田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

八重山諸島の旅を振り返る~旅する形

2015-02-20 21:59:14 | 道外の旅

 私は旅する形にこだわっている。旅する形とは、一言でいえば「セルフプロデュースの旅」に徹することである。妻と一緒の旅は別として、一人旅の場合はセルフプロデュースの旅にこだわってきた。その心とは? 

          
          ※ 竹富島は島全体が徹底して観光客向けにできている。写真の家も昔風の造りだが、普通に人が住んでいる家である。

 私が一人旅を計画する際、旅行会社等が発行する旅に関するパンフの類は一切見ない。
 私の中に誰かがお膳立てした旅程に乗って旅することを良しとしない気持ちがあるのだ。
 自分が行きたいところ、自分が見たいところ、自分が体験したいことを、自分自身の手で計画し、準備し、実施することにこだわりたいのだ。

 旅行会社の企画に乗って旅を楽しんでいる人には申し訳ないのだが、いいとこ取りしたように名所旧跡を次々と訪れるだけの旅にはどうしても馴染めないところがある。

 今回の場合、私はいつものように寒さを逃れ、南の島を旅したいと思った。
 そう思ったとき、幾多の思い出が詰まっている6年前の八重山諸島の旅が思い出された。「そうだ!あの時の旅で行けなかった島へ行ってみたい」という思いが浮かび上がった。

          
          ※ 郵便局もご覧のとおり、景観を壊さぬよう民家と同じような体裁を施しています。

 行くところが決定したら、交通手段と宿の手配である。
 私の旅はまた、リーズナブルな旅を志向する。交通手段と宿については別途項を起こして述べるつもりだが、私は旅に優雅さなどは求めない。できるだけ少ない費用で、できるだけ多くの日数を旅に充てたいと思っている。妻と一緒の場合はそうはいかないが…。
 今回の旅で私が費やした交通費と宿泊費を披瀝すると…。
 交通費(飛行機代)29,050円、宿泊費(6泊)32,739円、合計で61,789円だった。

 ところが安いと思っていた私の旅の費用だが、旅行会社もさすがにプロである。
 私は帰途、札幌駅構内に事務所を構える旅行代理店の棚からパンフをいただいてきた。
 それを見てみると、JALパックで飛行機とホテルがセットになったもので、4泊5日の旅程のものが、私と同じ時期で63,800円と出ていた。それほど違わないのである。(このパックの場合はいわゆるスケルトンツアーで、現地での行動はそれぞれが考えるというツアーであるから、私の旅の形に近い。私が6年前に八重山諸島を旅したときはまだLCCが就航前だったこともあり、1泊8日というスケルトンツアーを利用した)

          
          ※ 竹富島名物の水牛車で集落内を巡る観光客です。道の両側の石積みの塀がずーっと続いています。

 日数的には私の方が多いが、費用的にはけっして私の旅の形がリーズナブルである胸を張って言えるほどではないことも事実だ。
 ただ、全てを自分の手で行うところに、私自身は意味を見出しているつもりである。
 現地の事情に疎い。旅のプロでもない。そんな私が自分でプロデュースするのだから、無駄や齟齬が多いことも事実だ。そうしたことは織り込み済みで、私は私の旅する形に固執する。
 そのことが、旅を豊かにしてくれる形だと信じて…。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。