札幌の夏の一夜の風物詩(?)「カルチャーナイト」が3年ぶりに開催された。私は「かでる2・7」で行われた楽器演奏や合唱、さらにはピエロなどによるパフォーマンスショーを楽しんだ。
「毎年夏、札幌市内全域の公共・文化施設、企業施設を一日だけ特別に夜間開放する」イベント「カルチャーナイト」が一昨日(7月22日)夜に開催された。
私はこれまでもこの催しをとても楽しみにしていて、毎年プログラムを睨み、時間との兼ね合いを測りながらあちこちと巡って歩く計画を立てて、楽しんでいた。しかし、今年は早くから「かでる2・7」に腰を据えて楽しもうと計画していた。それは私から見て魅力的なプログラムが組み合わさっていたからだ。そのプログラムとは…。
〈1〉 サックス四重奏団の演奏(18:00~18:30)
〈2〉ピエロとジャグラーによるパフォーマンスショー(19:00~19:50)
〈3〉ダンディー・フォーの男声合唱(20:20~20:50)
となかなか楽しみな組み合わせだった。
それぞれに短評を加えると、〈1〉のサックス四重奏団は留萌管内からわざわざ遠征して演奏を聴かせてくれた。メンバーは女性3人と男性1人という構成だったが、遠征してまで演奏するだけの力量を感じさせてくれる実力の持ち主と思えた。ちなみに演奏した曲目は、①映画「ララランド」より「アナザー・ディ・オブ・サン」、②映画「アラジン」より「フレンド・ライク・ミー」、③「千と千尋の神隠し」メドレー、④「人生のメリーゴーランド」、⑤映画「美女と野獣」より「ビー・アワー・ゲスト」、アンコールとして映画「レ・ミゼラブル」より「民衆の歌」、と映画音楽を主として演奏するグループのようだった。
〈2〉のピエロとジャグラーのパフォーマンスは、先に女性のジャグラー・Hanaedaさんがさまざまな道具を使ってのジャグリングを披露してくれた。また後半はピエロの衣装を身に付けたTeTeさんがやはり様々な芸を披露してくれたが、Hanaedaさんとは違いおしゃべりは一切なく、全てをパントマイムで演技し続けた。二人のパフォーマンスには特に子どもたちが夢中になって目を輝かせていたのが印象的だった。
最後の〈3〉ダンディー・フォーは、市内でサラリーマンを卒業した70~80代(一人だけ50代後半)の男性5人のグループだった。“フォー(4)” 謳いながらなぜ5人?という問いには、テナー担当が3名いて、曲によってその中から2人がトップテナーとセカンドテナーを担当するとのことだった。披露した曲は、①青い山脈、②カルチャーナイトテーマソング、③ボーイズ・ビー・アンビシャス、④女ひとり、⑤いい湯だな、⑥別れた人と、⑦オランダ坂、⑧コンサドーレ応援歌 & ファイターズ応援歌、⑨好きです札幌、アンコールで⑩ふるさと、を歌い終幕となった。なお、曲中の③から⑦までは彼らが慕っているダークダックスが発表した「日本の歌」シリーズの曲である。高齢とはいえ、いつも人前で歌声を披露している方々である。5人がいずれも美声の持ち主であった。
以上、肩の凝らないプログラムで大いに楽しませてもらったカルチャーナイトの夜だった。
夜遊びの出来ないお年頃でしょうか……?
う~ん。来年もあるいは?でしょうか。
愛妻家のしろまめさんは、来年も「早く、おうちに帰ろう」となってしまうんじゃないですかね?