野次馬精神旺盛に札幌の街を徘徊する田舎おじさん(お爺)は、NHK札幌放送局に現れた人気番組「チコちゃんに叱られる!」の主人公「チコちゃん」に会いにゆき、チコちゃんに叱られてしまった!?
昨日午前、「チコちゃん」が札幌に来ると知って、たまあには孫娘孝行をしなくてはと思い、観覧を希望したところ運良く招待券が舞いこんだ。ところが孫娘たちはピアノコンクールに参加するとかで都合が悪くなり、お爺一人での参加となった。
イベントは公開録画ではなく、チコちゃん一人が来札し、札幌局の佐藤千佳アナウンサーとやりとりを交わす「チコちゃんに叱られる! 笑顔を届けるステージ in 札幌」と題して行われた。
会場は大画面が楽しめる「8K公開スタジオ」の奥にある「T-1スタジオ」で行われた。チコちゃんと佐藤アナのやり取りは脚本があったようで軽快に進行した。チコちゃんはその声からしておそらく番組に出演されている方が来札していたのではと思われる。
イベントの進行は番組と同じ形で進められた。チコちゃんが問題を提出して、会場に問いかけ、お決まりの「ボーっと生きんじゃねぇーよ!」の決めセリフの後に、チコちゃんが解答・解説するというスタイルだった。それではここで、昨日出された問題を提示しますので、諸兄もちょっと考えてください。
Q1.「殺菌・滅菌・抗菌・除菌の違いは?」
Q2.「なぜ子どもは “うんち” が好きなのか?」
Q3.「どうして北海道だけ “道” というのか?」
さあて、皆さんはこれらの問いに全て答えられるだろうか?時折り番組の「チコちゃんに叱られる!」を視聴しても、その問題のレベルの高さを実感していたが、今回の問題も簡単ではなかった。特に Q2は考えたこともなかった問題だった。
それでは解答編です。
Q1.「殺菌」は菌を殺すこと。「滅菌」は菌を滅ぼす(完全に)殺すこと。「抗菌」は菌の増殖を抑えること。「除菌」は菌を除くこと。と辞典をひくことで解答を導くことができる。
Q2.について、「子どもはうんちを自分の子どもと思っているから」との解答だった。この解答には専門家が登場して概ね次のように解説してくれた。「フロイトの『精神分析理論』によると、1歳半~4歳くらいの子どもたちは『肛門期』という発達段階にいるとされている。その時期の子どもたちは、便を出すと快感を感ずることを覚える。また、大人たちはうんちを汚いものとして捉えるが、子どもたちは自分の身体から生まれたものとして愛着を抱くとも言われている」との解説だった。
Q3.については、もともと日本には東海道、北陸道、山陽道などのように広い地域を表す言葉があり、それに倣って松浦武四郎が「北加伊道」と名付けたのだが、それを後に「北海道」と改めた。なお、明治当初北海道は函館県、札幌県、根室県と分かれていた時期もあったが、人口の少なさや行政上の不都合からわずか4年で北海道一つに統合されたという。
となんだか大人のお勉強の時間となってしまったが、参加した子どもたちにとっては楽しい時間だったのだろうか??大人たちは、番組でいつもチコちゃんから「ボーっと生きんじゃねぇーよ!」と罵られる岡村隆史さんのみじめな気分を味わったのであった…。
《北京冬季五輪寸評》
本日、正午過ぎに結果が決まったカーリング女子のロコ・ソラーレの大・大・大逆転劇には非常に興奮した。カーリング予選の第3戦は強豪のデンマーク戦だった。ロコ・ソラーレは、時には好ショットもあったが珍しくミスショットも目立ち、デンマークにリードを許す展開で最終の第10エンドを5対7と2点リードされて迎えた。その第10エンドも終始デンマークが良い形で進め、私は「これはもう無理」と思いテレビの前を離れリビングにはいなかった。するとしばらくすると中継を担当するアナウンサーが興奮した様子で叫んでいる。すると、なんとロコ・ソラーレが逆転勝利をしたというではないか!
信じられない思いでVTRを見て見ると、最終投擲者の藤沢五月選手はデンマークのサークル内にあったストーン2個をはじき出すダブルテイクアウトのスーパーショットで、ロコのストーン3個をサークル内に残して見事大・大・大逆転劇を演出した。
ここでデンマークに敗れると準決勝進出がかなり難しくなる状況だったが、まずはホッと一息である。今夜には世界選手権第2位のROCとの対戦が待っている。ここを突破すれば準決勝進出が見えてくるのだが、大いに期待したい。
その他の有望種目として今夜スピードスケートの男子500mとスキージャンプラージヒルが行われる。2種目ともハマれば金メダルも見えてくる。カーリングとともに注目して観戦したい。
3つの設問は、いずれも以前に放送されたものですが、覚えていないものですね……。
最近は、面白いと思った質疑は手帳に書き留めているのですが、そうでない古いものはなんとも。
ボーっと生きてます。
女子カーリング、デンマーク戦の中継があったことを知らずニュースで知りました。
その日のNHKでダイジェストを観ましたが、いやあ、奇跡的と言ってしまっては安っぽくなるくらい見事なショットでした。まるでリモコン!
それを踏まえてロシア戦を観ていると、5エンドだったか7エンドだったかでの逆転も、まるで当たり前のようにクールなものでした。もちろん、実際にはギリギリの狙いと精神力を振り絞っての結果なのでしょうけれども。
意外だったのは、田舎おじさん様が「これはもう無理とテレビの前を離れた」ことでしょうか。
最後まで見守っているものだとばかり思っていたのですが……。
カーリング、盛り上がっていますね。私もずーっと注視しているのですが、対デンマーク戦の最後の一投で相手ストーンを弾き出して3点をゲットするなんて、いや~興奮させられました。その後もロコ・ソラーレは快進撃を続けていますね。楽しませてくれます。
ところで対デンマーク戦の肝心の瞬間にテレビの前を離れていたという話。どうも私はひいきのチーム(選手)が苦境に陥っている時にはそれを直視できないことがあるんですね。これは真のスポーツ好きではない? そう言われても仕方ありませんなぁ。