田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

MUSICAL KNOCK KNOCK!

2024-03-29 12:04:32 | ステージ & エンターテイメント
 う~ん、演じている学生たちはすご~く一生懸命演じているのだが…。 どうしてもアマチュアの甘さが出ていたかなぁ…。それにしても本格的なミュージカルを創るのは大変な営みであることを痛感させられた。
     
 少し時間が経ってしまったが、まとめるのに少し時間がかかってしまった。
3月23日(土)午前11時からかでるホールにおいて「北大ミュージカルサークルハルニレ」の第4回公演が行われ観劇させてもらった。
 本格的な舞台設営、照明、音響を備えたステージを無料で公開してくれるとは…。きっとキャストやスタッフの方々、そして彼らを支えた関係者の方々の懸命な努力で実現したステージだったのだと推測した。ありがとう!
 今回のステージ「KNOCK KNOCK!」は、帯広の高校生が自分たちの“今を変えていきたい”との思いから自らの心の扉をノックして、音楽と共に夢見た景色へ飛び立とう!というテーマのミュージカルである。脚本、演出、挿入歌の作曲、舞台製作、照明、音響、etc.…、全て学生の手による完全な自主制作の舞台であり、演出時間2時間30分になる大作だった。
 考えてみると(考えなくとも)ミュージカルは音楽(歌)あり、劇(セリフ)あり、舞台製作あり、音響・照明効果あり、etc.と総合芸術の極と云っても良い作品である。その総合芸術に一大学サークルが挑むというのだから、それだけ考えても大変なことである。

    
     ※ 写真は彼らのHPから拝借したのだが、この写真は今回の舞台のものではないようです。

 さて、その舞台だが前述したように「ややアマチュアとしての甘さが出てしまったかなぁ…」というのが私の正直な感想である。
 まずキャストであるが、主役を担った三人の女子高校生役だが少ないサークル員の中から選出しなくてはならないことから「仕方がなかったのかなぁ」とは思うのだが…。
 他のキャストたちも北大に入るくらいだから高校時代は勉強に熱中(?)していた彼らにとって、いわゆる今風の若者を演じるにはどうしても役になりきれないものを感じながらの演技だったように感じたのは私だけだったろうか?
 また、スタッフの動きの中で残念だったのは、マイクスイッチャー(などという名称はあるのかな?)のタイミングが時折りずれてしまったところだ。セリフの途中からマイク音声が入るのはかなりまずかったのではないか?
 と粗探しばかりしてしまった感があるが、良いとこもたくさんあった。キャストではムギ役の方の歌唱力が素晴らしかったし、ビジュアル的にもミュージカルスターとしての素質を感じることができた一人だったし、他にも脇役で光っていたキャストも何人か目に付いた。
 また、スタッフの方々も目に見えないところでステージを支えていたことを随所に感ずることができた。
 ミュージカル、というと私は直ぐに「劇団四季」を想い出してしまい、それとの比較をどうしてもしてしまう。しかし、比較することそれ自体がまったく意味のないことなのかもしれない。「劇団四季」はいわば我が国で最も優れた力のあるミュージカル劇団である。彼らと比較すること自体が失礼なことなのに…。

     
      ※ こちらは今回の舞台のエンディングのシーンです。

 そんなこんながありながら、最後は感動のステージをステージ上と観客席で共有することができたのは素晴らしかった。
 彼ら北大ミュージカルサークルハルニレの第5回公演も期待しながら待ちたいと思っている。感動をありがとう!北大ミュージカルサークルハルニレ!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。