実は…、私はこの秋、生ごみの堆肥化に取り組んでいた。いわゆる「ダンボール箱生ごみ堆肥化法」という方法だ。ベランダでの堆肥化ということで躊躇したところもあったのだが、このほど無事に堆肥化を終え、関係所に届けることができた。
桑園交流NWでフラワープロジェクトを推進する立場として、桑園地区で「生ごみ堆肥化」に取り組むと聞いて、花壇に堆肥を利用させていただこうと考えていたので、堆肥の生成にも関わらねばならなくなった。
※ このようにダンボールをベランダの隅において生ごみ堆肥化作戦を実施しました。
8月下旬、関係所から堆肥化容器として多少加工されたダンボールと、基材となるピートモスともみがらくん炭を混合したものを受け取ってきた。
私の方では基材を撹拌するためのシャベルと温度計を用意した。
最初はこわごわ生ごみを基材の中に混入し、混ぜ合わせた。説明書によると生ごみが分解するときに熱が発生し30℃くらいになるとあったが、私の場合は20℃くらいにしたならない。関係所に問い合わすと、どうやら水分が少ないらしい。水分を加えることにより、分解がより促され温度計が30℃近くを指すようになった。
※ 発生した熱を逃がさないため、内側をタオルケットで覆ってから蓋をしました。
心配した悪臭はほとんど感じず、微かにカビのような匂いを感ずるだけだった。
毎日生ごみを投入し、基材を撹拌することを忘れなかった。
温度が下がり気味になると、廃食用油や砂糖など温度が上がりやすい材料を投入した。
こうして9~11月までの3ヶ月、ベランダでの「生ごみ堆肥化」に取り組んだ。11月になると気温も下がり、ダンボール内の温度も上がりにくくなったので生ごみの投入を止め、撹拌だけを続けた。
投入した生ごみは完全に分解され、跡形なく消えた状態だった。
※ 中には温度計と撹拌用のシャベルが…。生ごみは完全に姿を残していません。
12月に入って、関係所から「生ごみ堆肥化を終了し、堆肥を集める」との連絡が入ったので、12月3日関係所に運んだ。
担当者が私のダンボール内の堆肥を見て、「よく出来ていますね」と言われてホッとした。
この後、私たちが作った堆肥は、さらに寝かせて熟成させ来春の花壇や畑の堆肥として利用されるという。
今回初めて取り組んでみた「堆肥化」だが、私の中での評価は正直言ってまだ出ていない。それは妻からの賛同がまだ得られていないからだ…。
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