AKira Manabe ブンブン日記

enjoy eating fun to cooking

デフレスパイラル

2010-01-06 00:49:56 | Weblog
◆◆店舗会議

今日は三番町店の店舗会議でした。

厳しい街中という環境の中をよく頑張ってくれています。

個人個人の能力も上がってきました。

今は効率性より、効果性のほうが大切ですから、効果性、すなわち!お客さま満足を意識して頑張ってくださいね。


ところで…
今は、デフレスパイラルという環境にありますが、デフレスパイラルというのは何か知っていますか?


私の知り合いがメルマガでわかりやすくまとめていましたから、転記させてもらいます。



◆◆デフレスパイラル

(ハタ コンサルタント株式会社の降籏社長メルマガより転記)


■年末年始にテレビや新聞に「デフレスパイラル」ということばをよく耳にしました。

わかっているようでわかりにくいことばですが、どのような意味でしょうか。


■2009年4~6月の需給ギャップ(需要と供給の差)はマイナス40兆円(供給過多)、同じ年の7~9月の需給ギャップは、マイナス35兆円で統計を取りだした1980年以降最悪の数値です。


つまり作っても売れない。


売れないから値段を下げる…の繰り返しです。


■例えば、建設会社に勤務するAさんは昼食を外食しています。


最近給料が上がらないし、賞与もカットされているので、奥さんから小遣いを減らされました。


そこで、これまで800円の昼定食を食べていたのですが、600円のものに変えました。


もしもみんなが同じように考えたとすると、この食堂は売り上げは、約20%ダウンしてしまいます。


■食堂は、売上が減っても、なんとか利益をだそうと、仕入先に原価ダウンを要求します。


仕入先はしぶしぶ要求をのみますが、そのままでは経営が成り立たないので、生産者に、原価ダウンを要求します。


そして原価ダウンを要求するとともに、社員の給与ダウンも実施します。



■仕入先に勤務している人や、生産者は、給料が減り生活に余裕がなくなります。


彼らの中には、古くなったお風呂をリフォームする計画の人もいましたが、数年先まで伸ばそうと考えます。


その結果、建設会社に勤務するAさんの会社の売上がさらに下がるのです。


そしてAさんの昼食代はさらに減っていくのです。



■このように値下げが次々に伝播することを、デフレスパイラルと言います。


では、このスパイラルからどうすれば逃れられるのでしょうか。



■基本的にはお金を使うことが大切です。

ただし、何に使うかが重要です。


1)消費でなく投資を行う

こんな時こそ、将来のために投資をしましょう。

消費にお金を使うと、その名の通り、費やして消えていきますが、投資にお金を使うと、資産が残ります。

1.自らの向上のため教育に投資する

資格を所得する。講演会に行く。本を買う。見聞を広めるための旅行をする。


2.自らの健康に投資する
体力づくり。健康診断。いい食べ物を食べる。

3.仲間づくりに投資する

掃除の会の運営。異業種交流会への参加。

4.人に投資する

人材育成。人材採用。人材活用に費用をかける。


2)高品質・高価格のものを消費する(可能な限り国産品)

高品質高価格のものを消費すると、その価値が長く残り、消費者にとって結局は得になります。
また生産者も、良いものを作れば、高くても売れるようになるので、品質を上げようと必死になって考えます。


1.使い捨てを買わずに長持ちするものを買う。

安かろう、悪かろうのものを買わない。
良い品質のものを見極める目を身につける。


■上記1)、2)はいずれも将来の種を蒔くことになります。

種はきちんと水や肥料をやり続けることで、必ず根を張り、芽を出し、花を咲かせ、実をつけます。


2010年は将来の種を蒔く1年にしたいものです。



◆◆質を上げる

デフレスパイラルについてはわかりましたか。


低価格のお店が増えるわけです。


ただ…経営でこれができるのは大企業の話です。


我々、中小零細企業が低価格に走ってはいけません。

大企業とは、圧倒的に仕入れする力(バイイングパワー)と資金力が違いますからね。


私たちがやらなければいけないことは、お客さま満足を高めることです。

どれくらい高めるかというと、同業他社と比べて圧倒的差がつくまで高めます。


今朝の三番町店の店舗会議で、猪谷店長がいいことを言ってました。


「先日いただいたお客さまからのお手紙を読んで感じたことですが、私たちはお手紙をいただいたお客さまに、特別なサプライズをしたわけではなく、普通にお名前を覚えてあげたり、ご挨拶をしたりしてるだけなんです。もしかしたら…私たちが普通だと思ってやっていることが、周りの店と比べると普通ではないのかも知れませんね」


今は、コミュニケーションが希薄な時代ですから、ありえる話です。


マルブンは、これまでどおり、マルブンらしく、やりましょう。