田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

“きたえ~る”にエールをおくる

2008-02-26 19:22:51 | 札幌(圏)探訪
 北海道立総合体育センター(通称:きたえ~る)は、昨年4月にその外観と内部の一部を見ただけで、アリーナを見る機会に恵まれていませんでした。
 今回、北海道フットサル選手権2008が開催されていると聞いて、施設見学を兼ねて観戦してみることにしました。

 “きたえ~る”は、「ちえりあ」や「エルプラザ」と同様、地下鉄駅と直結している点が特徴の一つです。
 地下鉄東豊線「豊平公園」駅を下車すると、そのまま地上に出ずに通路を通り体育センターに到達することができます。利用者にとっては雨や雪に煩わされることなくセンターを利用できることは嬉しいことに違いありません。

 センターのメインアリーナはなるほど大きな空間でした。
 バスケットボールやバレーボールでは4面が取れるとのこと。バドミントンだと実に16面で一斉に競技ができるようです。
 アリーナを取り囲むように約330mのランニングコースも備えています。
 
 北海道フットサル選手権2008は、少年団の部と一般の部が同時開催されていました。
 私は決勝トーナメント数試合を観戦しましたが、小学生でも全道レベルになるとその球さばきは鮮やかなものです。息子が少年団で活躍していた20年前のレベルからは格段に進歩しているように見え、日本のサッカーの底上げが進んでいることを感じさせました。
 一般の部の緊張感もなかなかでした。ゴールが小さいこともあって、グランドサッカーのような鮮やかなゴールシーンというのはなかなかなくて、一瞬の隙を突くようなゴールが目立ちました。(結局、一般は旭川勢が、少年団は札幌勢が優勝しました)

 ところで私がこの一年間“きたえ~る”になかなか足を運べなかった(運ばなかった)理由は、偏に魅力的なスポーツイベントが“きたえ~る”では行なわれなかったからです。(このことについてはもしかしたら事実誤認があるかもしれません)

 私は“きたえ~る”が北海道でも最高峰の施設設備を誇る体育センターとして、今回のフットサル選手権のような全道規模の大会をどんどん開催してほしいと思うのです。
 全道レベルの大会を各地で開催することも一つの見識ですが、道内で考えられる最高の施設設備の中で競わせるということも必要なことと思います。
 “きたえ~る”が北海道のスポーツマンにとって憧れの存在となるように関係者は努力されているのでしょうか。
 代々木体育館が全国のスポーツマンの憧れの存在であるように・・・。

 十分な条件と設備を兼ね備えていると思われる“きたえ~る”が、道内スポーツマンの憧れのセンターとして、北海道スポーツの聖地の地位を確立してほしいと強く願っています。


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2 コメント

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Unknown (きたえーるです。)
2008-03-02 12:55:44
初めまして。きたえーるで職員をしています。
きたえーるを取り上げて頂いて誠にありがとうございます。
赤い大文字でご指摘を受けた内容にお答え致します。
お話しのとおり、きたえーるは道内で最大の体育施設であり、旧中島体育センターの歴史を引き継いだ体育館です。道内の全てのスポーツ殿堂であるべきです。

しかし・・・。指定管理者制度をご存じかと思います。行政の大きなうねりの中で、現場にしわ寄せが来ています。
端的に言うと、スポーツだけでは体育館を維持出来ないのです。コンサートやイベントなどを適度に入れていかないと維持費が捻出出来ません。
維持費は北海道からの負担金が7割、残り3割を利用者の皆様からの料金で賄っています。利用率が悪かったり収益が少なくて皆様から頂く料金が予定より少なかった場合は、当職場が自己負担です。
とても大きな額です。
競技種目によっては、例年ご利用頂いてますので既に「聖地」として位置づけて頂いている団体もあります。
観戦頂いたフットサルも例年開催されています。


長々と書いて申し訳ありません。現場は精一杯頑張らせて頂いてるつもりです。(足りないところは多々あります・・・すいません)
お陰様で稼働率も90%近いです。
出来るならスポーツだけで運営したいと考える元スポーツ選手だった職員でした。今後ともお気づきの点がありましたら是非ご指摘ください。個人的にですが回答致します。
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丁寧なコメントありがとうございます (田舎おじさん)
2008-03-02 16:49:47
 真摯に、丁寧なコメントをいただき感激しています。ありがとうございました。
 指定管理者制度などという無粋な制度が日本の公共施設を襲っていますね。

 「きたえ~る」のような北海道が誇る施設までもその波に呑まれてしまっていることが残念でなりません。
 コンサートやスポーツ以外のイベントをしなければならないなんて、制度導入を決めた関係者はどう思っているんでしょうね。

 ただ現場を預かるきたえ~るさんはじめ、職員の方々にはぜひとも誇りを失うことなく、地道に北海道のスポーツの殿堂としての道を歩むべく努力をされますことを期待しています。

 私も蔭ながらエ~ルをおくらさせていただきます。
 3月のアジア卓球のチケットを先日購入してきたところです。

 コメント、本当にありがとうございました!
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