サイニック理論とは、オムロン創業者の立石一真氏が、科学・技術・社会が相互に作用しながら発展していることを元にして、1970年国際未来学会で発表した未来予測理論です。
パソコンやネットもまだ存在していない時代に良くここまで予測出来たなと驚愕するものがありますが、内容をザックリと説明すると以下の様になります。
1876年から工業社会の始まり。(第二次産業革命) 機械化社会→自動化社会→情報化社会と進んで、2005年からは最適化社会が始まります。2025年から自律社会、2033年から自然社会が始まると言う流れです。
原始社会から自律社会の完成までを社会進化の一周期と捉え、2033年には、人間社会の第二周期となる自然社会、人間の創造性と技術が自然のメカニズムと融和した形で到来すると予測しています。
今は2023年なので、2033年まではあと10年しか有りません。この間に、自律社会を実現して第一周期を無事に終え、第二周期である自然社会へと移行していく事が可能なのでしょうか?
日本国内を見れば、政治も経済もガタガタで、国民が重税に喘ぐ混乱社会で、とても再来年から自律社会(自分らしさの発揮と他者との協調が両立する社会)へと移行出来る要素が微塵も見られません。マイナンバーカードを普及させて管理社会へとまっしぐらに進んでいるからです。
このサイニック理論からは大きくずれているのが今の日本の舵取りです。では世界の動きはどうなのか?マスメディアでは決して報道されない世界の動きについて見てみる必要が有ります。