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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

そらちフットパスウォーク 6 長沼町 後編

2013-06-16 22:51:35 | フットパスウォーク & トレッキング
馬追自然の森ルート

 「馬追山」、「長官山」とルート内に小さいながらも二つの山頂を通過するコースはけっして容易いコースではなかった。しかし、あまり人の手が入っていない「馬追自然の森」のコースは心地良く歩くことができた。

 馬追山の山頂「瀞台」で休憩した後、私は登ってきたときとは反対の「馬追温泉」口を目ざして下りはじめた。一部に下草刈りが終わっていないところもあったが、おおむね気持ち良く下りることができた。

          
          ※ ちょっと鄙びた感のある「馬追温泉」の温泉宿です。

 やがてコースは道々3号線と交差する登山口に至る。そして道々3号線を100mほど歩いて「馬追温泉」の老舗温泉宿のところに至る。ここが「長官山」の登山口である。
 「馬追温泉」は鄙びた印象を受ける温泉宿であるが、「ながぬま温泉」と競合することになる。上手く棲み分けができているのだろうか?(余計なお世話か?)

 長官山も馬追山同様、高さ254mと小さな山である。それでも登山気分はちゃんと味わえた。林間トレッキングから始まり、徐々に高度を増していくにつれて傾斜がきつくなるというように…。山頂近くになると、小さいながらも二つ目の山とあって息切れもしだした。

          
          ※ 長官山に向かうトレッキングコースです。両脇の雑草を刈り取った跡が分かります。          

 そうしているうちに山頂に到達した。山頂でちょっとガッカリ。極彩色に塗られた展望台がお目見えしたのだ。展望台から見る長沼平野の眺望は良かったのだが…。同じ設置するなら周囲の風景に溶け込むような色遣いはできなかったものだろうか?

          
          ※ この色遣いをどう思いますか?好みは人それぞれですが…。

 ところで「長官山」という名前が面白いが、前述したように長官山は小さいながらも山頂に立つと眺望が素晴らしいが、1891年に渡辺千秋北海道庁長官(3代目)が、北海道内の視察を目的とした道内行脚を行うに際して、この山へ登頂し、当時はまだただの広い原野であった石狩平野の開拓構想を練ったことにちなんで名付けられたと山頂に説明板があった。

          
          ※ 長官も同じ景色を見たのだろうか?現代とは少し違いますか?

 マップでは山頂近くに「辻村もと子文学碑」が立っているという。山頂付近には何の案内もない。ただ、山頂付近から登ってきたルートと別に二か所の階段があった。「こちら!」と見当をつけ300mほど下ったがそれらしきものを発見することができなかった。もう一方も、と思ったが確証が得られないために断念した。是非ともしっかりした案内を設置してほしいものである。

 今回のルートでは、この他にも「馬追自然の森」のコミュニティセンターに下りるルート、「馬追自然の森」を出てゴール地点のながぬま温泉に至るルートも説明が不十分であったように思う。私のように町の地形に不案内な者も利用することを想定して、親切な案内をお願いしたいものである。

          
          ※ スタート&ゴール地点の「ながぬま温泉」近くにあった地域の鎮守「八幡神社」です。

 全長14.5kmと歩き応えのあるフットパスルートである。しかもコースの大半は「馬追自然の森」の遊歩道である。気持ち良く歩くことができた4時間だった。

《フットパスウォーク実施日 ‘13/06/12 距離14.5km》

※ 前編でお断りしたように私のうっかりミスで写真の少ないレポートとなってしまいました。


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