AKira Manabe ブンブン日記

enjoy eating fun to cooking

地域の4人のカリスマリーダー達

2006-02-24 23:33:05 | Weblog
今日は道後のメルパルクホールで、
「トークバトル・地域の自立とは何か」
~地域アントレプレナーが四国の地域づくりを統括する~
というフォーラムに参加してきました。

なぜ!飲食業のオーナーがと申しますと・・・・
我社の野菜を作っていただいている、ちろりん農園の西川さんからのすすめでした。

4人のアントレプレナーとは

■夕日で有名な双海町の若松さん。

■からりをつくられた、内子町の森本さん

■”ごっくん馬路村”のゆずジュースで有名な、高知県JA馬路村の東谷さん

■葉っぱをビジネスにした、徳島県上勝町の横石さん

若松さんは、元役場の課長さんで、双海町の若者が、故郷を誇りに思えないことに嘆き、夕日を資源に”本物とまごころ”をキーワードに抜群の演出力で、年間50万人もお客さまを双海に呼ばれています。現在は退職され、人間牧場という施設を自費で作り、人づくりをされています。

森本さんは、内子のからりの仕組みづくりをされた方で、農家からのジャストオンタイムでの商品管理の仕組みをつくられた方です。今はJAを退職され、自分自身が農家に転身され、次世代の若者の農業指導をされています。

東谷さんは、人口1200人の高知県馬路村で、名産のゆずをジュースなどの加工食品にかえて、今では年間31億円の収益を上られています。すごいですね。
”ごっくん馬路村”というジュースは決しておいしくないです。東谷さん曰く、これは味を売っているのではなく、馬路村の風味を売っているのだと仰っておられました。なるほど!しかし一本115円で31億円ですよ。

横石さんは、徳島県上勝町の第三セクターで、おばあちゃん達と、高級料亭などに飾り用の葉っぱでビジネスをされています。年商2億5000万円だそうです。
葉っぱですよ。葉っぱ!横石さんも葉っぱを売っているのではない、上勝という場を、それが必要なシーンに対して売っているのですと言ってました。

それぞれ成功されているわけですが、共通点は地域を何とかしたいという思いを持っているということです。資源も何もないと嘆くのではなく、あるものを活用しています。問題意識が志にまで昇華して地域の人の心を動かして、成功を収めています。
これは会社経営、人生経営にも通ずるものであると思いました。

『志とは、人に話すと笑われてこそ本物である』と言われますが、皆さんそれぞれ

夕日なんて日本どこにでもあるじゃないか。
葉っぱを売るなんて、きつねかタヌキにでもなるつもりか。
などと笑われているのです。それでも問題意識から逃げないでやり続けたのです。
もう一つ、この4名に共通するのは、ITを使った仕組みをつくっているということです。
上勝では、80歳のおばあちゃんが、パソコンで今日の市場の価格状況を見て、どこに商品を送るか考えているそうです。80ですよ!80!
仕組みを作って、仕事のやり方を変えているのです。

最後に若松さんが言われました。

『私は、町を愛し、町の為、町を正しいところへ導くこと』をやってきた。

私も、愛する社員の為、そんなみんなが働く会社の為、正しいところへ導く事が、私の仕事であると改めて決意した一日でした。

今日は企業経営にとって、たくさんのヒントをいただきました。

志は高く、日々は一歩一歩を大切に、あせらず、あわてず頑張るマン!


今晩は、西川さんが秘密基地にお泊りです。





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