レポートとしてはちょっと古くなったが、ようやく春らしい陽気となった19日(月)、妻のリクエストに応えて厚田までちょこっとドライブを楽しんだ。
ドライブなどというがらではない。
そんな言葉が私の前から消えて久しい。
だけどこの日は特に目的があったわけではなく、妻が「厚田の朝市に行ってみたい」というリクエストに応えて早春のドライブと相成った。
このところの札幌の天候は毎日肌寒く、いっこうに春らしい陽気を感ずることができない。そんな中、19日は少しだけ春が顔を覗かせたような天候だった。
自宅から手稲に向かい、手稲から手稲石狩通りを石狩市に向かった。
最初に向かったのは石狩新港東埠頭にある「石狩新港朝市」だった。
時期が悪いのか、時間が遅かったからか(午前11時頃)、あたりは閑散とした状態で、2~3の店は開いていたものの妻が望むようなものはなかったようだ。
陽気に誘われてだろうか、埠頭岸壁には太公望たちが釣り竿を連ねていた。
石狩が駄目だったので、厚田に向かうことにした。
国道231号線は行き交う車も少なく、陽気も手伝いのんびりとしたドライブを楽しむことができた。
こじんまりした厚田の集落に入った。
こちらも厚田港で「厚田港朝市」が開かれていると聞いていた。
石狩新港よりはまとまった形でプレハブの店が並んでいた。閉めていた店もあったが、開いている店も5~6店あったようだ。
ここでも買い物は妻に任せ、私は港周辺を歩いた。
港によく見られるカモメを傍で見ると意外に大きいことに気付いた。栄養状態がよさそうだった。
海産物が好物の妻は嬉々として買い物を楽しみ、ホタテ、カレイ、タコなどを購入したようだった。
厚田まで来たのだからと、通称「恋人たちの聖地」と呼ばれている厚田公園の丘の上に上った。桂由美プロデュースの建物とその前には無数の鍵が取り付けられていた。果たして鍵を残したカップルはその後幸せになったのか?
「そんな時代もあったねぇ…」と言いつつも、「恋人たちの聖地」を後にした昔の若者カップルでした。
往復110km、長くもなく、短くもない、適度な春の日のドライブでした…。
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