AKira Manabe ブンブン日記

enjoy eating fun to cooking

ギャップを越えろ

2011-01-30 03:07:44 | Weblog
誰の心の中にももっとも深く根ざしている願望は、自分の本当の価値を認めてもらいたいということです。他人の価値を認めなさい。そうそればあなたも認めてもらえます。
(マーフィー)



◆◆進化しなくっちゃいけないわけは…

今日は、昔繁盛していた有名店に行ってみました。

お昼に伺うとお客さまはピーク時間にもかかわらず、私を入れて四組ほどしか来店していませんでした。


メニューは追加追加で、すごく複雑で、何が一番の“売り”なのかがわかりません。

今の時代に合わせたのか、期間限定と銘打っての無策な割引セールメニュー。


美味しさやこだわりが、売りだったのに、出てきた商品は、昔のスタイルのまま…テーブルには今でも灰皿が置かれ、禁煙が進んでいる時代を反映していません。


スタッフは、テーブルを見るでもなく、デシャップの前で、私語に熱中しています。時折キッチンの中をしきりに気にしてますが、テーブルには気が回らないようです。まったくテーブルを見ない。


私は飲み物がなく困りました。


店長らしき人は、ホールにはいません。

裏にでも入り事務仕事でもしているのでしょうか。

昔はあった覇気が、今はなくなっていました。

出てきた料理は、昔と変わらず美味しかったです。

ただ進化はしていません。昔のままです。


あっ!店長らしき人がキッチンから出てきた…

しかしテーブルを見ようとしてない。

覇気がない表情で、デシャップに立ってるだけだ。

ここはご飯がお代わり自由なはず…声かけてくれないと頼めないよ。店長さん。

私は、お代わりも頼まず、喉がカラカラでお店を後にしました。




お店が錆びる(さびる)とは、このような状態を言うのだなと思いました。


レストランとは、空腹を満たすだけに訪れるのではありません。エサを食べに来ているのでもありません。

今、松山はナショナルチェーンに市場を取られ、地元のお店は頑張らないとやられてしまいます。

こんな調子なら、ナショナルチェーンに行くでしょうね。


大企業vs地元企業

ではなく。

我々の戦いは、フォーマットvsヒューマンパワー、すなわち人なのです。



◆◆我が振り直せ

「人のこと言ってる場合か!お前の店はどうなんだ!」

と怒られそうですが、確かに、その通り。

これは批評ではなく、ベンチマークなのでお許しください。


私はベンチマークに繁盛店にも行きますが、昔は繁盛していたがいまはちょっとと言われるお店にもベンチマークに行きます。


何故なら…


そこには、“私たちのひとつの未来”があるからです。


「やってはいけない」ことがそこにはあります。


「やらなければいけない」ことがはっきりと見えます。


スタッフの皆さん!マルブンは、どうですか?

少しでも、上記のようになっていたら、未来はこの店と同じ姿になります。

飲食店は、企業の規模は関係なく、お店vsお店の対決です。

フォーマットなんかに負けてたまるか!ですよ。



◆◆なぜ満足をあげないといけないのか

今日伺ったお店は、昔は繁盛店でした。

今日は接客もよくなかったですが、二度と行かないというようなレベルではありません。商品は昔と変わらず美味しかったです。


ではなぜ、土曜のお昼にガラガラなのでしょうか。。。


答えは簡単!


お客さまのニーズや要求は、年々上がっています。

もっといいものを、もっと安く買いたいという欲求は、誰もがわかる今の大きなニーズです。


このお店は、繁盛していた数年前から現状維持なのです。


お客さまの要求は上がっているのに、お店は現状維持。

お客さまが求める満足とのギャップ(開き)はドンドン広がっていきます。


結果…リピーターが減り、客数が減少する結果になります。

このギャップを越える進化をしないと市場からは、退場しければなりません。


「え~~~大変だ」
と思うかも知れませんが、成熟社会だからこその宿命です。


上を上を上を目指そうぜ!

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