以前、映画「不都合な真実」を観たとき、字幕の展開が速く、「十分に理解ができなかったなぁ」という思いが残っていました。(年齢でしょうか・・・)
今回、映画「不都合な真実」の上映をメインとする「エコトーク映画会」が札幌市生涯学習センター(愛称:ちえりあ)で行なわれると聞き、参加してきました。
「ちえりあ」は、地下鉄「宮の沢」駅と直結していて、戸外に出ずにそのままセンターに直行できるところは素晴らしいのですが、私が住む中央区からは少々遠いのが難点です。
今回のエコトーク映画会の構成は、
① 小林三樹藤女子大学教授のエコトーク
② 映画「不都合な真実」上映
③ 北海道環境財団が募集した「もったいない川柳」の発表会
の三部構成でした。
小林教授は、「自然環境論」などが専門の方ですが、15分間という短い時間の中で、専門的な立場から現在の地球環境がいかに危機に瀕しているかを強調されました。
一方、「もったいない川柳」ですが、素人の私が評するのはおこがましいことですが、川柳としてのレベルはイマイチなのかな?と思いましたが・・・。今後、市民の意識の高まりとともに、川柳のレベルも向上していくのではと思われます。
さてメインの映画「不都合な真実」です。
ゴア元米国副大統領がナビゲート役となって提示される地球環境の不都合な真実は何度観ても衝撃的に迫ってきます。映像の効用と怖さを実感します。
映画を観た世界中の多くの人たちを震撼させ、ノーベル賞選考委員たちをも振り返させる力がある内容だと思います。
ところで、7月に開催される洞爺湖サミットは、環境・気候変動問題が主要なテーマの一つだということですが、映画「不都合な真実」が提示している事象について各国首脳はしっかりと振り返り、真摯な議論をしてくれるでしょうか?
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など、まだ見てもいない不都合な映画について、馬鹿な脳細胞を活用しつつ、貴重なエネルギー源の糖分を補給し、消費しなくてはならない愚かな行為を繰り返しています。これこそ省エネの反対をいくものですね。
洞爺湖サミットの成功と温暖化問題の解決のための合意が得られることへの祈りに、エネルギーを振り向けたいと思います。失礼しました。
やはり講演のように滔々とまくし立てられる言葉を字幕に落としていくとどうしても沢山の言葉を使わざるを得ないのかもしれません。
しかし、本文では書くのを控えたのですが、各国首脳のこの問題に対するコメントを見ると、やはり「国益」ということが前面に出ていることが気になります。
それぞれの国民の生活に責任を持っているのが首脳ですから、わからないわけではありませんが、国益以上に、地球益、人類益を論ずる首脳が出現してこないものですかねぇ・・・。
しかし、先生の言うように「国益」を考えると問題が複雑化してまいますね。
人間とは欲深く勝手な動物でしょうが、この映画をもとに、各国のリーダーが真摯な議論と未来への舵取りをしっかりしてもらえるようなサミットであって欲しいと感じました。そして、私自身もエコに努めたいと思います。
でも他人(指導者)任せばかりじゃいけないんでしょうね。
おじゃま虫さんが言うように、私たち庶民一人ひとりが実践し、声を上げていくことが、いつかは大きな声となり、指導者を動かす力にもなることを認識し、自覚しなければならないんですよね。
私も気をつけたいと思います。