一定しない気候の推移ですが、昨晩から雪が降り、朝起きてみると10cm位積もっていました。これだけ積もるといよいよ本格的な冬だなぁと感じます。

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今年初めての除雪をしました。ここは雪の少ない地区ですのでまったく除雪しない年もあります。 今年はどうなるかな?

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雪道を歩くニャンコたち。 付いている足跡の上に足を置きながら上手に歩きます。

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今は大小合わせて八匹います。 これだけいると食べる餌の量も半端ではありません。鍋で煮たカボチャも3日ともちません。なんでこんなに食べるのか? 何もせず寝ているだけなのに不思議でなりません。


野鳥の餌

2008-12-07 16:10:53 | 季節の風景

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数日前からスズメの餌やりを開始しました。まだ10羽程度しか集ってきませんが、そのうち賑やかになってくるでしょう。少し暖かい日もあったのですが、今日は又寒さがぶり返し真冬日の様な寒さです。外に1時間ほどいると身体が凍えてしまいます。

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こちらはカラ用のひまわり。去年の事を覚えているのか、木の梢に数羽集っていました。

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雪も降って本格的な冬が始まっているのですが、まだ落ちていない葉が数枚小枝にくっ付いています。

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裏返して見ると虫の卵でした。枯葉を身にまとい、落ちないように糸が出て木にしっかりと付いています。枯葉の布団を身にまとって越冬するのでしょう。 この状態で零下10度・20度の厳寒期を耐え抜くのですから、虫の卵も強いものです。


食用あわの試食

2008-12-05 12:48:25 | 食・レシピ

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今年は大粒の黄粟から選抜した中粒の黄粟を食用に栽培してみました。 食べるのは初めてですので試食してみました。

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炊き上がった粟飯。

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色や食感は黒蒸しひえに少し似ています。

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良く噛むと独特の甘みもあり、濃縮した穀物の味のするあわでした。少し塩を入れて炊くと更に食味がUPする感じがします。

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ついでにもちきびを食べました。 こちらはいつもの味ですね。