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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

冬の石狩川河岸を遡る 12 前編

2016-03-11 16:37:09 | 冬の石狩川河岸遡行スノーシュートレッキング

於札内 ⇒ 砂川大橋  トレッキング月日 ’16/03/07

 前日に続いてのトレッキングである。私にとっては初めての二日連続のスノーシュートレッキングだった。多少の筋肉痛は残っていたが、前日とは違い、晴天だったこともあり、気持ちの良いトレッキングとなった。 

 朝起きてみると、前日来の雨は止み、青空が広がっていた。
 浦臼町休養村センターの食堂からは、石狩川から切り離された「鶴沼」が一望に見えたが、まだ一面氷に覆われた状態だった。氷が融けると絶景を眺めながら食事ができそうだ。

            
            ※ 休養村センターの食堂から見た「鶴沼」です。氷が融けると見事な眺めになりそう。

            
            ※ 「鶴沼公園」停留所のかわわい待合所です。

 バス停「鶴沼公園前」7時04分発の一番バスで、停留所4つ先の「11号線」まで移動し、そこから石狩川河岸を目ざしてのトレッキングを開始した。道路が切れたところでスノーシューを着け、7時55分、石狩川河岸に立った。

            
            ※ 前日、私が堤防の上の方から歩いてきた跡が残っていました。

            
            ※ 再び堤防を乗り越え、石狩川河岸に向かう私の足跡です。スノーシューは埋まっておりません。

            
 対岸の工場が8時に始業合図のサイレンが鳴ったところで、私も同時にスタートした。
 石狩川の流れは、見た目では穏やかである。しかし、流量は雪融け期に入り増しているようである
 天候はスカッと晴れた状態とは言い難かったが、穏やかな天候である。河岸のコースの状態も川岸近くには灌木が生えていたが、そこを少し離れると雪原が広がっていた。雪の状態も、まだ気温が上がっていないこともあり表面が薄く凍った状態で歩き易かった。

            
            ※ この日最初に見た石狩川の流れです。

            
            ※ 写真のように河岸近くも灌木などがなく、歩きやすい状態でした。

 スタートして間もなく、石狩川の流れの真ん中付近が白く凍っているのが見えた。川底が浅くなっていて流れが遅いために凍ってしまったと考えられる。

            
            ※ 石狩川は写真のように一部が凍結しているとこもありました。

 スタートして30分後に、この日最初の掘割りとなる「樺戸川」に遭遇した。樺戸川から石狩川に注ぐ流れは音を立てて勢いよく流れ込んでいた。雪融けが相当に進んでいるらしい。とてもとても渡れるような個所は見つからなかった。

            
            ※ 「樺戸川」の水は音をたてて、勢いよく石狩川に注いでいました。

            
            ※ これはもう本格的な流れで、どこにも渡れそうなところは見つかりませんでした。

 緩やかに造成された石狩川の堤防を上っていく。ときどき雲の間から太陽が顔を出し、それで作られた自分の影を写真に撮ったりしながら堤防上を目ざした。堤防の周辺はさすがに整備されていて、広い雪原が広がっていた。

            
            ※ 写真の右上、赤く見えるところが堤防上の川を乗り越えられるところです。

            
            ※ 堤防の上に向かって黙々と歩を進めます。

            
            ※ 食料など、けっこうな荷物を背負った私の影です。

 堤防上まで戻り、「樺戸川」を巻いたと思ったら、束の間、次は「高田五号線川」に遭遇した。マップでは小さな流れと思われたのだが、ここも渡れそうなところはなく堤防まで戻って迂回しなければならなかった。

            
            ※ 小さな流れと思われた「高田五号線川」もこの時期はけっこうな流れになっていました。

 前日来の両腿(大腿部)の痛みは残っていたものの、天候も穏やかで、誰にも会うことなく、石狩川河岸を一人淡々と歩きながら、私は心地良い気分に包まれていた。
 日常を離れ、誰に出会うこともなく、自ら立案したプロジェクトに没頭している、その一瞬一瞬が心地良いのだ。
 交流させていただいているsakagさん(坂口氏)が名言を生んだ。「孤独感は心地好いが、孤立感は侘しい」…。
 まさに孤独感は心地良い、けだし名言である。これからも孤独感を楽しみたい。



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