AKira Manabe ブンブン日記

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新春経営者セミナー東京大会

2010-01-21 00:38:46 | Weblog
◆◆新春経営者セミナー東京大会 初日

大会テーマ

【人生も経営も修行である】
~勇気と挑戦~

今日は、お台場に場所を移動して、新春セミナーに参加しました。

今年のテーマは、【人生も経営も修行である】


◆◆生き神様に出会う

基調講演は、理念と経営1月号で、ワタミの渡邉社長と対談している、慈眼寺住職の塩沼亮潤さん。

この方は、1300年の歴史の中で、たった二人しか達成しえなかった大峯千日回峰行を1991年から初めて、1999年に満行され、大阿闍梨という、いわば生き仏様となられた方です。

後光があることを感じさせる素晴らしい方でしたよ。
これだけでも「来てよかった」と思える内容でした。


◆仏教の教え

塩沼先生が教えてくれたことは、三つの人生の基本でした。

1)ありがとう
2)すみません
3)はい

この三つをきちんと言えることが大切ですと教えていただきました。

簡単でしょ。私もすぐにはじめます。意識することが大事だからね。



◆◆遺伝子のスイッチオン

次の基調講演は、遺伝子のゲノムで有名な筑波大学名誉教授 村上和雄先生でした。

村上先生は、笑いと遺伝子の研究をしており、吉本興業さんに協力してもらい、研究を重ねられています。

先生の研究の中で、糖尿病患者に、大学の先生の講義(つまらない)を受けてもらったあとと、B&Bの漫才を聞いたあとで血糖値を測ったところ、漫才のほうが信じれないくらい改善した数値が出ていたんだそうです。

将来は薬を飲むのではなく、笑いが治療になるとお話しされていました。
笑いが糖尿病患者の自然治癒力アップの遺伝子のスイッチをオンにしたんですね。


また・・・
人間という生きものは、逆境を受け入れたとき成長する、遺伝子のスイッチがオンするからだと話されていました。


確かに…私も小松で店をオープンしたとき、人も居ない、お金もない、お客さまも居ないというなかで、しかもイタリア料理なんて知らないという環境でした。

一見するとないない尽くしのように思えますが、「これまでやってきたことを全部捨てよう」と思い立ったとき。

「私の技術でお客さまが食べたいものを考えよう」
「歴史がある」
「一緒に働いてくれる家族やパートさんが居る」

とできることが、心からドバァ~と沸いてきました。

人は追い込められないとわからない、見えないことがあることを知りました。



◆◆経営の神様の言葉

本日、最後の講師は、四代目松下電器産業社長の谷井さん(現パナソニック相談役)のお話でした。

松下翁の話は、大好きでいろいろな機会で学ばせていただいていますが、


松下翁は人を生かす天才だと、今回も感じました。

超凡人の私は松下翁のように経営することはできませんが、目指すべき経営者像としてベンチマークし続けたいと思います。



◆◆さすが田舞さん

正直言うと…こんな厳しい経営環境のなか、三日間も日程をとるのは違うだろうと、内心思っていました。

しかし…そんな思いが初日の講演を聞き、ぶっ飛びました。


今までの新春セミナーの中で、いちばん素晴らしい内容でした。



さすが、田舞さんです。



経営の師と仰ぎながら、疑念をもってしまった私の小ささに、正直申し訳ない気持ちになりました。とほほ。


こんな厳しい経営環境だからこそ!

狭くなった視点や小さな枠組みを広げるために学ぶ。


新たな気づきをいただきました。


田舞さん、ありがとうございました。



会社を守ってくれている、幹部や社員、パートナーさんのためにも、残り二日間、気合いを入れて学んできます。