AKira Manabe ブンブン日記

enjoy eating fun to cooking

理念と経営12月号通信3

2007-12-28 13:01:20 | Weblog
◆◆今週の言葉

創業以来初の赤字決算になりかけた。

会長として残った父に、出版事業の停止、京都と東京以外の店舗の閉鎖などを提案した。

ところが一蹴されてしまう。

「這いずりまわって、売ればいいんや」と、“売り買いの鬼”は言い放った。

いままでの企業形態を維持しつつ、がんばるしかない。

それは、逃げてはいけない、立ち向かうことでしか
道は開けないという、経営者としての基本姿勢を問われたも同然であった。

★関連記事は、月刊「理念と経営」12月号に記載されています。
(42~49ページ 「企業事例研究2・株式会社思文閣」)
★社長の感想
会長は逃げるのではなく、前を向いて攻めの気持ちで経営しなさいと言うことを言葉を通して社長に教えたんだと思います。経営者は目の前の現実から逃げることができません。厳しい話ですが現実の話です。いい話ですね。


◆◆オンリーワン経営

今回のオンリーワン経営は、「独自発想」と「非常識戦略」を駆使し、危機を乗り切った、ある企業の成功を考察します。

ご紹介する企業は、京都府にある「男前豆腐店」です。

私達の生活の中で、たいへん親しみのある食べものである豆腐。
ところが、この豆腐の消費量は年々減少傾向にあります。

また最近では、市場全体が価格競争に巻き込まれ、なんと一丁が38円の豆腐も見かけるようになりました。

豆腐メーカーは作れば作るほど業績が悪化、倒産する企業が増加しています。

社長の伊藤信吾氏は、なぜこれほど豆腐屋が儲からないのか、なぜ豆腐は人気がないのか、考えました。

「もう、消費者は安いだけの豆腐にうんざりしている。
安い豆腐に未来はない。
誰もが驚く、おいしい豆腐を提供するしかない」

そして辿りついた結論が、「本格的な豆腐づくり」でした。

基本戦略は、「独自発想」と「非常識戦略」です。

他社の真似はしない、業界の常識に捉われないという、意思表示でしょう。

豆腐業界への挑戦です。

そして試行錯誤した末に生み出した商品が、男前豆腐店の主力商品でもある、「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」です。

細長い楕円形パッケージに、原料は北海道産大豆100パーセント使用。

北海道産大豆ならではの甘みを引き出すとともに豆腐本来の濃厚な味わいを実現。

単価が250円~300円とやや高めですが、しかし、この豆腐が売れているのです。

伊藤社長の信条は、次のとおり。

1.本物の味を追求し、価格以上のおいしさを提供する
2.奇抜な商品名とデザインで注目を集める
3.インターネットで、消費者の反応を日々チェックする

大切なことは、「どうすれば売れるか」ではなく、「どうしたら喜んで買ってもらえるか」という
視点に立つことです。

そして、お客様の身になって考えることです。

耳を傾けなければならないのは、消費者の声であり、決して、業界の声ではありません。

「独自発想」と「非常識戦略」で、オンリーワンを目指しましょう!

★関連記事は、月刊「理念と経営」12月号に掲載されています。
(50~51ページ「オンリーワン経営」)
★社長の感想
本を読んでスーパーにすぐに豆腐を買いに行きました。
食べてみてびっくりでした。本当に味が濃くて大豆の味がしっかりしています。
豆腐と言うより豆腐のムースみたいでしたよ。
食べてみるまでは、変な名前から正直色物かな?と思ってました。
皆さんも一度食してみてください。いい商品は理念を感じますよ。

最新の画像もっと見る